★ 世の中に『長』と付く役職は多い。
町長、市長、所長、社長・・・・と いろいろあるが、みんな組織のトップでることに間違いない。
こういう役職の社長などは出来ても、ほんとのリーダーにはなかなかなれないのではと、最近思ったりしている。
社長などの人選をするときに、『リーダーの資質』など、そんなに大きなウエイトで考えていないのではないだろうか?
日本のタテ型社会、のお神輿経営的な組織環境の中では、特に大きな企業などでは、社長業などは誰でも務まるのではないかと思ってしまう。
もっと言えば、総理大臣でも務まるのではないかと、言えば言い過ぎであろうか?
TOPは別に何もしなくても、普通一般のことは問題なく処理出来てしまうほど、TOP を支える周りの組織人材などは確りしているのである。
国で言えば、日本の霞が関の官僚組織の実力は世界のトップクラスであることは間違いない。
★ 然しそれは、平穏無事な場合のことであって、今回の東日本大地震のような想定外のことが起こってしまうと、
これにトップとして対応されている
菅さんも、
東京電力の清水社長も、
どちらも、ヨコから見ているとどうも頼りなくて、至ってその『リーダーとしての評判』が悪いのである。
普通の平穏無事な時ならこんなにひどくも言われなかったのだろうが、『運が悪かった』と言わざるを得ない。
菅さんも、清水さんも、無能ではなく有能なのだろうが、
こんな時期のリーダーとしての資質はどうか? と言われたら、これはダメと言わざるを得ないように思うのである。
対応のどこがいいか悪いかの問題ではなくて、おやりになることや言動や態度が、『リーダーらしくない』のである。
★日本の社会では、いい大学を出て、あまり目立ったことはしなくても、ミスを犯さずにじっとしていたら企業でも、お役所でも、大体そこそこのところまでは行くものである。
能吏であるための、知識や、弁論はいるのだろうが、『リーダーの資質』などはあまり必要ないのだと思う。
政治家の場合も、サラリーマンとは違うと言っても、国会議員は当選回数がモノを言うようで、新人がトップになどは到底考えられない順送り、二世議員花盛りなのである。
『リーダーの資質』があるとすれば、どんな人? と言われたら、
例えば『本田宗一郎』はそうだと思うし、
いろいろ言われるが、『田中角栄』もそうだろう。
大阪の『橋下徹』さんは、間違いなく、『リーダーの資質あり』 である。
これらは、ちょっと普通ではない『奇人変人の類』で、本田宗一郎がサラリーマンであったら、社長になれたかどうかは極めて疑問である。
★ もし、橋下徹さんが、総理だったら、間違いなく菅さんとは違った対応をしただろう。
小沢一郎さんが、菅さんに文句をつけているらしいが、小沢さんでも今の菅さんのようなやり方にはなっていないと思うのである。
これらリーダーとしての資質とか、選び方が日本だけ世界に比して違うのではと思ってしまうのである。
大西 宏さんがそのブログで、東京電力の清水社長を評しているが、
『守りは鉄壁だけど、なにも説明しない罪』 と言っている。
大体、東京電力などと言う超優良企業の社長業などは、守りさえ鉄壁にしてさえいれば、他のことは何もしなくても安泰なのである。
何もしない方がいいのかも知れない。
★ 今回の対応は、日本だけでなく世界とも密接に繋がっているものである。日本の対応が世界に影響を与える。
今回の地震で、被害にあった日本人の態度には世界から驚きと賞讃が集まった。
世界に向かって胸が張れた。
そんな日本人のリーダーとして、国民が世界に胸の張れる総理の対応であって欲しいのだが、・・・・
世界はどのように、それを見つめているのだろうか?
菅さんではダメだと言う声も出だしたりしているが、と言って後を誰が引き受けるのか?
確かに、『お前ならどうする?』と言われたら、なかなか難しいが、『私ならこうする』と即座に言えるのが、『リーダー』なのだろう。
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