エルトン・ジョンの1970年の3枚目のオリジナル・アルバム、Tumbleweed Connectionを久々に聴いてみた。
以前に書いた通り、ヨーロピアン調だった前作よりもロック色を高め、Tumbleweed、アメリカの乾いた荒野で風に吹かれてコロコロ転がる枯枝の残骸、をイメージしたのかアメリカン・フレーバーをちりばめたものとなった。
今回はレコードではなく、2008年に出た二枚組のCDにしてみた。もちろん目当てはピアノ・デモやBBCのライブ音源を収録したDisc2。
何故かピアノ・デモ・バージョンの方が正規の音源よりゴスペルやブルース臭があってを個人的にはアメリカさをより感じさせる。
それから、ボツになったミック・ロンソンのギターによるMadmann Across The Waterも収録されていてようやく日の目を見たわけだが、この時期の収録だからTumbleweed Connectionに収録されていても違和感はないアレンジと感じた。
因みにこの曲は次作のタイトル曲になり、クリス・スペディングとデイヴィー・ジョンストンらのギターにポール・バックマスターの重いストリングスが被さった英国よりの重いアレンジに変更されている。
このアルバムでアメリカに接近しすぎたからなのか、次作のアルバム、Madmann Across The Waterの制作で少々揺り戻しがあったのかな?