60年代後半ブルース・バンドとしてスタートしたSteve Miller Band。
1968年にファースト・アルバムを出し、何度もメンバー・チェンジを行い中堅バンドとして活動を続ける。
それまでブルース路線を基本に時代の流れに従ってサイケデリックな要素を取り入れたり変化を加えてきたものの今ひとつだったが、1973年の8枚目のアルバム、The Jokerで少々ポップに仕立てた曲、The Jokerがシングル・カットされ全米1位の大ヒットし、アルバムも全米2位にランクされついに大ブレイクした。
お面を被っておどけて見せるスティーブ。
ただポップの要素を加味したとは言え、個人的には過去のアルバムと同様全体的には結構渋めに仕上がっているのでは?と思う。
オイラはジョーカー(戯け者)って軽い気持ちで歌っていたスティーブ・ミラーもまさかこれほどまでに大ヒットしたのは何かのジョークだと思ったのでは?