かってブルース・スプリングスティーンと共にローリング・ストーン誌のレビューで、ボブ・ディランの後継者と評されたエリオット・マーフィーの1977年の4枚目アルバム、Just A Story From Americaでも。
ブルース・スプリングスティーンはアルバムを制作し続け、1975年のBorn To Runでついに大ブレーク。
一方エリオット・マーフィーは1973年のデビュー・アルバムに続き、2作目のLost Generation(1975年)と3作目のNight Lights(1976年)と結構内容のいいアルバムを出し続けるもヒットにはつながらず、4作目は気分を一新しロンドンに渡り録音を敢行。
プロデューサーを変えミュージシャンもイギリス人を起用し、ドラムスはジェネシスのフィル・コリンズがほぼ全面的に叩き、元ストーンズのミック・テイラーもリード・ギターで一曲だけではあるが参加。
そこで出来上がったアルバムは以前と同様に素晴らしく、またバラエティーに富んだ内容で特に アルバム・タイトル曲のJust A Story From Americaは今までにはなかった中南米のリズムを取り入れた。
残念ながらこのアルバムもブレークするほどにはヒットせず、その後活動の拠点をパリに移し活動していくことに。