日本が誇る世界で活躍する!って形容されるミュージシャンがいるけれど、それって案外日本だけで盛り上がっているのかも…
海外でレコーディング敢行、あの海外の著名ミュージシャンが参加!ってアルバムにクレジットされていても実態は小遣い稼ぎによる名義貸しなんてことも。
ただこの人の場合はチョット違うかな。
Stomu YamashtaのGoは京都出身の打楽器奏者の山下勉氏を中心に元トラフィックのスティービー・ウィンウッド、リターン・トゥ・フォーエバーのアル・ディ・メオラ、元サンタナのマイケル・シュリーブに元ダンジェリン・ドリームのクラウス・シュルツュなどその筋では本当に著名なメンバーらによって結成されたプログレ・バンド。
これだけのメンツが集まりプログレ・アルバムを制作するって相当山下氏の実力を買ってのことじゃないかと。
本日はGoの1977年の2枚目のスタジオ・アルバムかつ彼らの最後のアルバムとなってしまったGo Tooでも。
デビュー・アルバムと比べるとスペーシー感は後退したものフュージョン系サウンドをベースにしっかり作り込まれている。また今回ソウルフルなボーカルが売りのスティービー・ウィンウッドが本人の都合で参加出来なかったものの今回起用された男女一組の代役のボーカル、特に女性シンガーのリンダ・ルイーズは十二分にその大役を果たしている。
とは言え前作の全米60位のように100位以内に食い込む事は出来ず156位。
やっぱり一般的な売れ線からは外れているよね、結構好みなんだけれど…