雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

関西3空港問題、伊丹空港廃止について

2010-02-13 04:03:37 | 大阪維新の会、橋下徹氏
★関西3空港問題、特に伊丹空港廃止論など。
吼えまくっている大阪橋下知事の発想は、正直なところよく解らないのである。

橋下さんは好きだし、その提案はほとんど賛成だが、この3空港問題はなかなか難しいのである。

一番の問題はリニアで繋ごうが、どんな対策をしてみても関空の立地は関西圏から南に寄り過ぎだとみんな思ってしまうのだろう。
関空が人気がないのは、一番がその立地だと思う。

何となくそう思っているところに、一番立地いい『伊丹を廃港』というものだから、
素人が反対するのは、素直な感情だと思う。


★この問題、新聞などで見てももう一つよく解らない。
これは私自身のニュース源だが、一番具体的で詳しいのは、
箕面市長の倉田哲郎さんのブログやツイッターでのつぶやきである。

現在の倉田さんのブログ『35歳の日誌』も空港問題を取上げている

それ以前にも書いておられるので、ご関心のある方はどうぞ。

その中に触れられている、橋下プランというか構想は、次のようなものである。

“橋下ペーパー”から大阪国際空港だけのポイントを書き抜けば、

 2009年 国際空港政策・航空政策の再構築
         ・関空をわが国のハブ空港に位置づけ
 2011年 関空・伊丹の一体経営
         ・伊丹の収益を関空に投入し、関空の財政構造を改革
         ・国際線を含め伊丹を最大限有効に活用
         ・関空リニア整備資金の蓄積
 2035年 リニア中央新幹線・関空リニア整備と同時に伊丹空港廃港
         ・伊丹空港跡地まちづくりスタート
 「新生・関空」の実現
         ・国内線の再編集約
         ・アクセスの劇的改善

★この計画を見ると、いろんな調整や環境整備をした上で
『伊丹空港の廃止』は、2035年ということになっている。

今、巷の議論はこんな前提にはなっていない。
2035年ごろ、東京ー大阪が仮にリニアで結ばれたら、
飛行機で伊丹から東京に行く人もいなくなっているかも知れない。
空港で待っている時間で東京に着いてしまうかも知れないのである。


★来週。2月15日には、

橋下さんと、池田、箕面の両倉田市長と3人での

どうなる、どうする 大阪国際空港

という討論会が開催されるそうである。
また、倉田さんが情報発信されるだろうから、
それを見て、また続きを考えて見たいと思っている。

あまり解りもしないで、こんな問題をただ『賛成、反対』とだけ言うのは、ちょっと問題だと思う。
政治家はプロなんだから、いろいろ考えているのである。


中には、プロでないような政治家もいるのかな??

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神話の生きる国

2010-02-12 05:00:29 | 発想$感想
★昨日は昔流に言うと『紀元節』であった。

新聞を見ても、何の記述もないので、アチコチ検索で調べてみたのである。
多分、何%かの人たちは関心があるのではないかと思ったのである。

ずっと以前に、『紀元節』についてブログをアップしたことがあるのだが
昨日のアクセス解析で一番多かったのは、紀元節に関する検索からのアクセスだったのである。


★朝日新聞には1行の記述もなかったが、
調べてみたら、産経新聞にこんな記事があった。

『建国記念日 神話の生きる国誇りたい』 という主張である。

小学校時代を思い出す記述である。
私などの世代には懐かしく、なかなかいいと思うのだが
全体は関心があれば、お読みいただくとして、ざっとこんな風に書かれている。


★『明治の新政府は、神武即位の「2月11日」を紀元節と定めた。
紀元節は先の大戦後に廃止させられたが昭和42年、「建国記念の日」として復活した。

世界を見渡してみても、植民地から独立した記念日や、革命の記念日をもって「建国の日」としている。
血なまぐさい戦いと引き換えに国家が造りあげられ、日本のように連綿と歴史が続き、神話的な物語に基づいて国の誕生を祝うという例は、むしろ例外なのである。

神話というのは、そっくり史実ではあり得ない。
しかし、記紀につづられた神話は、民族の生活や信仰、世界観が凝縮されたもので、単なる作り話ではない。
そういった意味で、日本の「建国」からは、古代日本人のものの見方や国づくりに関する考え方を読み取ることができる。
神話は民族の貴重な遺産なのである。

戦後、多くの国民が建国を記念する日の復活を望み、日本の国づくりの歴史を通して、日本や日本人の生き方を考えようとした。
ただ残念なことに、平成17年以降は、政府の主催や後援による記念式典が開かれていない。

このままでは、国民の「建国」や「国の始まり」に対する意識は希薄化してしまうだろう。
建国当初の国家がそのまま現在につながり、皇統も継承されてきた。

この歴史に、国民はもっと誇りを持ってよいのではないか。
その誇りがひいては、日本の国を愛し、日本の伝統文化や国語を大切にする心を養うことにもつながるだろう。』


★その通りだと思う。

世界に例のない日本をもう一度見直す時期に来ているのではないか?

戦後、個人の幸せや、権利主張ばかりに走って『民意は尊重される』ようにはなったが、
今の日本の『民意』には、国、国家の意識が抜け落ちてしまっているという。

折角、建国記念日という祝日があるのだから、政府ももう少しこれに言及すべきである。
若し何もしないのなら、『祝日を返上』して、普通の日にしてしまえばいいのである。

ちょっと今のままでは、問題だなと思う。


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NPO The Good Times いよいよ活動を開始します。

2010-02-11 04:32:57 | NPO The Good Times
★昨年のちょうど今頃その設立を思い立ちました。
6月半ばに、正式に設立し約半年かかってその基礎的な仕組みの部分を造ってきました。

約40社の団体会員さんと約500人の個人会員さんが参加されて、
基本的な部分の、NPOのホームページ、ならびに会員カードや封筒など、一連の準備とそれに掛った費用の支払いに充ててきました。

昨年12月に、その全てが完了、完済できましたので、
今年からはいよいよ、会員さんと一緒に、具体的な活動に入ります。


★昨年の2月は、このNPOの設立のスタートでしたが、
 今年の2月は、その具体的な活動のスタートです。

ホームページに今年の活動について書きました。

そこにも書きましたように、まず西のカバン屋さんと
東の大和屋嘉平さんがトップを切ってスタートします。



●カバン屋さんの『RIMOWA ファンクラブ』の今年の目標は、1000人の個人会員確保です。
このシステムを上手に利用されますから、多分ほぼ100%目標は達成されるでしょう。



●大和屋嘉平さんも神戸フラワーフルーツパークと組んで、年間数回のイベントと同時にファンクラブの設立を目指します。

どちらも今年からのスタートですが、夢は大きくスタートします。


★末端のユーザーの組織化は、いろんなところでやられていますが、
なかなか上手く行かないのは、そのシステムに問題があるからだと思っています。

20年前にカワサキのKAZEをスタートしたときは、
2000人を切るレベルでしたが数年後には55000人になりました。
ホンダさんのHARTよりも断然多かったのは当時のJCBとのカードを会員証にしたちょっとしたアイデアだからだと思っています。

ただ、それでも5万人以上にならなかったのは『年会費』で1年経つと期限の来る人たちを再度囲みこむことが数の上で難しいからです。
JCBカードにしても10%の人は自動更新をしないのです。
5万人にもなれば1ヶ月に5000人近い人の期限が来ます。その10%500人を新たに集めるのが精一杯でした。


★今回のNPOは入会金だけで、減る要素の年会費がありません。参加者は増える一方です。
団体会員さんも増える一方ですから、そこが与える特典も増える一方です。
常に会員さんは、現状よりいい方向だけが望めます。
小さなカバン屋さんでも年月を重ねると、1万人のファンを囲い込めるかも知れません。
1万人は1000円の入会金でも1000万円です。

結構大きな単位ですが、
ネットで運営するNPOは経費が発生しませんし、そんなにお金が貯まっても、一般法人のように分配など出来ません。

今、それを『活動援助費』として、活動された会員さんを支援して更に活動しやすくなるようにしたいとその規定を作っています。


★候補の団体会員さんは今でも40も居られます。

あと、半年後。どんな状況になっているのでしょうか?

『そんな夢』をみんなで追っかけています。
若し、出来なくても 『何のリスクも発生しない』 のが自慢です。
NPO 法人なれば故に出来るシステムです。

ブログでも、SNSでも、ツイッターでも、
みんなシステムですが、上手く使うかどうかは、利用する人で決まります。
NPO The Good Times もこれらと同じよう名『システムそのもの』 なのです。

やってみたいと思われる方、是非ご参加下さい。
幾らでも大きく出来ます。
世界展開、十分可能です。


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民主党いろいろ

2010-02-10 05:03:15 | 政治
★『外交機密費』のニュースが大きく報道されている。
見出しが大きい割には中身がよく解らない。

『外交機密費』という名前なのだから外務省が外交のときに使う機密の費用ということようだが、55億のうち20億円もの金が官邸に『上納』したというのは、これはややこしい歯切れの悪い話である。

鳩山さんや外務大臣の岡田さんが『明らかにした方がいい』と言っているのに、
どうも当事者の官房長官がもう一つはっきりしないのである。
なぜ、そんなことになるのだろうか?

★鈴木宗男さんが『ムネオ日記』の中でこのように言っている。
その一部を抜粋すると

『かつて外務省の機密費が官邸に上納されていたことを政府が初めて認めたことにつき、

平野官房長官が、「上納した証拠があるか調べさせたが、官邸サイドに証明するものがない。保存義務がないということで確認するすべがない」と、官邸としては上納の事実やその使い道を確認できなかったと述べた。

また、何をもって『あった』というか私は承知してない」とも述べ、
更に岡田外務大臣が、予算の移用を制限する財政法違反には当たらないとしたことに対し、「どういうところに使われているか分からないから、財政法違反かどうか言及するわけにはいかない」とも述べたと報じられている。
 
年間20億円もの国民の尊い税金がどう使われたのか、精査する考えはないのか。ただ臭いものに蓋をしようとしているだけではないのか。国民の汗と涙の血税をどう考えるか。
 
平野長官の言動からは鳩山総理を守ろうとする姿勢が感じられない。本当に鳩山内閣、鳩山総理を守る気があるのか。』

★昔の官房長官は後みんな総理をやったりしている、そういう意味では平野さんも最近の官房長官は軽いような気がする。

確かに、先日の基地問題の発言などを見ても鳩山さんを守ろうという姿勢がもう一つ見えないのである。

全体に、民主党の閣僚はバラバラである。元自民から社会党まで巾が広すぎるのかも知れない。
今回も自民を離党した田村耕太郎が民主党に入った。社会党なしでも過半数確保できたようだ。

ボツボツ社会党との連立など止めればいいのに。

★何だかんだと、批判はされているが
小沢さんは着々と陣容を固めている。
5月の連休にはアメリカからお呼びがかかっているようだ。

『折角行くとすれば、大統領に十分な時間を取って頂かなくては困る』
なかなか言えないせりふである。
今、小沢一郎のほかには誰が言っても似合わない。

いろいろ言われてはいるが、政治家は国や世界が動かせないと、結局は役に立たないのである。
中国やアメリカのためでなく、日本のために、民主党は動けるのだろうか?

期待はしているのだが。


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手術の必要のない人に手術?

2010-02-09 05:25:22 | 発想$感想
奈良の山本医院の話は、これはひどい話である。
これは殺人事件ではないかと思ったりする。

手術。
病気を治療するための処置として、普通一般に行われているが、
人間は、自分で治す力を元来持っている生き物である。

私自身、何となく運が良くて、生涯2度の手術の機会を2回とも避けて何にもせずに自分の力で元気になった。


★1回目は20歳代の頃、肺結核で空洞まで出来ていた。
半ば、手術をするために入院したようなものだが、1年の薬の投与だけで、ウソのように空洞は消えてしまった。
1年で退院して、以来再発もせず元気にしている。


★ずっと後10年前の話だが、
1999年3月14日、札幌のあるところで、突如『クモ膜下出血』で倒れ救急車で病院に運びこまれたのである。

『クモ膜下出血』 脳の血管が突如切れたのである。
倒れて意識を失っていたが、救急車が来たとき何となく気が付いた。
『くもまっか』という隊員の言葉を聞いて、『これは死んだな』と直ぐ思った。

ただ、ただ運が良くて、倒れてから10分後には、
札幌の脳外科の医師が何十人もいる脳外科専門の中村記念病院
に運びこまれたのである。

この病院は日本で最初の脳外科専門の病院である。
MRIを10年前でも3台も備えていた。
関西などではこんな立派な脳外科専門病院は見たこともない。


★運びこまれた3月14日から3月29日までは、集中治療室にいて自分ではあまり覚えていない。
みんな聞いた話である。

○血管が切れた場所が、なかなか手術が難しい微妙な箇所である。
○手術をするかどうか、会議で検討された結果、手術はしないことにした。
○それについて家族の了解が取られた。
○ただ、この期間に暴れたりしてもう一度血管が切れたら大変で絶対安静である。
○なのに、会社に行くなど、なかなか言うことを聞かなかったらしい。
○気が付いたら、手足を縛られていたりした。

2週間ほど集中治療室にいてその後個室に移った。
そして、4月28日に退院したのである。

結局、何もしなかったのである。
これは何十人も専門医のいる専門病院で会議で治療対策が決定されたから出来た処置だと、
後で主治医の先生が言っていた。
『普通の病院なら間違いなく手術をしたと思います。』

これは間違いなくそうだった。この年の夏、こちらに戻ってある病院に相談したら、
『これは、今からでも手術をしなければいけません。』と言われたのである。


★そんなこともあって、その後2年間ほど何ヶ月ごとに札幌まで診察に通っていたのである。

結局私は『クモ膜下出血の治療』として、手術など一切なく極端に言えば何もしていないのである。

今回の山本医院のようにひどくなくても、病院側は患者は治療の実験材料でもある。
手術をしないという治療法も、ある意味実験かも知れない。
然し、何もない、手術の必要でない人に手術を施すのはこれはやり過ぎ、無茶苦茶である。

★私はホントに幸運でした。

脳の病気などで倒れたら

○静かにじっと寝ていること
○出来る限り早く、救急車などで病院に行くこと
だそうです。
田中角栄さんも小渕さんも、長嶋さんも、遅すぎたようです。

それともう一つ、私が倒れた原因は、『ひどく怒った』からです。
少々ハラがたっても、『ひどく怒ったりしない』ことです。
『アタマに血が上る』まさしくそんな経験をしました。
血が下からどんどん上ってきて、アタマまで来たとき、倒れていました。
くれぐれもご注意下さい。

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日曜日の朝のつぶやき

2010-02-08 04:56:51 | 発想$感想
いっぱい感じることがある。
ツイッター風に、日曜日の朝、思っていること。

★16年もいた柴犬ラブは先週亡くなった。
この1ヶ月ほどは、おしっこが近くて毎日夜中にも散歩をさせたりしていたのだが、
眠るように亡くなった。
死ぬその日、ずっとラブに触っていたのだが、いつになく尻尾を振ったりした。
16年一緒に付き合ったお礼だったのだろうか。

トムは2年前に、ラブもいなくなって、ちょっと気が抜けてしまっている。
部屋の中をよろよろ歩くのでやけどをしてはと、炊いていなかった石油ストーブも今は炊いている。お陰で部屋が暖かくはなったのだが。


★人の考えは、変わっていって当然である。
アレだけ支持の高かった民主党だったが、ついに不支持の方が上回ったとか。
小沢さんを止めろという人がほとんどである。

私は元々そんなに政治に熱心でもなく、どちらかと言えば『無党派層』だったのだが、昨年辺りから、『自民党に嫌気がさして』『民主党』と思っていた。

鳩山さんも、小沢さんも好きか嫌いかと言われると、『好き』である。
麻生さんや福田さんは、好きとはいえぬが、小泉さんや安倍さんは好きだった。
好き嫌いは、あまり理由もなく感覚的なものである。

今、民主党はと聞かれたら『まだ民主党』である。
せめて、今年の夏ごろまでは、意見を変えずに見守ってあげたい。


★石川遼。更に順位を上げたという。目標の予選通過は達成である。
すごいなと思う。 まだ高校生である。それが世界のプロたちに混じって堂々の成績である。

体力や柔軟性が求められるスケートや水泳の世界では、今までにもあったのだが、
心理的な強さや経験が求められるゴルフの世界で、これは大変なことである。
後、2日間どんな活躍をするのだろうか。


スポーツといえば昨日のサッカー中国戦0-0の引き分けであった。
ボクシングのような判定であれば優勢な試合であったことは確かだが、点にはならなかった。
内田のシュートがポストに阻まれ、向こうのPKはキーパーが防いだ。点にならない限り、惜
しいはあくまでも『惜しい』の水準でしかない。

本来スポーツのルールはこうありたい。『判定』はもう一つすっきりしない。
然し、日本のサッカーも強くなったものである。
海外の相手とやっても勝って当然、勝たぬとみんながっかりする。
これも強くなったという証拠である。


★冬は寒いのが当たり前なのだが、最近は暖冬が当たり前で、この寒さは異常のような気がする。

東北で4年、札幌で2年、小学校6年生まで今のソウルという雪国での生活を経験してはいるが、テレビニュースで見る雪崩や地吹雪などはあまりというか経験がない。
テレビニュースは間違いなく事実なのだが、極端に悪いところを写すので、知らない人はビックリしてしまう。

雪国の生活もそれなりに楽しいものである。
私は、結構冬の寒いのは好きである。

そういえば、今札幌の大通り公園は『雪まつり』昨日あたり大勢の人で賑わったことだろう。



こういうツイッター気味のブログもネタを探さずに幾らでも気軽に書けていいものである。

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トヨタも普通の会社になった?

2010-02-07 04:42:59 | 発想$感想
★この1週間、トヨタが新聞の話題である。
いつもはトヨタと言えば、神話に近い崇拝話題が多いのだが、今回はちょっと違う。

今回の問題は車の技術的欠陥の問題で、それ自体はどこのメーカーでも発生する仕方のない問題なのである。
それ自体も大きく取上げられてはいるが、今回の問題は『人の判断』の問題だと思う。


★車に問題があったりした場合、その情報が真っ先に入るのは担当部門である。
その情報を真っ先に掴むのは、末端の担当者なのである。
その情報は、その重大さ、発生の頻度などからどの程度の問題かと仕分けされて、上層部に順次報告されていくはずである。

まず、この段階でどのように判断されたのだろうか?
この段階で、ちゃんと判断され、対策を検討しリコールしていれば、何の問題もなく単なるリコールとなっていたのだろう。
まず、この時点での『判断ミス』が最初の問題である。


★トヨタがどんな仕組みを採用していたのかは知らぬが、こんな問題の判断をするのは、末端の専門家組織である。
上層部は決裁はするかも知れぬが、具体的な判断などしないはずである。

こんな欠陥問題は早く対策する方が結果的に対策費は小額ですむ。
放置して時間が経ち対象台数が増えると対策費が膨らむのは当然解りきった話なのである。

1000万台にも近い今回の問題が発生したのは2007年ころのことだとも聞く。
末端部門が上に報告しにくい雰囲気みたいなものがトヨタの社内にあったのだろうか?
最初の報告や処置を誤ってだんだん問題が大きくなり余計に取上げられなくなり、対策のないまま年月が流れこんなべらぼうな台数になってしまったのではなかろうか。

この数年間の間、中間管理層やもう少し上の上層部はどんな判断をしたのだろう。
この期間でも、結果的に『判断ミス』を犯している。


★この1週間、問題が表面化して、トヨタのトップマネージメントの人達がマスコミ対応をした。

発表の内容など当然社内で検討されたのであろうが、これが全然ダメだし、発表した担当常務さんの言葉に全然説得力も誠意も感じられなかった。
これで問題は更に大きくなったのだと思う。

最後に社長さんが出てきた。
然し、流石社長と思えるような発表にはなっていなかった。

表題に書いたような『トヨタも普通の会社になってしまった』 というのが実感である。
これは、品質問題だが、人間の判断力においても
トヨタの末端も
トヨタの中堅も
トヨタのトップマネージメントも
合格点ではなかったような気がする。


★今朝の新聞『中国で1万台ススキが回収』アルトの油漏れリコールの記事、このまま乗ると将来もっと大きな問題になる恐れがある。現時点では事故の報告や消費者からの苦情はないが自主回収という記事である。

いつだったか、リコール問題では三菱自動車も、今回のトヨタと同じような問題があったが、
この辺の対応の姿勢は、二輪車メーカーの方が4輪メーカーより体質的に数歩進んでいるのではないかと思っているのだがーーー。


経団連のエライさんが『部品の共通化の問題がこんなに大きな問題にした』などと述べていたが、それよりもこれは単純な人間の『判断ミス』のような気がする。

今回のトヨタの問題を見ての率直な感想である。
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Yahooの意識調査

2010-02-06 04:59:53 | 発想$感想

★Yahooニュースの中に『意識調査』というのがあって、時々見て楽しんでいる。
所謂、世論調査とは違って、どちらかというと若い30~50代が中心だろうから、必ずしも日本の全体の意見ではないと思うが、

一つの傾向は見ることが出来る。
今は、こんな質問項目が並んでいる。
いろんな問題が、並んでいて質問の仕方もいろいろだが、

自分の意見どおりのものもあるし、『そうかなあ』と思うものもある。
あって当然で、自分の意見と違うからおかしいなとと思うのは、
それこそ『おかしい』と思われる。



○バンクーバー五輪のジャンプ団体戦、日本の成績は?

○朝青龍に現役を続けて欲しかった?

○W杯招致、一本化するべき?

○小沢氏 不起訴なら「幹事長続投」は適当?

○ごみ袋の値下げでごみは増える?

○今岡はロッテで活躍できる?

○国際線は2社体制? 1社体制?

○「給食費滞納分は子ども手当から天引き」をどう思う?

○五輪に向けて家電を買い替えた?

○「貴乃花当選」は相撲協会の改革につながる?

圧倒的にみんなの意見が同じだったのは、給食費滞納分は子ども手当てから天引きで、
94%の人が賛成であった。

小沢さんは止めるべきが、78%もあって、これは高いなと思った。


今、内閣支持率はどうなっているのだろう?

この調査によると既に不支持の方が多く、1月になって逆転してしまっている。
民主党の支持率は、60歳以上が圧倒的で若くなるほど支持率が下がるのは意外であった。

それに対して、自民党の支持率はどの年代も10%前後を保っている。
年寄りが民主党というのも、ちょっと意外であった。
ただ、今どの政党をと聞かれたら、昨年までなら無党派層であったが、今なら『民主党』と答えるかもしれない。

然し、『無党派層』にやはり近いのかも知れない。


このあたりも総じて言えば民意なのであろうが、
ホントに『民意が正しいかどうか』は疑問である。
マスコミの論調などに直ぐ流されてしまうのである。

政治家など国をリードする人たちは、是非毅然として国民を引っ張って欲しいものである。
鳩山さん、リーダーシップがないといわれているが、従来の総理に比べたら、国会答弁なども正直に自分の想いで答えておられるように思う。


年寄りのたわ言かも知れぬが、
国民というか民意は、全体に辛抱がなくて『権利主張』ばかり、
『自分中心で』 全体が見えていないような気もする。

政治家もそうなのかも知れない。

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『潮流、海流発電、」その後

2010-02-05 04:51:33 | みっきぃふるさとふれあい公園
★今年の1月5日、
今年の仕事始めの日の私のブログは、『潮流、海流発電』でした。

特に自分の仕事としてやっている訳ではありませんが、NPO The Good Times としても、
その団体会員企業である『ノヴァエネルギー』を昨年6月以来応援し続けてきましたし、
『自然エネルギーでの電力発電』は応援のし甲斐のある壮大な夢だと思っています。

今、『潮流、海流発電』と検索すると私のブログが並ぶほどまだ世の中の市民権を得ていない『潮流、海流発電』ではありますが、

1月25日の読売新聞夕刊には、1面に大きく取上げられて
大きな関心を呼びました。ご覧になられた方も多いものと思います。




このプロジェクトの大きな意義は、単なる自然エネルギーによる電力発電ではなくて、
将来、黒潮という海流を利用し『原発に匹敵、或いはそれ以上の発電量』が見込める壮大さにあります。
太陽光や風力発電とは完全に『差別化』出来る、その『規模の壮大さ』があると思っています。

ただ全く新しいコンセプトで世の中にまだ実現されていないがために、データー面での説得力のなさが、その実現を難しくしていることも事実です。

世の中にないものでも、その実績を求めたがる行政や企業の姿勢は問題ですが、日本では仕方がないのかも知れません。


★今年に入り1ヶ月経ちましたが、いろんな面でいい方向に進んでいると思われます。

このプロジェクトは、幾つかの段階がありますが、今現在は10kwの出力を目指す一番小型の潮流発電用の製作に韓国と協働で取り組んでいます。

これが完成すると、いろんなところで求められている、具体的なデーターも、発表できますし、モノもお見せできるので、一挙にマスコミなどにも取上げられ、一番問題の資金問題なども一挙に解決するのではと思っています。

ずっと以前からこのプロジェクトの支援者でもあった民主党の衆議院議員の高橋昭一さんも、具体的にいろいろ心配下さっています。1月17日のNPO The Good Timesの新年会にも顔を見せて頂いたりしました。
政府への陳情が県の窓口単位でOKの例の小沢さんの党での窓口一本化もある意味追い風です。

環境省などの政府機関の資料にもようやく『潮流発電』という文字が現れるようになり、この18日にはヒヤリングも行われるようです。

ノヴァの鈴木さんが熱望していた造船関係者との具体的な接触も最上の形で実現しましたし、今後の展開がいい方向で動くかも知れません。


★今から数ヶ月の大まかなスケジュールは

○今月後半、ずっと共同研究をしている韓国側との最終打ち合わせを行います。

○既に発注済みの10kwの製品は韓国で製作中であり、3月中旬には完成の予定です。

○3月下旬には、韓国の大学側と現地での完成品による実験、データーの収集などを主ないます。

○4月には、淡路岩屋に現物を持ち込み、更にデータの収集や明石海峡の潮流によるデーター収集を行う。
など、大要そんな予定になっています。


○国内では、青森、下関など具体的に関心のある地区との更に具体的な詰めなどもありますが、着実に進行しています。
NPOが具体的にお手伝いをした日本語版カタログも非常に立派に出来上がりましたし、今後政府などへの申請にも役立つものと思っています。


★今年はまだ1ヶ月ですが、予想以上に順調な推移です。
具体的に関心を示すベンチャーキャピタルも神戸に現れましたし、製品が完成するまで後2ヶ月を切りました。

世の中で全く初めてのことは、いろいろ手がけてきましたが、
この『潮流、海流発電』は桁外れに壮大で面白いプロジェクトです。
手伝ってくれている、NPOの連中も結構熱っぽく取り組んでくれています。

是非、応援していただきたいと思っています。

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橋下さん人気、不人気?

2010-02-04 13:37:42 | 大阪維新の会、橋下徹氏
大阪府橋下知事のこと。

こちらのブログにアップしました。ご関心があればどうぞ。
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野球部の先輩方とお会いして

2010-02-04 05:19:21 | 発想$感想
★球友のお葬式があって、
高校、大学の野球部の先輩、後輩方と多数お目にかかった。

特に高校の先輩方とは本当に久しぶりで、ご挨拶をするのに忙しかったほどである。
最近は自分も歳をとって、年齢にかけてはほとんど自分の方が上で、
挨拶などに気を遣うことなど滅多にないのだが、

先輩には絶対服従の運動部で身についた、先輩後輩の関係はいつまで経っても昔のまま生きていて、60年も前の先輩、後輩の関係に戻っていつになく緊張した一瞬であった。

★高校は明石高校である。
今は公立校で、甲子園など無縁な高校になってしまったが、戦前の中京ー明石の25回戦で甲子園を沸かし、その頃の先輩たちが大勢練習にも来ておられた。

戦後も何回も甲子園には出て、『名門明石』と言われていたのである。
そんな中では、先輩、後輩の関係も特別なもので1年違ったらそれなりの差が歴然とあったものである。

そんなことで、先輩方への久しぶりの挨拶も、それなりに気を遣ったものになった。
最近では珍しいことではある。
そんな野球部も我々の年代でももう既にトップクラスで、
25回戦の先輩方は1昨年、加藤さんが亡くなられて、生存者はいなくなってしまった。
今回、叉一人同級生がなくなって同じ学年でも半分になってしまっている。
そんな年寄り集団なのだが、

★我々の1,2年上の先輩方が来られていた。
甲子園常連組みである。
高校も大学でもトップクラスで、ニッセイでも、その頃の全日本でも不動の4番で、阪神に入ってからも5番レフトで活躍した大津淳さんも来られていた。
私が1年に入った頃の3年生、主将で高校の頃から注目の選手であった。
大きくて、がっしりして高校生離れしていた大津さんである。

いつも見上げていた人なのだが、昨日お会いしたら私のほうが大きいのである。
私は168cmで今でもそのまま168cmである。野球選手としては大きくはない。
それなのに、大津さんは私より小さい?

ホントに不思議だが、人は『縮じむ』のである。
他の野球部の人たちも、現役の頃からみんな縮んでしまって、みんな小さくなってしまっている。
それが普通のようである。
大学の野球部の連中も、みんな大津淳さんは名前もよく知っていて、ご本人を近くで見てイメージと違うのでビックリしていた。


★私は、医者にメタボとしょっちゅう言われていて、体重を落とすように注意されているのだが、血液検査もOKで、背も宿じんでいない。
今回はオカシナことで優越感を持った1日だった。
『大津さんより大きくなった』これは不思議な感覚であるが事実であった。

私は、野球で言えば、阪神の吉田義男さんと同期である。背も168cm,一緒であった。
吉田さん、今どのくらいになっているのだろう。


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人の一生、『求む! 奇人、変人』

2010-02-03 05:22:09 | 発想$感想
★昨日辺りから、『人』について考えている。
昨日は球友のお通夜、それに続くお葬式であった。
だんだんと周りの人がいなくなる。
人の一生とは、一体何なんだろう。

私の周りにいる人たちはみんなどちらかというと変わっている。
どちらかというとではなく、間違いなく変わっている。
そんな人たちばかりを選んで付き合ってきたというか、気の合う連中はちょっと変わった奴ばかりなのである。

★亡くなった友人もちょっと普通ではなかった。
名門の男爵の出なのだが、あるおうちに養子に来てその名で一生を通した。
なんとなく気があって、野球部を出て社会人になってもずっと付き合ってきた。
特に社会的に特別な地位に付いたわけでもないが、間違いなく人生は楽しく幸せであったに違いない。

★同じ人生を生きるのなら、自分がやりたいことを好きなようにやる方が結局幸せなのだろう。
だが、世の中の風潮は、何かツマラヌ地位や資格ばかりを求めて子どもの頃から生き続けているような気がしてならない。
『何かエライ人になろう』なんてことを目標に生きる人生など、そんなに楽しいはずがない。
なかなか、自分の思うようには、ならないのが普通である。
子どもの頃から学校以外に塾に行く。
なぜ?
いい学校に入る。いい会社に入り、いい地位につき、いい収入が貰える。それがいい人生である? 

ホントにそうだろうか?
賢すぎる、『能吏』ばかりを育てようとしたり、それに成りたがったりするから、人生が面白くないのだと思う。
会社でも、役所でも、『能吏』はいっぱいいるが、果たして楽しい人生だったのだろうか?
何か常に不満ばかりを持って生きている人種のように思えてならないのである。


★逆に、私の周囲にいっぱいいる『奇人、変人』たちは結構楽しそうに生きている。
中には、社会的地位も得た『奇人、変人』もいるが、それはそれで運も良かったし、それなりの努力をされてそうなったのだろう。自分の努力もあったし、周辺の『奇人、変人』が支えたからかも知れない。

今日のテーマに書いた『求む 奇人、変人』は、まだ今のように有名人になっていない頃の
樋渡啓祐さんが書いた文章で、この頃の樋渡さんが一番好きである。

樋渡さん自身が間違いなく『奇人、変人の類』であったと思う。
ちょっと変わっているなと思ったりしなかったら、決してこんなに追っかけたりはしていない。

★人それぞれ、いろんな生き方がある。
でも、結局いつかは死んでしまう。
最近は昔と違って、よく知った人たちばかりのお葬式が続く。

だから、こんなことを思ったりするのである。
でも、今まで通りやりたいことを、気のあった仲間とともに、気ままに楽しくやりたいと思う。仲間の中にはこんなことはあまり考えない、30代40代、50代の『奇人、変人』も多いので、結構気が晴れて『まだゆめ』を追っかけたりできるのである。

『まだまだゆめ』というハンドルネームを持つ奇人、変人も仲間にいるのである。

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トヨタのリコール

2010-02-02 05:27:43 | 発想$感想
トヨタのリコール問題がニュースである。

品質の信頼を武器に販売を伸ばしてきたトヨタだが、今回のリコール問題で一挙にそのイメージを一変させてしまった感がある。

リコールというのは、4輪や2輪ではつき物である。
『一般製品に対するリコールとは、設計・製造上の過誤などにより製品に欠陥があることが判明した場合に、法令の規定または製造者・販売者の判断で、無償修理・交換・返金などの措置を行うこと。
法令に基づくリコールと、製造者・販売者による自主的なリコールとに大別される。』
と書かれているが、


製品に欠陥があったときメーカーが『自らその欠陥、問題点を公開して』市場に出ている商品の改修をしてユーザーの安全を確保する制度で、多分、アメリカから始まった制度だったと思う。


最近では、リコールという言葉も世の中に通用するようになったが、アメリカに早く進出した二輪車業界などがリコールを実施した初めてのメーカーだったのかも知れない。
私が『リコール』という言葉を始めて耳にしたのはもう40年も前のことのように思う。

その頃には、アメリカで実施したリコールを日本でも、メーカーが所管官庁に申し出てメーカー負担で無償で実施するようにした当初の頃は、
お役人から『役所が認可した車に欠陥があると言うのか』とその認可担当者はご機嫌が悪かったものである。

メーカーにとっても費用の要る話だし、なかなか申請の時期が遅れたりするのだろうが、
二輪業界は結構競争するように早い時期にリコール申請する体質であった。
日本はともかく何事も『ごまかし』を最も嫌うアメリカでは、リコールはむしろ拍手で迎えられるものだと教えられたのを覚えている。

結果としては早く対策する方が、費用も安く上がるのだが、その辺りがなかなか難しいのだと思う。
今回のトヨタの問題も何年も前に解っていたものが、その時の判断ミスで今頃になってこんな大問題になってしまったきらいもある。
コスト低減からの部品共通化の問題も一端欠陥があるとこんな大量になってしまうのだろう。


今回の問題も、欠陥問題ではあるが、こんなに大問題になってしまったのは、人間の判断ミスだと思う。
最初に問題が出たとき直ぐに対応しておけばこんな結果にはならなかったはずである。
あのトヨタにしても、こんな問題が起こってしまった。
ちょっとした判断ミスが大事になってしまったのである。

ここまで問題が大きくなれば、後どんなことになるのか、大変なことになりそうである。
『人の判断』の難しさ、怖さを見たような気がする。

それにしても、900万台とは気の遠くなるような数字である。
量産事業の恐ろしさでもある。


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武雄市民病院閉院式とーー

2010-02-01 05:31:09 | 樋渡啓祐さんのこと
★武雄の市民病院の閉院式と  これに関する新聞報道が 『武雄市長物語』で語られている。

市民病院が閉院する、その通りに読めば暗い話題だが、
民間病院として新しくスタートする門出であることは、ブログを見ても、その写真に写る人たちの表情を見ても、
更に、1日遅れての各紙の新聞報道を見ても、直ぐに読み取れるのである。


★全国的な問題の公的病院問題は各地で赤字という問題を抱えている。
人の命に関わる問題だから、その機能が果たせなかったら単に赤字だけの数字の問題では片付けられない、難しい問題を含んでいるのである。

こんな問題は、議論すると間違いなく賛否両論が出る。
ただ、これは理屈ではなくて、現実に赤字の解決と、医療機能の充実という二つのことを具体的に解決しないといけないのである。

私自身は病院問題の知識も持たないし、民間と公立とどちらの長短を解っているわけではないが、
これだけ全国の公立病院が軒並み問題化しているのは構造問題なのだから、
その解決策としての『民営化』は、確かに一つの解決策であることは間違いないと思う。


★だけど、武雄が成功したからと言って、どこでも民営化すれば全て解決するわけでなないだろう。
その辺りが現実の問題解決の難しさなのだと思う。

要は『人』なのだろう。
樋渡さんだから、成功したと言えるのかも知れない。

樋渡さんのブログのコメントの中で、ご自身でこんな風に言っておられる。
『ーーーーー成功すると思った瞬間は、池友会の皆さんから話を聞いて、池友会の病院群を見てまわったときですね。これが市民病院を引き受けるならば絶対に上手くいくと確信しました。ーーーー』
これもある意味『人』なのである。

民営化という形が成功のシステムであったとしても、必ずしも誰がやっても成功するとは、言えないのではないかと思う。

物事の成功の鍵は、それに取り組んだメンバーの質や結束力などもあるのだろうが、
それを引っ張るリーダーの資質こそ最も肝要なのだろう。




★各紙の報道を見ても、全般に好意的で後押しの姿勢である。
全国各地からまた視察が増えるのだろうが、単に形を真似てみても、それが即成功に繋がるとは言えないのだろう。

三木市も病院問題は課題である。
これも現状は形に拘りすぎているような気がしてならない。
微妙な難しい問題である。理屈ではなくてカンがあるかどうかだとも思ったりする。


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