六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

国鉄色485系狙いで 会津へ

2016-01-04 |  出撃 at 東北地方
 記事が新年のご挨拶と前後しましたが、2015年の撮り収めは国鉄色485系を狙いに、会津地方へ出撃することとしました。
 今年の年末年始は1/1~1/4が仕事で、その前後が休みのため、12/29~31に南東北へ行くこととしました。ちょうど〔会津ふるさと冬休み号〕が運転されているので、先週中止した栃木県内での〔カシオペア〕号も絡めて一緒に撮影してしまおうというわけです。

 . 短い地獄旅
 出発が12/29の昼前だったので、ちょうど帰省ラッシュのピークと重なります。
 家を出る時にちょっと遅れて近鉄の電車を1本逃してしまったので15分遅れ、余裕のある島田ではなく静岡で乗り換えるパターンになってしまいました。
 自宅最寄駅~名古屋1217~2328F モハ313-5304~1308豊橋1323~952M クハ312-2319~1357浜松1410~796M クハ210-5031~1520静岡1523~1460M クハ210-5012~1641熱海1702~3536E サロ230-1069~1848上野1917~3553M サロ232-3024~2053宇都宮2058~691M クハ230-6019~2148黒磯2200~2155M クハ718-1~2301郡山

 これはもう静岡地獄の旅が始まると思ったのですが、実際に地獄だった区間は豊橋~浜松~静岡の2列車で、3両編成で立ちっぱなしの人もいる可哀想な状態でしたが、しっかり座って移動。

 静岡駅での3分接続で皆ダッシュで乗り換えるのですが、3両→6両になるうえ、皆んな目の前の3両に乗り移ったため、最後部6両目は乗客が5名しか居ないガラガラで静岡を出発。前の3両で立ってる人って本当にバカみたいとしか。

 富士到着までで4名しか乗客は乗ってこず、端っこ10席を独り占めで状態で余裕の富士山撮影。
 熱海からは平日ダイヤなのに、ありがたい休日料金のグリーン車を2本乗り継ぎ、宇都宮からも231系セミクロ車、そして黒磯から先も719系なので、快適に移動することができました。


 . 郡山で滞泊

 福島県には〔北斗星〕狙いで最近も何度か来てましたが、ほとんど福島市か国見町泊りが多かったので、郡山での滞泊は2011年4月以来の約5年弱ぶりとなります。
 485系の撮影までには時間があるため、磐越東線の撮影でもと思いましたが、有名撮影地の要田まで行っていると時間がないので、阿武隈川を渡る列車を撮影することにしました。

 回りは快晴なのですが、強風にもかかわらず、全く同じ場所から雲が動かないため、郡山の市街地のみ晴れない状態で列車が来てしまいました。

 郡山駅~撮影地間は地元福島交通のバスで移動します。帰りのバスが15分以上待っても来なかったので、時刻表をよく見ると、12/30は平日ダイヤでの運行でした。郡山駅には9:25に到着。磐越西線に乗り換えます。

 . いよいよ磐西へ

 郡山から乗った会津若松行きの普通列車は、既に大勢の帰省客で混雑、猪苗代駅でも階段で渋滞が起きる程の人が降りました。猪苗代というか、磐越西線の駅でこんな光景を見ることは滅多にないでしょうか。

 駅に着くとほとんどの人がそそくさとタクシーや迎えの車に乗って行き、駅に残ったのは私を入れた3人ほど。どうやら上りの普通列車が遅れてるようです。

 猪苗代駅で降りるのは相当前だったと思います。2007年以来の約8年ぶりですが、隣の川桁駅では昨年も降りているので、磐越西線自体は結構な頻度で立ち寄っています。

 今日の下りは天気が今一つなので、中小松のカーブから直線に入る場所で撮ることに。しかし農道が雪で通れず、県道を大回りする形になったので、現地まで40分程掛かってしまいました。これなら川桁駅で降りた方が早かったです。
 少し小雪がちらつく中、タイフォンの音が鳴り響き、3つのライトが見えました。

 10名近い撮影者が一斉にシャッターを切ります。最初はもう少し東側のカーブの所で撮ろうかとも思いましたが、前回455系の撮影時にそこで撮っているので、今回はこの場所から撮影として1本目撮影終了。
 次に乗る列車が快速なので、川桁には停まらないため、また猪苗代駅まで40分掛けて歩いて戻ります。
  
 上り列車はこちらも定番の磐梯町-翁島のSカーブで撮影すべく、磐梯町駅で下車し、こちらも30分程掛けて歩いて来ました。

 磐梯山は雲に隠れているものの、上空は晴れていて背景も日が当たってるのに、どうしても我々がいる場所だけが一向に晴れてくれません。午前中に起きた車両故障で下り列車が1本運休、上り列車も広田駅で2本が並び、臨時快速は会津若松を発車できずに停まったままです。
 ようやく18分遅れぐらいで発車しましたが、こんどは日暮れになってしまいそうです。
 結局日が当たらないまま、磐梯町駅を発車して列車の音が近づいて来たその時、

 おおおぉぉ晴れてきたぁぁぁ。

 動画を撮ってる人も多いので、みんな歓声を押し殺して黙ってシャッターを切ります。
 以前だったら、通過した瞬間に「やったー」とか我慢しきれずに声を上げる早漏野郎がいましたが、今はほとんどいませんね、1人「あー白飛びしたー」と動画撮影後に声を上げてましたが、直前まで曇ってて急に晴れたので、マニュアル露光値を修正できなかったのでしょう。
 みんな清々しい気分で、「おー疲れ~っス!」と言いながら撤収、磐梯町駅へ戻る足取りも軽やか。

 磐梯町駅に帰ってきましたが、下り列車が運休したため会津若松には寄れず、仕方なく上りの郡山行きに乗車。

 . カシオペア撮影も絡めた大晦日
 大晦日は上りの〔カシオペア〕があるため、先週中止した栃木県内での撮影を朝一で行ってから、下りの会津のみ撮影して帰路に就くという1日になります。
 撮影場所が片岡-矢板間のため、福島県内で滞泊すると間に合わないため、宇都宮まで戻ってきて滞泊。翌朝宇都宮5:48発の2番電車で矢板へ向かいます。

 7:27 カシオペアが来ましたが、また自分がいる付近だけが晴れずに撃沈。ここは北斗星で一度撮っているので、カシオペアでリベンジ再訪するかどうか? 矢板駅に戻っても晴れて来なかったので、私が曇り男ではなかったようです。
 カシオペア1本だけ撮って急いで矢板駅へ戻ります。矢板8:08発の黒磯行に乗ると、郡山には9:58着となり、昨日も乗った9:40発の普通に間に合いません、1本後の10:45発の快速だと猪苗代駅からタクシーを使ってもぎりぎりの時間です。

 そこで出ました、伝家の宝刀新幹線。
 黒磯で乗り継いだ郡山行きの普通電車は新白河で新幹線の接続と貨物列車の通過待ちのために14分の停車時間があり、下りの〔やまびこ205号〕に7分で接続するため、急いで階段を上がって改札を出て、郡山までの新幹線の切符を買って乗車。これで磐越西線の普通列車に間に合います。新幹線は大晦日の朝の各停なのか意外と空いてました。

 撮影場所は悩みましたが、特撮の関係上、磐梯町-翁島のストレートは難しいし、帰りの時間の事もあるので、川桁で降りて磐梯山を入れたケツ打ち位置での撮影としました。

 駅の弧線橋から入線してくる上り列車を撮影。いい感じで晴れてます。天気予報は曇りのち雨だったのですが。

 撮影場所へ歩いているうちに、少し雲が掛かってきました。何とか晴れてくれよ。

 そして 11:55、こんどは静かに近づいてきました。私の他に男女3名のシャッター音もまばらで静かな撮影となりました。到着した時よりも雲は出てしまいましたが、まあまあの光線も出て合格圏内です。問題となってた郡山寄りのタイフォンカバーは安心して下さい、閉じてます。 でも上り列車では開いてたとか。

 . 帰りも飛び道具利用
 通常18きっぷで東北方面から乗り継いでくる場合、郡山12:45発の黒磯行きに乗らないと後々辛くなるのですが、今日は更に休日ダイヤなので、静岡県内のホームライナーも1本早いのに乗る必要があります。
 そこで、

 今回は郡山から一気に宇都宮まで新幹線で飛びます。
 これで今回は東北本線を大嫌いにしてくれる~糞電車の701系に一度も乗ることなく済みました。

 午前中に新白河→郡山間に乗った分と合わせて、約6千円近いプラス出費となりましたが、帰路で使う分は予め覚悟していましたが、午前中の新幹線代はカシオペアが撃沈した分だけ勿体無い気もします。

 郡山を出発してすぐ下に郡山斎場が見えます。もしかすると、石巻線で走っていたキハ40系?それとも只見線用の整備でしょうか?
 郡山→宇都宮はやまびこ140号でひと駅、僅か28分の移動です。

 宇都宮からは8分接続で東海道線直通小田原行きに乗ります。
 ここからはいつもの行程の1時間前のスジで鈍行乗り継ぎ旅、熱海まではグリーン車、沼津→豊橋は373系と、ほぼ静岡地獄を感じる事なく終わりましたが、雪の中で左足をひねったのと、重いリュック背負って2日間で16km歩くと、さすがに筋肉痛で元日の勤務がちょっと辛いです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする