ようやくレコード・プレーヤーが修理を終えて我が家に戻ってきた。
レコード、バンザイ!ってことで景気づけに派手なやつでも。
1976年、ボストンのデビュー・アルバム、Boston(幻想飛行)。
マルチ・プレイヤーのトム・シュルツが全ての楽器を演奏し作成、その上ブラッド・デルプのボーカルをオーバー・ダブしてデモ・テープが完成。
デモ音源がレコード会社から高評価を受け契約に漕ぎ着けたものの、ライブ活動を並行させレコードの販促を図るとのお達しが出たため、急遽メンバーを集め結成となったのがボストン。
新たなメンバーによってアルバムは再録。
完成したアルバムは思いもよらぬ世界的大ヒットによって、それから長きに渡ってマイペースを貫くトムとレコード会社からの圧が対峙する事に相成る。
セカンド・アルバム完成までの2年はまだしも、サードが出るまでにはそれから更に8年。
サード・アルバムからシングル・カットされたAmandaをラジオでふと聴いて、まだやっていたのかって感じた。
天才トムと私のような凡人の時間軸はかなり掛け離れてるって事ですな。
ところで、今回久しぶりに引っ張り出したレコードのため、両面の洗浄・乾燥の儀式を終えた後、帯電防止スプレーを一拭きしベルベット・クリーナで埃をとる。
更にプレーヤの針をクリーナ液で清掃後、プレーヤーに設置した盤にゆっくりと針を降ろし、ほっと一息。
ボストンの新譜を待っているかの如く、この旧譜の一枚の再生に長い~時間が費やされる。
チート疲れたのう〜