ジェネシスは1982年のライブ盤発売後、メンバー各自がソロ・アルバムを制作する事に。
そしてその翌年の10月には結構短いインターバルで12枚目のセルフ・タイトルのスタジオ・アルバム、Genesisを出した。
それ迄の2枚のスタジオ・アルバムは全英1位を獲得、アメリカでも10位前後と80年代になってブームの去ったプログレ界で唯一気を吐いていたと思う。まあ、イエスも同年ロンリー・ハートのヒットでなんとか息を吹き返したが…
ジェネシスの象徴とも言えるピーター・ガブリエルの脱退で一時はどうなることかと思ったが、それまでのプログレ路線に彼ら独自のポップさを掛け合わせた事が功を奏し生き残りに成功、さらにトップ・バンドの地位まで上り詰めたのはすごいの一言。
ちなみに、今回のアルバムはソロ・アルバムの制作ためそれほど時間に余裕がなかったにも関わらず前作同様全英1位、全米9位と大ヒット。
もう貫禄の1枚と言える。