70年代は何とか乗り切れたジェファーソン・スターシップも、80年代となるとロックのトレンドはポップさがより求められるMTV全盛の時代に突入しうまく対応できなかった。
行き詰まったは彼らは1984年に中心メンバーのポール・カントナーがバンドから脱退したのを機に、バンド名をシンプルにスターシップと改名しポップ路線に躍り出る事に。
1985年のアルバム、Knee Deep In The Hooplaはそれまでの芸風と異なるかなり弾けたもので、アルバムは全米7位、シングル・カットされたWe Built This CityとSaraはチャート・トップを飾る大ヒットとなった。
とは言え、はっきり言ってレコード会社に売れ線を無理やりやらされている感ありありで、長続きはしなかった。
大ヒットしたものの、We Built This City🎵っていつも通りハリのあるボーカルをレコーディングで披露したスリック姐さんも何かが違うってさぞ困惑した事だろう。
でこのアルバム、どうよ?って問われると、嫌いじゃない。
来日記念のバンド・メンバーによるオートグラフの寄せ書き。これって自筆ではあるものの印刷されたものなんだけれど、昨年ヤフオクに出品され三千円ほどで落札されたので驚いた。ところでグレース姐さんのオートグラフとてもじゃないけれど一目見ただけではGraceって読めないね。