ポール・マッカートニーの2007年に出た14枚目のソロ・オリジナル・アルバムって言われても全くピンとこない。
それまで長年の間在籍していたEMIから離れてスターバックスとコンコード・レーベルによって共同設立されたHearmusicからの移籍第一弾として発売されたのがそのアルバム、Memory Almost Full。
買った当初に数回聴いてはみたものの、その後CDのトレイに乗ることのなかった一枚。
一曲目のDance Tonight はシングルとしてカットされプロモ・ビデオなんかがあったのでなんとなく覚えているけれど、その他の曲はほぼ記憶になくオイラにとってはチョット影が薄いアルバムかな?
てな事で本日十数年ぶりに改めて聴いてみると全体的には悪くないし、何度も繰り返し聴いていけばしっくりくるのかもしれない。ただポールの細部にわたってしっかり作り込まれる手法は時折オーバー・プロデュース気味に感じることも。
もっとシンプルにアレンジしても良かったのではないかと…
アルバム・タイトルじゃないけれど、歳を重ねるごとにオイラの脳内の記憶スペースも満タンに近づく。
もっとシンプルでガツンとくる方が記憶には残り易いと思う今日この頃。