「多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面」
1956年 日本 86分
■監督:
松田定次
小林恒夫
■出演:
片岡千恵蔵
花柳小菊
南原伸二
宇佐美諄
コロムビア・ローズ
山形勲
●あらすじ
七つの顔の名探偵が、国際麻薬団を向こうに廻して、得意の二丁拳銃を操るおなじみ千恵蔵のお家芸、
多羅尾伴内シリーズ初の色彩ワイド版。
多羅尾伴内は警察に追われた拳銃銀行強盗犯三人組を見事捕縛する。
その一味が所持していた拳銃は未登録のものであり、
その出所先を探る伴内はこの一帯に巣くう拳銃の大密輸団の動静を察知するが…。
(Amazon Prime Videoより)
★感想など
話の冒頭が良く分からなかった。
たまたまクラブでヤクザ同士の射殺事件が発生し、加害者のヤクザがクラブを出たところに
何故か登場する片目の運転手。
そして加害者ヤクザを自分のタクシーに乗せて、自分の隠れ家に連れて行き匿うことにする。
これとは別に密輸拳銃による事件が発生し、匿った男が持っていた拳銃が密輸拳銃と同じ出所なのが判明するが
それってたまたまであり、そもそも何故多羅尾伴内は犯人を匿ったのか。
この辺が明かされないまま、密輸団との決闘になって密輸団を壊滅。めでたしめでたしみたいな話なので、
最後まで観ても、何か釈然としないのだ。
だが代わりと言ってはなんだが、今回の片岡千恵蔵の変装は中々の出来で、
今までと違いパっと見ですぐ片岡千恵蔵と分からないくらいではあった。
とは言っても、相変わらず喋るとすぐ片岡千恵蔵と分かるんだけどね(笑)
そしてコロムビア・ローズは前にも本シリーズに登場したね。
しかしクラブとかの雰囲気って、何だか昭和30年代ぽくていいよね。