雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

56年ぶり人事不同意

2007-11-15 04:45:05 | 政治
56年ぶり人事不同意という記事が出ている。
何のことかと読んでみると、政府の同意人事案件の一部人事が参院の反対で通らなかったというのである。

その中味だが、官僚の天下りに関連しているのである。
民主党が反対した3人はいずれも官僚出身のようである。
「官僚出身だからおかしい、と言うのはおかしい」と官僚出身の町村官房長官が反論しているが、それもそうである。


反対された一人、長尾さんの経歴が出ている。
22歳東大卒運輸省、37歳課長、48歳官房審議官、50歳運輸省退職、その後幾つもの役職を歴任して今65歳である。

優秀なのだと思う。見識もあるのだろう。
官僚だから不適任もおかしいとは思うが、そもそも天下りの問題点は、
「50歳で運輸省退職」にあることは間違いない。

今時、50歳で勤めを放り出されたら、再就職するなと言うほうが無理である。
50歳定年制やこれに類する慣習を止めない限り、天下り問題の解決はないと思う。

優秀官僚を早く辞めさせて、
その受け皿に要らぬ組織をいっぱい作り、
している仕事の報酬とは思えないほどの高給を取り、
それを渡り歩いてその度に多額の退職金をせしめる仕組みは、
官僚が編み出したものである。

その殆どが税金で賄われている。
優秀な人材には、官庁でもっと長く働いて貰いたい。
そうすれば、若い若い、見た目には貫禄も何もない国税局長などが居なくなるのではないかと思う。


それでも、これは難しいと思う。
もう何年も掛かって出来上がったものだから、
仮に政権交代して、民主党になったとしても直ぐに出来るとは、とても思えない。然し、自民党では言うだけムダである。

やはり、政権交代は大連立よりは、国民の目線での政治に一歩近づくはずである。
大連立など、「政治のプロ」しか思いつかない理屈づけのような気がしてならない。

「政治のアマチュア」の一人の意見である。
コメント
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