CDの背にある表記を見ながらCD収納棚をサーフしていると、クラプトンのアルバムに目が止まった。
461 Ocean Boulevardというアルバムだ。
なんで目が止まったかと言うと、このCDはDeluxe Editionという2枚組限定盤で背表紙が他のCDより大きかったから。
2004年に再発されたCDで、ディスク1には5曲のボートラ収録、そしてディスク2は当時のライブ演奏が11曲収められている。
( CD2枚組のデジパック仕様の輸入盤。当時シンガポールに住んでいてそこで買った。お値段30.95シンガポールドル。当時のレートだと、2千円ぐらいだったか)
オリジナルの461 Ocean Boulevardは1974年に発売されたのだが、その当時懐具合が寂しくレコードを買えなかった。
当時関西のFM放送に毎週五日ウイーク・デイの夕方6時にアルバム丸ごとオン・エヤーする番組があって、エヤー・チェックすることにした。
エヤー・チェックって言葉今や死語になってしまったが、お金のなかった当時はバーゲンで安物のカセット・テープを買って、ステレオ・レシーバーからの音源をカセット・デッキで録音と本当に良くお世話になったものだ。
この番組は、DJが前もって“3曲続けてどうぞ”なんて合図を送ってくれるのでアルバムの全曲をDJの声が全く被らないで録音出来るという、エヤー・チェッカーにとっては神みたいな番組だった。
ただ、アルバムの収録時間が長すぎて番組に収まりきれない時は、いつも最後の曲が犠牲となってフェード・アウトして放送終了となった。
461 Ocean Boulevardも最後の曲、Mainline Floridaも途中でフェード・アウトし尻切れとんぼの録音となったのを覚えている。
働きだして、大人買いできるようになってからこのアルバムのレコードやCDなどを買い集め、Deluxe Editionも購入した。
しかしながら、オリジナルの461 Ocean Boulevardの音源は、エヤー・チェックしたカセット・テープ時代からかなり聴いてきたので、このDeluxe Editionは開封したもののほったらかしの状態であった。
と前振りが非常に長くなったが、そういや ディスク2の音源今まで聴いたことなかったな〜と思い出し、発売後14年経ってようやく日の目をみることになった。
このライブは、1974年に461 Ocean Boulevardが発売された同じ年の12月、ロンドンにあったロックの殿堂、ハマースミス・オデオンでのライブ。
そのため演奏メンバーはスタジオ録音とほぼ同じメンバーで、1曲目から3曲目にアコースティック・ギターも聴こえるゆったりした演奏だったので、461 Ocean Boulevardのようにレイド・バックしたものかと思いきや、エレキがメインの演奏となるとクラプトンがギンギンにひきまくり、力強くロックしていました。
461 Ocean Boulevardでバック・コーラスを務めたイボンヌ・エリマンも迫力ある歌唱を披露し大変満足。
こんな出来の良いライブ音源今まで聴かなかったなんて!
お金のなかった頃は、今のハイレゾと比べると音質の悪かったエヤー・チェックしたテープではあったが、もっと一曲一曲丁寧に聴いていた気がする。
大人買い出来るようになって、買った時点で満足してしまいそのまま棚の片隅に無駄に埋もれてさせてしまう。
(なんとレコードや通常盤のCD以外に、デカ・ジャケCDなるキワモノも買っていたとは。 とほほ...)
本当ダメな私。
反省の日々。
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