★ 連日、福島原発のニュースが流れるが、初めて聞くような単位の数字ばかりが先行したり、今度は突如として計画避難地域の設定である。
大問題であると言うことはよく解るのだが、今後どうなるのか?
どうすればいいのか、素人にはさっぱり解らないのである。
今回の地震で、被災を受けた日本人に対する評価は上がったのだが、政府の対応については、世界でももう一つのようである。
災害が起こればこんなに大変なことになる『原発』について今後日本人はどんな反応を示すことになるのだろうか?
★関西も当然、原発の恩恵には預かっているのだろうが、地図で見る限りは、原子力発電所の立地からは遠く、一番安全な位置にある。
福島原発の現状を見ていると、近くに発電所があるところは、心配になるのは当然なのである。
下の資料が、現在正しいかどうかはよく解らぬが、検索したら出てきた資料である。
『現在日本には、北は北海道から南は鹿児島県まで、13道県に17か所の原子力発電所があり、54基・4884.7万kWの発電用原子炉が運転、日本の電力の約3割を賄っています。
原子力発電所の立地地点の地図は以下のとおりです。』
最終更新日が2011年3月1日となっているので、東日本大地震直前のデータ―と言うことになる。
基数 | 出力 | 内訳 | |
運転中 | 54基 | 4884.7万kW | BWR 30基・2856.9万kW、PWR 24基・2027.8万kW |
建設中 | 3基 | 303.6万kW | ABWR 2基、FBR 1基 |
計画中 | 10基 | 1356.2万kW | ABWR 7基、APWR 2基、BWR 1基 |
閉鎖済み | 5基 | 172.3万kW | ATR 1基、GCR 1基、BWR 3基(JPDR-IIを含む) |
運転中が54基でこの中に、福島原発も入っていたことになる。
★ 素人の単純な疑問を並べてみる。
日々発生する原発関係のニュースのほかに、今直接福島原発の危険に関係のない地域の人も沢山いるのだから、、もっと一般的な、長期的な観点からの政府見解とか、大きな方向を総理は語れないのだろうか? そんな『方向性が示されない』から何となく不安なのである。
● 福島原発があんな状況になったのは、地震が原因なのか? 津波が原因なのか?
● 女川原発は、なぜ大丈夫だったのか? 大丈夫でないのか?
● 女川原発は、いま動いているのか? 動いていないとすれば再開できるのか、できないのか?
● 福島原発は、再開は見込みなしなのか? 幾らかでも再開の見通しがあるのか?
● なぜ、立地はみんな海の横なのか? についてはこんなことらしい。
原発は(火力発電もそうですが)膨大な冷却水を必要とします(およそ発生熱量の半分)
100万KWクラスの冷却水は簡単には供給できません
また冷却水の冷却前後の温度差を大きくすることは環境への影響が大きいですから、温度差はあまり取れません、そのために水量が必要になります
それを供給できるようにするには、海岸に設置し海水を使用するのが最も適切なのです
かなり大きい川でも冷却排水が熱湯になるくらいの規模になります
● すぐには結論は出ないのだろうが、日本のエネルギー問題をどう考えるのか? それを菅さんが考えて大丈夫か?
★ もし津波が危ないのなら、東京湾の内側のような立地がいいのだろうが、なかなか建設が進まないだろう。
いずれにしても、こんな事では今後、原発の建設は難しいのだろう。
日本のエネルギー政策を基本的に見直す方がいいように思う。
何処かのテレビでやっていたが、『原発利権』と言うようなのがあったのは、間違いないように思う。
そういう意味で、東大の先生や、東電の半官僚のような人たちの所謂『専門家』が問題だったのだろう。
お金だけの問題で済むようなものならまだ許されるが、人間の生命にも関わるようなことだから、これを機に本当に抜本的な見直しをすべきなのだろう。
日本人は、ちゃんといい方向を見つけ出すものと信じている。
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