レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地激震

2012年05月18日 00時04分01秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地激震」
原題:黄飛鴻系列之一大宗師/MARTIAL ARTS MASTER WONG FEI HUNG
1992年 香港 88分
■監督:
 李超(リー・チャオ)
■出演:
 錢嘉樂(チン・カーロッ)
 林正英(ラム・チェイイン)
 呉雪雯(ジャクリーン・ン)
 關海山(クァン・ホイサン)

●あらすじ
『酔拳2』のチン・カーロッと『霊幻道士』のラム・チェンインが共演する香港アクション。
ウォン・チーインの後継者・フェイフォンは、かつてチーインに破門された柳生十兵衛に出会う。
そのことを逆恨みしていた柳生十兵衛はフェイフォンに決闘を挑む。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ケイインを北京語で言うとチーインになるのかね?
本作の黄飛鴻はジェットみたいな高潔なキャラではない。
冒頭から博打をやって、気に入らないことがあると大暴れと、まるでチンピラそのもの。
ここまでくずした黄飛鴻は、どちらかと言うとジャッキーの「酔拳」に近いかも。
主演の錢嘉樂はどう見ても悪役の方が似合いそうな顔で、中々黄飛鴻には見えない。
敵役の林正英は変な日本人役だが、動きは流石の一言。
そう言えば役名が柳生十兵衛になっているが、他のを見ると京都十兵衛になっている。
恐らく京都十兵衛が正解で、DVD化にあたって柳生十兵衛に変えたんだろうな。
しかし京都十兵衛って凄い名前だな。
ストーリーの方もいい加減の極みで、外人商工会と散々絡んでおきながら、最後は放置して終わり!
とまあかなりレレレ行きな作品で正直迷ったんだけど、こっちに書いてしまいました。
俺今年レレレ書けるかなあ?
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/鬼脚

2012年05月14日 23時52分16秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/鬼脚」
原題:黄飛鴻之鬼脚七/Kick Boxer
1993年 香港 98分
■監督:
 午馬(ウー・マ)
■出演:
 元彪(ユン・ピョウ)
 午馬(ウー・マ)
 元華(ユン・ワー)
 任世官(ヤン・サイクン)
 太保(タイポ)

●あらすじ
清朝時代に実在した南派少林寺の英雄ウォン・フェイホンの活躍を描いた、大ヒットアクションシリーズの外伝。
本作の主人公は、のちにフェイホンの弟子となる鬼脚。
ジャッキー・チェンらと共に香港映画界を盛り上げてきたユン・ピョウが熱演を見せる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これ昔観たんだけど、1時間くらいしたらディスクが不良で続きが読めなかったから
クライマックスの闘いのシーンが観れないという、功夫映画としてはとても悲しい結果だった
俺の中でいわく付きな作品でした。
今回目出度く最後まで観ることが出来たが、やっぱり大して面白くないな。
元彪が自分のプロダクションで作るくらい気合を入れているのに、出来映えは駄目な感じ。
こう考えると、元彪には製作側の才能は無かったってことかな?
こりゃ早いうちに元彪唯一の監督作を観ないとな。
但しラストのアクションは、流石にジャッキー映画でも武術指導をしていただけあって
80年代のジャッキー映画ライクな殺陣になっているのが嬉しい。
最近の黄飛鴻物はそういったアクションではなかったから、結構新鮮に映ったよ。
んで駄目な所だが、元彪演じる鬼脚のキャラクターが魅力がない。
一言で言えばチンピラなんだが、元彪にはチンピラ役が似合わない。
演じているのが鬼脚だけに、いつもよりは脚技が多用されているのは嬉しかったが。
キャラクターとしては悪役の元華の安定感や、悪役に見せて実は正義の人任世官とかの方が巣晴らしかった。
そう言えば任世官は元彪と一緒に「天地黎明」に出ていたなあ。
元彪にとって「天地黎明」はそんなに悔しい作品だったのだろうか?
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲

2012年05月12日 23時17分39秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲」
原題:黄飛鴻之西域雄獅/ONCE UPON A TIME IN CHINA AND AMERICA
1997年 香港 99分
■監督:
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
■出演:
 李連杰(リー・リンチェイ)
 關之琳(ロザムンド・クワン)
 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
 呉耀漢(リチャード・ン)
 ジェフ・ウルフ

●あらすじ
香港の人気スター、ジェット・リーが清朝末期の武術家ウォン・フェイフォンに扮した人気シリーズ第6弾。
今回は舞台を開拓時代のアメリカ西部に移してウォンの活躍を描く。
ウォンは婚約者のイー、弟子のチャトらとともにチャイナ・タウンに暮らす友人を訪ねるため渡米した。
しかし、旅の途中でビリー・ザ・キッドを助けるが、彼らの乗った馬車はインディアンに襲われ川に転落。
激流に呑み込まれ記憶をなくしたウォンはインディアンに助けられ、彼らの仲間になっていた……。
(allcinemaより)

★感想など
久々に李連杰がシリーズに復帰した作品。
そのせいか、香港では「天地大乱」級に大ヒットしている。
これは明らかに黄飛鴻が李連杰だから、そこまで猛烈にヒットしたのだろう。
久々の李連杰と言っても、昔とは違って黄飛鴻を茶化すような描写が目立つ。
と言っても功夫シーンの出来映えはやはり流石と言える。
功夫だけは、どうやっても趙文卓が敵わない所だ。
特に本作では李連杰と熊欣欣が徹底的に闘うシーンが嬉しかった。
この二人は「天地争覇」で期待させておきながら、ちゃんと闘わなかったからね。
それとやっぱりイーさんは關之琳だねえと痛感する。
あのTV版の嫌な女っぷりの後では、余計に天使に見える。
話自体は香港映画で西部劇を作ったらって感じで、非常に興味深いが
ラストの敵は頂けなかったなあ。
ほとんど黄飛鴻と絡んでいないから、別にカタルシスがないんだよね。
話的には、悪の町長がラスボスの方が良かったと思うけどね。
個人的には大ヒットする程の作品は思えないが、別につまらない訳ではないので
興味ある人にはいいかもね。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/理想年代 完全版

2012年05月10日 00時00分57秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/理想年代 完全版」
原題:黄飛鴻之理想年代/THE IDEAL CENTURY
1996年 香港 216分
■監督:
 胡明凱(フー・ミンカイ)
■出演:
 趙文卓(チウ・マンチェク)
 鄭則仕(ケント・チェン)
 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
 莫少聰(マックス・モク)
 劉洵(ラウ・シュン)

●あらすじ
ツイ・ハーク製作の「ワンチャイ」正当続編第4弾、最終章。
清王朝が倒れ、袁世凱の指揮の元、中華民国が誕生する。
新政府は新たな通貨の発行を決定、紙幣統一の任をケイインとムンゼンに任せる。
しかし、その陰には巨大な陰謀が隠されていた…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ストーリー的にも「辛亥革命」から繋がっており、オープニングの歌も健在と
まるで前・後編と言ってもよい内容。
本作も中々面白かったが、中盤の話の核となるのが恋愛四角関係なのがちょっとだれる。
恋愛的にはイーさんピンチな内容なんだが、TVシリーズの女優さんだと全くピンチに思えないのが難点。
イーさんとしての魅力が全く無いのが駄目な所。
功夫シーンは多くはないが、相変わらず熊欣欣の武術指導は満足させてくれる。
ラストの一騎撃ちの闘いなんて、TV版とは思えない出来映え。
趙文卓が無影脚を放ってくれるが、これってもしかしたら趙文卓の無影脚は初かな?
映画版にあったかな? 良く覚えてないや。
代わりに熊欣欣が無影脚を放ってくれる。
確か「八大天王」でも熊欣欣は無影脚やってたような気がしたが、弟子が無影脚やっちゃ駄目でしょうと思ったね。
まあ一つ一つが長いので時間掛かったが、無事全部鑑賞することが出来て良かった。
アニメと同じくらいTVものって興味がなかったが、これからはどんどんTVシリーズも観ていきたいな。
そう言えば趙文卓は本シリーズの後もずっとTVに出ているようだが、何か理由があるのかね?
最近もドニー・イェンともめてるし。
まあ別にいいけど。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/辛亥革命 完全版

2012年05月03日 23時45分44秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/辛亥革命 完全版」
原題:黄飛鴻之辛亥革命/THE FINAL VICTORY
1996年 香港 250分
■監督:
 鄭基成(チェン・ゲイセン)
■出演:
 趙文卓(チウ・マンチェク)
 鄭佩佩(チェン・ペイペイ)
 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
 莫少聰(マックス・モク)
 劉洵(ラウ・シュン)

●あらすじ
ツイ・ハーク製作の「ワンチャイ」正当続編第4弾。
清王朝を倒すべく立ち上がった中国革命同盟軍に荷担したウォン・フェイホンとその門下生たちは
敵の罠にはまり窮地に立たされた。
反逆罪に問われたフェイホンは裁判の結果、処刑台へと追われるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これまたテンションの高い傑作である。
まずはオープニングから。久々にワン・チャイの歌から始まる。
しかもバックに流れる映像がみなしぶくて非常に格好良い。
ストーリーも前半は十三姨の馬鹿っぷりと弟子たちのアホっぷりにはイライラするが
後半の戦争アクションは、シリアス一辺倒で非常に緊迫感がある。
趙文卓の変装キャラはいつもと違って楽しめるし
毎回嫌いだった莫少聰も、後半はひたすら熱い男で格好良かった。
前回は登場しなかった劉洵も、画面に登場するだけでほっとする稀有なキャラクター。
このシリーズはお父さん役劉洵の存在はでかい。
しかし本作ではなんと言っても鄭佩佩だろう。
画面に映っていると、常に目を奪われる存在感の大きさは流石と言えよう。
場面によって凛々しかったり、可愛かったりするのも流石。
それでいてアクションもきっちりこなすのだから、もう言うことなし。
アクションと言えば、本作から武術指導が熊欣欣に代わったが、これが大正解。
功夫以外のアクション・シーンも、ちょっとジャッキー寄りになって見栄えがするようになったし
最終話の功夫シーンも、今までより格段に良かった。
これはやっぱり元彬が駄目なんだな。
しかし題材が題材とは言え、最初と最後に実際の映像を使ってみたりと
こういった風に黄飛鴻と使って歴史劇を描くと言うのを、徐克はやりたかったのかね。
本作は映画版の4~5作よりも、予算が掛かってるように見えたしね。
とにかく趙文卓版黄飛鴻も、結構面白いよ。
食わず嫌いな人が多いんではないだろうか。勿体ないね。
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