伝説のカントリー・ロック・バンド、フライング・ブリトー・ブラザーズ繋がりでリック・ロバーツとジョック・バートレーによるデュオが結成され、さらにギタリスト兼ソングライターだったラリー・バーネットや他のメンバーが加わり1974年にファイヤーフォールが誕生。
1976年のデビュー・アルバムがヒットし順調に活動を継続、そして1978年にはサード・アルバム、Elanが出てまたまた全米11位とヒットさせる。
このバンドの特徴はバンド内に二人のソングライター、リック・ロバーツとラリー・バーネットが在籍しリックはアーバンな雰囲気のポップよりの曲、ラリーは少々泥臭い曲調とそれぞれの持ち味を出しバランスが取れている事だ。
ただこのアルバムでプロデューサーのトム・ダウドと音楽的な方向性の違いで対立、レコーディングはやり直しを強いられなんとか完了したもののギクシャクした結末となった。
この後は更にいろいろなトラブルがあって残念ながらバンドの趨勢も下降気味となる。
やっぱり移り気の激しい人気商売においてコンスタントに活躍していくのはいつの世においても至難の業。
ここは彼らの最後の輝きとなったElan(音楽に対する情熱)をただじっくり味わう事に。