メロトロン繋がりで本日は世界一小さいオーケストラとその昔よく例えられたムーディー・ブルース。
因みに、有名な音楽評論家だった今野雄二氏がイエスのアルバム、海洋地形学の物語のライナーで世界で最も小さなオーケストラとは、ムーディー・ブルースのためでも、マハビシュヌ・オーケストラのためでもなく、まさにイエスのためにこそ用いられるべき言葉だ!と力説されていた。
ただこのアルバムを聴けば、たった5人の小所帯にもかかわらず、ムーディーさん中々やりますなと納得して頂けるものと思う。
それが1974年に出た、This Is Moody Blues。
2枚組コンピ・アルバムだが、俗に言うベスト・アルバム的な選曲ではなく、第二期のアルバム7枚からアルバム・タイトルの如くこれぞムーディー・ブルースと言える印象深い曲の数々が2枚組LPの適切なポジションに散りばめられている。
また曲と曲がシームレスに繋げられていて全体が新譜のコンセプト・アルバムのように聴こえる工夫も….
私にしてみれば、世界で最も小さなオーケストラはとは、イエスのためでも、マハビシュヌ・オーケストラのためでもなく、やっぱりムーディーさんのためにこそ用いられるべきと思う、キリッ。
ムーディ勝山:呼んだ?
呼んでね〜けど、そういや司会、歌唱に伴奏まで全て一人でこなすあなたが世界一小さいオーケストラかもね。