CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

玄人向けなポップ

2023年05月16日 | BRITISH ROCK

1977年当時パンク・ムーブメントの中オルタナ・ポップ・バンドとして登場したXTC。

80年代になって更なるポップ度を増してたどり着いたのが彼らの代表作の1989年のアルバム、Oranges & Lemons。

ジャケを飾るポップ・アート、いけてます。

但しポップ度が増したからと言って、リスナーにストレートに響く様なポップさではなく、結構捻くれた感じで聴き手を選ぶ。

かく言う私もイマイチピンと反応できず、彼らの良さを理解するのに四苦八苦。

トウシロ的にはもう少しシンプルに演ってくれればと思うのだが…


ホワイト・アルバムでも

2023年05月15日 | BEATLES-BADFINGER関連

1968年(日本では1969年)に発売されたビートルズのアルバム、The Beatles(ホワイトアルバム)でも聴いてみる。

ホワイト・アルバムって言っても、1969年の初回盤ゆえ結構年季が入ってリングもクッキリ、結構汚れまくっていたホワイトとは言えない出立ち。

ただ中身は傷も少なく結構サクサク聴ける。

ところで今のご時世、注目はやっぱり一曲目のBack In The U.S.S.R.ではないだろうか?

当時はキューバ危機を双方がギリギリで回避した後、ソ連と西側諸国は冷戦状態だったが不安定ながらも妙にバランスが取れていて武力衝突はなかった。まあ戦ったところでそれに見合うものが得られないって現実的な判断があったって事だったのかな?

そんな中、ビートルズはサーフィン調のサウンドで、U.S.S.R.良いとこ一度はおいで~🎵って感じでおちょくった。

ブリッジのコーラス・パートで

ウクライナ・ガールはオイラをノック・アウト

西側なんて置いてきぼりだぜ

そしてモスクワ・ガールはオイラにシャウトさせるのさ

我が心のジョージアってね 

*当時ソ連に属していたジョージア(グルジア)共和国とアメリカのジョージアをかけていたかは不明

 

あれから60年あまり経ってまさかこんな事になるなんて…

やっぱり世の中平和で、罪のない軽口が許容される社会が一番。

落とし所を見つけ早く事が終結されるのを切に願う。


ジャケに惹かれて、その2

2023年05月15日 | AMERICAN ROCK/POPS

何だか映画の1シーンを切り取った様なジャケを飾る写真。

リンダ・ロンシュタットの1977年の8枚目のソロ・アルバム、Simple Dream、全米1位に輝く大ヒット作。

全てカバー曲で彼女のフィーリングにぴったりな選曲。

彼女、それともプロデューサーのピーター・アッシャーが選んだのかな?


ジャケに惹かれて

2023年05月14日 | PROG ROCK

ロック・ミュージックに目覚め有名どころのレコードを集め出した70年代の初め頃、まだムーディー・ブルースってバンド知らなかった。

クラスのロック通に1972年に出た彼らのメンバー・チェンジ後7枚目のアルバム、Seventh Sojournを教えて貰ってハマりました。

そしてその前年に出たアルバム、Every Good Boy Deserves Favour(童夢)のジャケのデザインに特に惹かれたものの、国内盤はすでに廃盤。色々探し回ったものの結局手に入れられなかった。

その彼らが1974年に日本公演にやってくるとのことで、来日記念盤としてそれまでのアルバムの再発盤がドーンと出てきて、ようやくゲット。

もちろん中身も良いけれれど、やっぱりジャケですね。

アルバムの邦題である“童夢”もジャケに完璧にフィット。


BTO ファースト

2023年05月13日 | AMERICAN ROCK/POPS

カナディアン・ロック・バンド、ゲス・フーの中心メンバーだったランディー・バックマンがバンドから脱退。

1973年ランディーを含む3人のバックマン兄弟とCFターナーのカルテットで新バンド、バックマン~ターナー・オーバードライブを結成。

バンド名をタイトルとしたデビュー・アルバムが同年に出た。

基本的にはノリの良いシンプルな構成のハード・ロック、ブギーにブルース、時に軽めのボサノバ・タッチなどの自作曲を演奏。

特に大ヒットした曲は収録されていないアルバムではあるが、さらっと聴けてドライブのお供には最適。

明日の日曜日、久々にドライブにでも出かけてみようかな。


アップル大躍進

2023年05月13日 | BEATLES-BADFINGER関連

ついでに他の古いシングル盤もゲット!

1968年、アップル・レーベルを設立しての第一弾シングル、Hey Jude。何故か日本での初回盤は何故かオデオン・レーベル。

当時は7分超えのシングル盤は珍しく、ビートルズ故なせる技。ただ当時はAMラジオが主流でオン・エアーされても延々と続くコーダ合唱の箇所でフェード・アウトしていた様な記憶が…

ビートルズ+曲のよさから当然の如く大西洋を挟んだ英米のチャートで1位を獲得したが、このシングルを英チャートで1位から引きづり下ろしたのが何と同時発売のシングルでポールのプロデュースでメリー・ホプキンが歌う”悲しき天使”。

ロケット・スタートを切ったアップル・レーベルだったが、その後会社は左前に。

天才音楽家だった彼らだが、経営に関しては?だった様な。


レトロなシングル盤

2023年05月12日 | AMERICAN ROCK/POPS

古いシングル盤見つけたので買ってまいりました。

ママス・アンド・パパスの1966年、夢のカリフォルニアに続く3枚目のシングル、マンデー・マンデー。

見事全米チャート1位に輝く。

もう月曜日って最悪!って感じで力の抜けたボーカルやコーラスが前作の夢のカリフォルニアと対照的で面白くフォーク・ロックに60年代のサイケデリック感漂うような印象。

このシングル盤で一番惹かれたのはやっぱりこのレトロチックなジャケですかね。

特にサイドー2のGot A Feelin’の邦題“感じるネ”と“ね”がカタカナ表記なのが印象的。

さらにサイドー1の手書きの“マンデー・マンデー”に対して活字タイプの“感じるネ”のフォントに統一性が全く見られない。

やっつけ仕事だったのか?それとも斬新さを狙ったのか?


ボンビーの独り言

2023年05月11日 | PROG ROCK

レコードってCDより音がいいの?

CDは人間の可聴域を超えた22Khz辺りでバッサリとフィルタリングで高域をカットし、非可聴域である高域の音を全身で感じることが出来ないだとか、サンプリング・レート44.1Khzとビット深度16bitのスペックにではレコードの再生音源の様な段差の無い連続したナチュラルなウエーブになり得ない。

だからレコードの音源が優れている、なん~てしたり顔で言っている人がいるけれど、それって本当かな?

そもそも高域が20khzを超える音源がカットされているレコードってそんなに無いって話もあるし、初・中級ユーザーが使う一般的なレコード・プレイヤーに付いているMMカートリッジの再生周波数範囲って最大で22Khz辺りだからCDのスペックとそう変わらない。

もちろん諭吉さん大量投入すればハードの面ではハイ・スペックなリスニング・システムの構築は可能ではあるが、私のような高域音源無理!って言う様な劣化したスペックの持ち主なら正しく猫に小判。高額投資によるハイスペックな機材は導入すれば確かにディスアドバンテージは無いと思うが、一般人にはその費用対効果がハッキリと認識できないのではないかと…

違いがわかる人って、資金的に余裕があり視聴覚的には感度抜群のスペックを持った選ばれし人だけかな?

てな事で、昔に買った古~いレコードをせめてビチパチ音を減らすために、今日もアライグマの如くセッセとレコードを洗う私であった。

1970年、ELP ファースト・アルバム。日本では1971年に発売。

グレッグ曰く、クリムゾンの宮殿を超えたかった。お見事英・米チャートでそれぞれ4位・18位とクリムゾン超え達成。

誰が聴いてもELPって言えるキースの印象的なキーボード大活躍っす。

 

 

 

 


スターシップ発進!

2023年05月09日 | AMERICAN ROCK/POPS

ジェファーソン・スターシップの1975年の2枚目のオリジナル・アルバム、Red Octopus。

ジェファーソン・エアプレイン時代の末期、グループの創設者の一人のマーティ・バリンが脱退、更にホットツナ組もそれに続いて、バンドは空中分解。

残されたポール・カントナー、グレース・スリックらが新メンバーを入れてバンドを再構築し、ジェファーソン・スターシップが誕生。

このアルバムから、エアプレインを脱退したマーティ・バリンも完全復帰しエンジン全開。

おかげでビルボード200のアルバム・チャートで1位になる彼らにとっての代表作となった。

基本的にはエアプレイン時代からのサイケ(プログレ)、AOR、ブルースとハード・ロックが絡み合った芸風を昇華させたものではあるが、ジェファーソン人気の不毛の地、我が国日本では当時イマイチだった様な。

個人的には一聴して全体的に少々地味かなと思った次第。

ただ歌詞に込められたメッセージを瞬時に掴み取れる彼の地のリスナーとは、メロディーやビートだけを追い求める私なんかとはやっぱり理解の度合いが違うからね。

つまり何度も聴き込む、即ち噛めば噛むほど味が滲み出てくる茹で蛸って事ね。


やっぱり面倒臭い

2023年05月09日 | 特になし

先日の日曜日、ご無沙汰だったレコードをどれだけまとめて聴けるか試してみた。

長い間聴いていないので、せめてプチパチ音だけ最小限にしようと脱脂綿での水拭き・乾燥後に早速Let’s play music!

我が家最古のオデオン・レーベル日本盤で聴いてみた。

昨年ステレオ音源のリミックス盤が出たけれど、こちらのオリジナル・ミックスの方が当時の時代の香り出ていていいかも。

リボルバー聴いてみたので、ついでにラバー・ソウル聴いてみた。因みにジョージ・マーチンは1965年のステレオ・ミックスの仕上がりに少々気に食わないところがあったのか、1987年のCD化の際ラバー・ソウルをリミックスしている。ただ音の再配置は基本的にオリジナルに忠実だとの事で実質はさほど違わない。

だけど、新たにこのアルバムもリミックス(デミックス)されて近日中に登場するのかな? 何だかね〜

悪魔の呪文が久々に聴きたくて取り出した。

ラララ ライ、 ラララ ライ〜 違う!それは藤崎マーケットや。

マーシャル・タッカー・バンドのサード・アルバム、Searchin' for A Rainbow。カントリー寄りのサザーン・ロック・バンド。

聴きどころは、最後の曲Can't You See、これはファースト・アルバムに収められた曲と同じであるが、このアルバムではライブ・バージョンが収録されパワーアップ。

いい感じ。

バッドフィンガーのデビュー・アルバム。映画のサントラ曲や前身バンド、アイビーズの曲などが収録されまとまりに欠けると言う人もいるが、それぞれの曲の出来はいけてます。

とここまで来て、燃料切れ。クリーニングも面倒臭いが床に散らばったジャケやレコード片付けるのもこれまた大変。

この辺りが限界、また日を改めて。


難解さを解く鍵

2023年05月09日 | PROG ROCK

プログレ不毛の地、北米大陸に於いて大きな成功を収めたカナディアン・バンド、ラッシュ。

Zepタイプのハードロック・バンドとしてスタートし、メンバー・チェンジ後プログレ・ハード路線へと舵を切り、前作のPermanent Waveからさらにラジオ・フレンドリーな要素を加えて大ブレーク。

そして翌年の1981年その完成形として彼らのキャリアの頂点を極めたのが出たのが通算8枚目のスタジオ・アルバム、Moving Pictures。

高度な演奏技術やしっかりしたハイトーンのボーカルもさることながら、やっぱり曲に親しみやすさがあるのが人気の決め手。

難解な展開の中でポップに弾ける。


連休です、その3

2023年05月05日 | 特になし

昨今のレコード・リバイバル・ブーム。

昔は中古ショップに行けば結構安い値段での掘り出し物があったけれど、今じゃほぼ皆無。ネットで調べたのか一丁前の値札が…

レコード・メーカーも当然そんな状況をただ座して眺めているわけもなく、アゲアゲ・ムードを煽るかのように評判の良かったレコードをガンガン再発している。

ただ当時の仕様での再発では芸がなく、音質的には最新のリマスターや時にはリミックスが施され、さらにビジュアル的には貫禄の180グラム重量盤、カラー・レコードやピクチャー・レコードなどあの手この手の差別化が図られている。

個人的には仔細に聴き分けられる特別な聴感も持ってないし、そもそも集合住宅の小部屋で音量を絞って聴くような鑑賞環境なので、工業製品としてその規格に沿って制作されたものであれば音質的な拘りはさほどない。

そう!やっぱりビジュアル的なものに惹かれる。

てなことで本日はカラー・レコードでも。

赤盤は音質向上って事で昔から馴染みがあるが、ブルーの盤はそれほど見かけない。特にクリアー・ブルー盤は美しく眺めているだけで満足。

(LCDの光を当てると宝石のように輝いて見える。)

Welcome to The Blue World~!(喜)

ビートルズ、1967−1970

ジェフ・ベック、Guitar Shop

ストーンズ、Out of Our Heads UK

テッド・ニュージェント、Free for All

アメリカ、Your Move、などなど。

因みにクリヤー盤には泣きどころが。

盤が透き通って見えるので、裏面のカッティング・ラインも一緒に見えてしまう。

そのため中古品の場合、ショップでの検盤の際盤面上の指に当たらない様な微細な傷を発見するのは至難の業。

ウキウキして家に持ち帰り、見えなかった小傷からプチ音大量生産したのなら本当沈んじゃうね。

Welcome to The Blue World~!(泣)

 


印象の異なる曲

2023年05月01日 | BRITISH ROCK

本日はギルバート・オザリバンのALONE AGAINでも。

1972年にシングルで出て全米・英チャートでシングル部門それぞれ1位と3位を書くとした大ヒット作。

ミディアム・テンポの牧歌的な親しみやすいメロディーを持った曲だが、歌ってる内容はそれに反してかなり内省的で暗~い。

 

今から少し前のこと

結構憂鬱な時には 

妄想してみる

近所の塔の映像が浮かび、

そしてその塔の天辺まで登ぼり、

そこから身投げすれば、

粉々に砕け散って誰だかわかない….ってね

 

だから最後にAlone Again, Naturallyってなるわけね。