本日はジョージ・ハリソンのビートルズ解散後のソロ2作目のLiving In The Material World でも。
1973年に発売された作品で、アルバムは世界的なヒットとなり全米・全英でそれぞれ1位と2位、シングルのGive Me Loveも 全米・全英で1位と8位だった。
発売と同時に近所のレコード屋にこのアルバムを買いに出掛けたが、当時日本ではポールの新作Red Rose Speedwayとちょうど同時頃に発売されていてどちらを先に買うべきか迷った記憶がある。
当時のLPが1枚2千円の時代、現在の物価から考えるとかなり高価な代物だったと思う。
お正月でもない限り子供の小遣いのレベルでは大散財のケースであり、お正月が遥か彼方の時期に無理してレコード買ってしまうとその後のやりくりが厳しくなるのは身に染みていた。
ただどうしても我慢できなくて2枚一気に買った様な。
当時の記憶が定かではないのだが、自身の小遣いで足りない分の資金源は多分母親に小遣いの前借りを申し出たか2歳下の弟から適当な事を言って小遣いを貸してもらったかな?
今や症状がかなり進行し慢性化してしまった“レコード何が何でも買いたい病”がどうもこの頃に発症したのではないかと....
内容的には少々宗教臭くまた個人的に苦手だったインド楽器の音色も漂う曲もあり、ジョージの精神世界を理解するのはお子様にとってはちょいとハードルが高かった。
無謀にも2枚一気買いするんじゃ無かったと後悔。
ただ年を経るにつれてその音楽性を理解できる様になり、今では好きなアルバムの一つであるのは間違いない。
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