CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

政治とロック

2016年05月05日 | 特になし
ずっとここのところ、風邪気味で調子が悪くブログの更新も滞っていた。

熱帯地方に住んでいて風邪をひくと言う事は、真夏の日本でそのような状態に陥るのと同じで、外気が30度近い熱帯夜にもかかわらず、エヤコンを入れて寝ることも叶わず、汗をかきながら眠らなければならなかった。

例年通りネット・サーフィンを楽しむ人口が極端に減るゴールデン・ウイークも重なり、当ブログも昨年と同じようにペンペン草がそこかしこに発生する閑散とした状況であったが、いくばくかの方に訪問してもらえたことには、感謝したい。

御礼を兼ねて重く感じるキーボードの前に座り、何か一打ち。

と言うわけで、今日ヤフー・ニュースを眺めていると、ストーンズがトランプ候補の大統領選のキャンペーン活動に彼らの曲を使用しないように申し入れた記事を目にした。

ストーンズのスタート・ミー・アップを使っていたそうな

アメリカの大統領選というと、キャンペーン活動を印象的にするため色々な音楽が使用されている。またミュージシャン達も贔屓の候補をバック・アップするため遊説に帯同したり、コンサートを行うケースも良く見られる。

私が記憶している一番古いケースでは、1972年の大統領選でサイモンとガーファンクルが民主党の候補だったマクガバンを応援していたことだった。


当時は、共和党のリチャード・ニクソンが、圧倒的な人気を誇り有利だと伝えられ、その通りの結果となった訳だが、ウォーター・ゲート事件のスキャンダルにより、ベトナム戦争の終結や中国との国交などの仕事を成し遂げたものの、ニクソンも任期半ばの1974年にホワイト・ハウスをあっけなく去ることになる。

ジョンにかかると米中国交開設の解釈とは、裸でニクソンと毛沢東がダンスすること?

今回のストーンズの要請は、彼らが政治的に中立を保ちたいために仕様中止を求めてきたのか、特定の候補者を応援しているのか定かではないが、ブルース・スプリングスティーンやジャクソン・ブラウンなども結構政治に絡んだ歌を歌ったりして、政治に関心が深いアーティストが結構いるように思える。

ジャクソン・ブラウンのRUNNING ON EMPTYがキャンペーンに許可無く使用されたため、直ちに使用をしないよう候補者に申し入れたとか。


ブルース・スプリングスティーンも、大統領選には関係ないが、地方の議会で好ましくない法律(BATH ROOM LAW)が成立したのを受けてコンサートを中止したとか。

日本でも60年代後半頃から、反戦フォークなどのミュージシャンなども出てきて政府を揶揄していたのであるが、大統領選が国の大イベントとして政治だけでなく文化などにも影響を及ぼすアメリカと比べれば、しょぼいものとなった。

もともと、日本人はノンポリの人の割合が多く、ある程度のレベルで政府が国を運営しているのであれば特に口出しはしない、はたまた誰が政権を取ってもそれほど変わり栄えがしないとあきらめているのであろうか?

それに選挙戦にミュージシャンなんかが出てくるのを良しとしない風潮があるのかもしれない。

私もその点に関しては同感で、あまり政治色の強いミュージシャンは好まないのである。

但し、口でそのように偉そうな事を言っても、私の場合、英語で歌われている洋楽の場合その内容を充分理解出来ず、政治的なメッセージが込められていようがいまいが、メロディーさえよければ問題なしと言う、中途半端なロック・ファンである事を付け加えておきたい。