今、関西で最も熱い場所と言えば、阪神尼崎駅。
熱いというよりは、異様な感じすら漂っています。
5・6番ホームの西端に望遠レンズを備えたカメラを持った鉄っちゃん達が入れ替わり立ち替わり、写真を撮る光景が展開されています。
それもそのはず、普段ならいるはずもない電車が居る訳ですから。
それがこの写真、そうです。阪神尼崎に阪急5100系が参上している事で、ホーム端で撮影会状態となっているのです。
なぜここに阪急5100系が居るかというと、どうやら能勢電への譲渡のための改造を受けるようで、伊丹線や箕面線の3000系の置き換えよりも先に能勢電へ譲渡の動きは想定外でした。
線路の幅は同じなので、ATSさえクリアすれば走れるということですが、新開地からの折り返しで夜間に回送し、尼崎到着後は編成を4両ずつの2手に分けて入場させるようで、最初の4両の工事が終わってから次の4両というように、工程で分けられてるとすると、全工程が済むまで留置しっぱなしというふうになるかも。
阪神線内を阪急の車両が自走するのは64年ぶりだとか。車両限界はクリアしてたのですね。
また現在、阪神尼崎工場内には、元JR東海の119系がえちぜん鉄道へ向けての改造中で、下りの電車内からかろうじて見える場所に留め置きされていました。こちらは軌間の幅が違うので、トラック輸送になるでしょうが、いずれにしても異様な光景ですが、今後も起こるなら、見慣れる風景になるのかも知れません。