1979年のフリートウッド・マックのアルバム、Tuskはバンド内の3人のソング・ライターの個性をさらに引き出す方向で制作された。
特にリンジー・バッキンガムの曲は実験的な路線で攻めてそれまでと違いを見せたかったものの、従来のマックとしてはちょっと突出した感もあって思ったよりはウケが良くなく、当時バンドとしてのバランスが保てなかった様に思えた。
てなことで少々煮詰まってきたバンドとしての創作活動を一旦休みにして、80年代になると各人がソロ・アルバムを制作しそれぞれの想いをよりポジティブに発散させることに。
こうして1981年にはスティービー・ニックスのソロ・アルバム、Bella Donnaが我が家にも届く。
ふたりの女性コーラスを従えマックとの違いを見せようとするが、やっぱり一番のハイライトはトム・ペティーとハート・ブレイカーズとのコラボですかね。
これによって従来のふんわりとしたマック流ポップ路線から、カントリーや南部系のアーシーなサウンドへと....
スティービーのハスキーで時折ドスの聴いたボーカルによくマッチしているように思える。