ジャケットの写真を見ると少々イカつい顔つきで更にガタイが良さげ(6フィートちょっとの身長らしい)の風貌からは全く想像がつかないハイトーン・ヴォイス。
ソロのアコースティック・セットで歌われる曲なんかを聴くと私は結構癒やされる。
週末の本日はそのヤングさんのライブ・アルバムでも聴いてリラックスしてみようと思う。
取り出しましたるは、アーカイブ・シリーズNo.2から、Odeon Budokan。
1976年のツアーからの録音で3月に行われた武道館とイギリスのハマースミス・オデオンでのライブ音源が収録されている。
前半はハマースミスでのソロ・アコースティック・セットから心に染みる5曲、後半の5曲は武道館でのクレイジー・ホースを従えたニールで、彼のまったりしたエレキでのインプロビゼーションが楽しめる。そして前年に出たお気に入りのアルバム、Zumaから数曲選曲されていてより懐かしく感じる。
ブートで完全版も出ていて全部聴いてみたい気もするけど、気力の乏しくなったオジンの私ゆえこのCD1枚だけで腹八分目に抑えておくのがちょうどいいかな。
ちなみに1978年に出たComes A Timeに収録され、ニコレッタ・ラーソンのカバーでヒットしたLotta Loveもこの時のライブで演奏されている。実はこの曲1976年1月に既に録音されていたが、正式なリリースは2年後の次作のアルバムだったことから、当時武道館ライブに参戦していた方々は、この最新の未発表曲に遭遇しこの曲一体何?って思ったかもしれない。