雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

人の記憶  ??

2017-03-18 07:04:57 | 発想$感想

★ 『森友学園問題』 とうとう籠池さんの国会証人ということになった。

人の記憶』での証言が行われるのだが、『人の記憶』はどれくらい正しいのだろう。

国会の証人喚問では、そんな記憶に頼った『論戦』になるのだろう。

今回の話は、国有地を売る役所、学校の認可をする役所が別々で縦割りだから、なかなか意志の疎通が難しかったのだと思う。

籠池さんが申請書を出す役所は3か所で、さらに学校の認可を検討するのは大阪府の審議会

だから、それぞれの役所に、それぞれ認可しやすいような条件で申請書が作られていて、その整合性などは二の次だったに違いないのでは?と思ったりする。

 

普通なら、こんなややこしい話は、なかなかまとまらないのが普通だが、そこはいろいろとお役人側も、その客観情勢を『忖度』するのだろう

そして認可の前にいろいろと関係者の間で話がされるのが普通だろうが、それを違う言葉で言えば『水面下で』ということなのかも知れない。

 

 

★私自身もお役所の認可をなどの必要な案件に現役の後半に直接の担当として関わったから、このような案件の認可がどのような形で進むのか何となく分かっている。

具体的にはカワサキの国内の二輪事業で『サーキット』を造るべくその主務担当として動いた時期が5年以上あったのである。その間、いわば「籠池さん」のような立場で、町や県や国会議員の先生方とも関係があったりしたので、そんな経験からこの森友問題を眺めているのである。

最初は大分県の『SPA直入』。これは土地は既に川重が持っていたのだが、それでもこの申請・認可もなかなかムツカシくて、この場合は直入町自体が前向きだったからうまく進んで、県の認可には直入町長さんが当時の県知事さんのところまで同行して頂いたのである。

お役所の申請など、こちらは全くの素人だったから、直入町のお役人・町長と相談しながらその指導の下に創り上げたと思っているのだが、今仮に証人に呼ばれて厳しく質問されたら、『記憶にありません』と答弁せざるを得ないのだろう。 具体的にどうであったのか、殆ど覚えていないのである。

そのあと関東で何か所かの候補地が出て、益子町でも具体的に対応したが、こちらは当方からの申請ベースだったので、先方の要求が厳しくて、その対応はなかなか大変だったのである。

最後の案件は当時の自民党の副幹事長山本富雄さん(今の山本一太さんのお父さん)の地元の松井田町に『サーキットの誘致』が何となく先方からあって、スタートしたのである。

これなども先方が『カワサキが関東でサーキットの候補地を探している』という情報を聞きつけての案件だったと思う。カワサキが松井田町の当時の状況など知る由もないからだが、最初にどんなことでのスタートでしたか? と聞かれると殆ど覚えていないのである。

松井田町軽井沢から降りてくる峠の下の町で、東京などから軽井沢に訪れる人たちが通ることで賑わった町だったのである。それがこの地図にあるように冬季のオリンピックが長野で開催されるのに合わせて高速道路ができるので、『人が通らなくなる』のが町として大問題で『町有林を提供』するからそこにサーキットを創って欲しい という先方の希望と人を集めることができるサーキット・プロジェクトが上手く繋がったのである。

 

   

 

 そんなことで始まったプロジェクトだったので町は自分のことのように協力的だったし、県の認可も山本富雄事務所絡みだったから順調にそれこそすぐに認可寸前まで行ったのだが、むしろ付帯条件取り付け道路私有地に絡むのでその交渉が難しかったが、これなども地元の松井田町が仰る通りに進めたから解決したのである。

それが解決したら今度は「野鳥の会」が『イヌワシが居るかも知れない』などと言ってきて、その対策を『まともに』やっていたら『時間切れ』になってしまって実現しなかったのである。

例えばこの問題で『記憶に頼ってモノを言え』と言われると当時者は私になるのだろうが、山本富雄さんに会いましたか? 山本一太さんには? と聞かれたら、それぞれ一度だけだがお会いしているのだが、多分先方はそんなことは覚えていないと思うのである。

それを証明しなさいと言われたら、なかなかムツカシイだろうし、その時同席した人は?などと言われると、もう一つよく覚えていないのである。

『人の記憶』などその程度のもので、頼りないものだと思う。

 

★今回の『森友問題』も政治家や国や府が絡んでいて、当事者の籠池さんは申請書を作っているのだろうが、この申請書も多分お役所と一緒に『通るような』指導があってその通りに作ったのではないだろうか?

それが『いいか・わるいか』は別にして、それを『水面下』と言えば『水面下』なのだろうが、世の中の交渉事で『水面下の状況なし』で物事が実現することなど普通はないのだろう。

安倍総理』が関わったか? などはその事実は別にして、安倍総理夫人が名誉学長などしていたら、この案件はお役人が『忖度』するのは普通に考えて当然なのだろう。

23日は「証人喚問」があるらしいが、『記憶に頼った答弁』がちゃんとされるのであろうか?

 

 

★この問題、いろんなところに飛び火して、大阪の橋下徹さんの昨日のツイッターである。

 

     

 

    この話は、古賀さんのこんなツイッターから始まっている

  

       

 

    これも、お二人どこかで、どちらかかの『記憶が間違っている』ことから始まっているのである。

 

森友問題も、とうとう「人の記憶」をベースに争うことになってしまったが、果たしてどうなるのだろうか?

 私の正直な感想は、今までは「籠池さんが一方的にやられて気の毒だな」と思っていたのだが、なぜ籠池さん「献金問題」を持ち出したのだろう?

 果たしてどんな結末になるのだろうか?

 

★NPO  The Good Times のホ―ムページです

★三木 緑が丘 サンロードを愛する人のカイ!のホームページです

★燦々Sun Sun です。

★会員さんのブログです。更新されるとすぐ載ります。

★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。

★58万人フォロワーのいる公式ツイッターです。

 雑感日記のEnglish Version です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする