CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

週末のひと時にもう一枚

2023年05月20日 | BRITISH ROCK

スコットランド出身のソング・ライター・コンビ、ジェリー・ラファティーとジョー・イーガンが在籍した英バンド、スティーラーズ・ホイールのファースト・アルバムに収録され大ヒットしたStuck in The Middle with Youを初めて聴いた時、彼らがアメリカのバンドだと思った。

それはエルビスの初期の大ヒット曲の数々を描いた、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのコンビによってアルバムがプロデュースされたのが一因ですかね。

ジェリーとマイクのファンだったプロコル・ハルムのゲイリー・ブレッカーはスティーラーズのアルバムがちょうどロンドンのアップル・スタジオで録音されていたのを聞き及び、プロコル・ハルムの9作目のアルバムのプロデュースをオファーしたそうな。

そして出来上がったアルバムが、1975年のProcol's 9th。1970年のアルバム、Homeから連続して5枚のプロコル・ハルムをプロデュースしてきた英国人クリス・トーマスからアメリカ人のコンビに変わってアルバムの印象が変わった。特にジェリーとマイク作の1曲とビートルズのEight Days A Weekを楽しげに取り上げイメチェンを図った。

そして英米チャートではそれぞれ41位と52位の中ヒット。

もちろんプロコル・ハルムの作詞作曲チーム、キース・リードとゲイリーの芸風はそれほど変わらずも、プロデューサーの変更でかなりそれ迄の何となく英国的重厚さが売りの雰囲気が消えて飾り気を排除したアメリカンな作品となり、全体的にちょっぴり地味目な感はあるがまったりとした週末を過ごすにはいいかも。

 


週末のお昼はボリューム・アップして

2023年05月20日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連

ディープ・パープルの1974年の第3期の第1弾、Burnでも。

それまでの芸風にファンク・ソウルのふりかけをパラパラとまぶした試み。そして新メンバー、デビッド・カバーディールとグレン・ヒューズのダブル・ボーカルが新たな魅力を引き出す。

昨夜のボウイのHeroesで絞った音量を割増でアップさせれば、今日も1日元気はつらつ、健康飲料“A”200 !てな感じで。

おぉ~っと、“A”200は防虫剤だったっけ。