★神戸市は『ミサイル攻撃に備え、地下に避難施設を47か所』を指定するという記事が神戸新聞に載っていた。
ウクライナでの記事が連日報道されている昨今、
現在の戦争の状況がどんなものなのか?
ロシアはどんなことをするのか?
日本はそんなロシアの隣国だし、北朝鮮も中国もすぐ近くなので、
『ミサイル攻撃』という字句も何となく現実味を帯びて感じられる。
★神戸市は市内47カ所の地下施設の地下駅舎などを指定したというのだが、
かって戦時中に経験した『防空壕』を想いだす。
『防空壕』とWikipediaで検索すると
第二次世界大戦期には、各国で防空壕が造られた。冷戦期には大量破壊兵器、NBCつまり核兵器、生物兵器、化学兵器などが使用されるリスクが高まったので、シェルター機能を兼ね備えた地下鉄駅などが各国で盛んに建造された。
防空壕はけっして「過去のもの」などではない。と記述されている。
今回神戸市が指定したのは、かっての防空壕とは違って
市営地下鉄のほか阪神、山陽電鉄などの地下駅舎30カ所をはじめ、
さんちかやデュオこうべなどの地下街、地下道、地下駐車場などを指定していて、
新たに造るものではないのだが、こんな日常使われている施設が、
『防空壕』代わりの『避難施設』に指定されるのは嫌な世の中になったものである。
★ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢は一気に世界の緊張が高まっている。
『ウクライナ侵攻』は2月24日に始まってもうすぐ2か月なのだが、
どうやら長期戦になる様相を呈してきた。
個人的には子供の頃に大東亜戦争を経験したのだが、
折角、長年平和な時代を生きれたのに、
人生の末期になって、また身近にこんな記事が流れる時代になって来た。
是非、日本はこんな施設を指定するまではいいが、『実際に使うこと』がないように願うものである。