★メガフロート の話が突如、原発問題で浮上した。
メガフロート とは以前に聞いたことはあったが、写真で見たりするのは初めてである。
こんな海上の飛行場構想などもあったようだが、実際に役に立つのは原発問題とは不思議である。
沖縄の基地問題などにも利用できるのではないかと言われたりもした。
★ 原発問題が大変なことになっている。
この様なことがあると、今後の原子力発電所新設などは、なかなか難しいのでななかろうか?
と言って太陽光も、風力発電も、日本独特の土地問題などもあって、原発に替わるだけのエネルギー源になるかどうかは、甚だ疑問である。
『海流発電』について、これまでいろいろ素人の私見を述べてきたが、
この話を書くと必ず、『漁業権とか、津波』に大丈夫か?と言うことが言われるのだが、これは太平洋、黒潮の仲だから、間違いなく大丈夫だと思う。
『ホントに実現性があるかどうか』と言う技術的な問題についても、既に昨年3月、『2億5000万円』もの開発補助金をつけているのだから、当然審査をしての認可なのだから、『全くのガサネタ』でないことだけは確かなのである。
★これを実現するうえで、一番問題なのは、
● ベンチャー企業の資金問題 と 生産技術などのノウハウ であって、『海流発電の発電形態と発電量』についての基本コンセプトについては、まず問題ないのでなかろうか。
風力発電も同じなのだろうが、回転すれば電気は発生するはずである。
★ 『海流発電』 のいいところは
● 24時間同じ方向に止まることなく流れる黒潮のエネルギーを利用、その幅は100キロもあり、流れの速さなどのデータ―はすべて揃っている。
● 幾ら広大なスペースを使っても、土地代などは発生しない。 近隣への補償なども考えられない。
● 一基から電気が発電さえしたら、その数を増やせば原発の発電量以上のものが計算出来るはずである。
● 発電効率や一基の生産コストなどは量産効果で、今後幾らでも改善できるはずである。
● メガフロートとのコラボや、海底資源との関連基地や風力や太陽光発電との共用なども、幾らでも考えられるのでは。
● 全くの自然エネルギーだから、原発のような危険は、全く考えられない。
● ちゃんと開発さえしたら、海流は世界にあるのだから、世界展開の一大産業になり得るのである。
★ それなのに、なぜ動かないのか? 国の法律などの中に、あるいは発電事業の中に、多分『海流発電』などと言う発想や言葉すらないのだろう。
ずっと昔の話だが、カワサキのジェットスキーが人身事故を起こし国会で審議された時の名称は、『エンジン付き海洋浮遊物』と言われたのである。
ちなみにいえば、今は『パーソナルウオータークラフト』、PWC安全協会なども存在する。
● 国会でも審議されているのに、マスコミに『潮流、海流発電』の名前が出てこないのは、『原発利権』の絡みなのだろうか?
● 自民党時代は、兎に角、電力会社も官僚も、『原発一筋』、『ややこしいことを言ってくるな』という姿勢であったとか。
● 『海流発電』で初めて国が動いたのは、電力の担当省ではなくて、『環境省』関係だったのである。
● 今回、原発の担当になった『馬淵さん』は間違いなく、環境省時代に、この件ご存じなのである。 今は、原発担当だが、『海流発電担当ではない』と仰るのだろうか?
● 国家事業として国が旗を振れば、すぐにでも造船工業会なども動くのではないだろうか?
● 今回は、災害地の復興計画や原発問題を含めた『エネルギー問題』は当然復興構想の中にあるのだろうから、この際是非、国の検討項目に加えて欲しいものである。
● そのためには、まず世の中で『話題になる』 ことだろう。
★ この『潮流、海流発電』のノヴァエネルギーの鈴木清美社長もつい先日、こんな風にツイッターで、つぶやいている。
『最後は』 と書かれているが、この際 『最初に』
是非、国が旗を振って進めて欲しいものである。