1976年はメガ・ヒット・アルバムが豊作の年だった。
昨日のボストンのデビュー・アルバム、イーグルスのGreatest HitsとHotel Carifornia、ピーター・フランプトンのFrampton Comes Aliveにスティービー・ワンダーのSong In The Key Of Lifeなどなど。
そしてボズ・スキャグスのSilk Degreesも忘れてはならない。
デビュー当時はルーツ系ミュージックを追いかけていたものの、コロンビア・レーベルに移籍してからは少々丸くなったのかAOR系に軸足を向ける。
そして当時流行りのソウル、ディスコやロックなどをクロス・オーバーさせ耳触り良く仕上げたのがこのアルバム、Silk Degrees。
本作ではToto結成前のデヴィド・ぺイチ、ジェフ・カーロにデヴィッド・ハンゲートらが演奏に参加している。
それまではボズ・スキャグスのことは全く知らず、後日デュアン・オールマンのアンソロジー・アルバムに収録された13分にも及ぶLoan Me Dimeを聴いて以前の存在を知ることに。
演歌歌っていた人が流行りのシティー・ポップスを歌うぐらいの変わり身でまさか同一位人物だとは... そんな記憶が蘇る。
ところでこのレコードも久々の登場だけど、レコード丸洗いしないの?
もうその手の面倒な儀式はいっさい省略。
レコード鑑賞にシルクの等級なる繊細さなんてもうオジンには無用!
ベルベット・クリーナーで盤面をサッと一拭き、ピチパチ音なんてもう気にしね〜から
いい曲ばっかり。