細かい事が気になるのは右京さんだけではなく、この私もたま~にではあるけれど気になる細かい事がある。
ディープ・パープルの名盤に1972年に出たLive In Japanなるアルバムがあるが、日本公演で前列に控えるメンバーは舞台に向かって左からジョン、ベースのロジャー・グローバー、ボーカルのイアン・ギラン、そして右端にポジションを取るのが我らが師匠のリッチーである。
(日本ではLive In Japan、リッチーのギターは左から)
(海外ではMade In Japan、リッチーのギターは左から)
1993年には3枚組CDがアンコール曲を含んだ完全版として再発された。
日本で3回行われたコンサートが日付ごと(CD1が1972年10月15日大阪、CD2が10月16日大阪、そしてCD3には最終日10月17日のブドーカン)に各CDにそれぞれ収録されている。
数曲収録漏れとはなっているが、実際のコンサートと同じ演奏シークエンスに従って収録されていて、まあほぼ完全版と言っても差し支えないと思う。
ただこのバージョンではリッチーさんのギターは右から聞こえるミックスとなっている。
そしてその5年後の1998年、25周年記念として2枚組のCD、リマスター盤が発売された。
CD1にはオリジナル・ミックスに従って同じ全7曲が収録され、CD2はコンサートに使われたアンコール3曲が収録。ただCD1ではリッチーさんのギターは左から、CD2のアンコール曲は右から聞こえる。
さらに2014年に出たボックス・セットは、1993年完全版と同じように日付で分けられた収録で、リッチーさんのギターは右のスピーカーから唸りを上げる。
ただ、特典のダウン・ロード音源はオリジナルと同じ左からギターが。
事の起こりはオリジナル・ミックスが実際のステージとは異なる左右反対の定位だったから、このようなややこしい事になった。
楽器位のポジションを変える事によって安定したミックスになると当時考えたのかな?
いろいろ調べてみたけれど、よくわからない。
おぉ~! そういう事か。
日本盤のジャケの写真を見るとライブ演奏しているバンドを後ろから撮影している。
この並びなら確かにリッチーさんは左側!てな事でオリジナル・ミックスが作られた。
んな訳ないか。
細かい事が気になる秋の夜長でした。