3/2は丸1日雨予報だったので撮影には出掛けず、かねてから見に行く予定だった映画「めぐみへの誓い」を見るために名古屋駅の西側にある小さな劇場へ行きました。
.約40年ぶりに映画館へ
私は「だいたい映画なんてもんは、金払って見んでも、どーせ半年もすればテレビで流れるさ」という質なので、いわゆる人気映画というものをお金払ってざわざわ映画館へ観に行くような事はしていませんでした。最後に映画館で映画を観たのは高校2年の時で、これも学校からの団体鑑賞です。もう何の映画を観たのかさえ覚えていません。その1年前に同じく学校からの団体鑑賞で今は無き阪急三宮駅にあった(95年の震災で崩壊)阪急シネマで、「典子は今」が題名として覚えている作品になるので、それから数えると実に40年ぶりということになります。
1985年開催のつくば万博で3D映像やIMAXなどを観てからは、博覧会や展示会などで上映される類の先進技術の映像には興味があって、そういった出し物のような映像は観に行ったりしていましたが、一般の興行としての映画には興味はなかったので、映画館に足を運ぶことも無かったわけです。
若松監督が立ち上げた、51席しかない小さな映画館 紙の入場券類はなく、窓口で料金を払うと番号札を渡されて、番号順に館内に入る。
.動画サイトからの勧めで
この映画は大きなスポンサーが付いていないので、シネコンなどでの上映ができず、街の小さな映画館でしか上映されません。
内容はもちろん、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心として、拉致被害者3名の様子を証言や情報などを元に描いたもので、元々は舞台演劇として10年近く前から行われていたのですが、それを映画化することになり、2020年早春に秋田県を中心に撮影が行われていました。
私がよく見る香港華僑の許平和氏(音楽担当)の動画CHでそれを知り、クラファンなども受け付けていたのですが、本名は出したくないなぁと思って、どうしようかと思っているうちに気付いたら締切日を過ぎていて申し込みそびれてしまったのですが、実際に映画を見終わると、最後のエンドロールで、HNが何列か出ていたので、あーHNで良かったんや!と気付いても後の祭りでした。
.迫真の演技に納得
私があまり映画を観に行かないもう一つの要因として役者さんの撮影場の雰囲気や私生活などが頭に入ってしまうため、役に入り込むことができず、むしろ役者が演じないアニメーションなどの方が感情を移入できて感動するので、テレビで放映される時にはアニメーション映画を見たりしていたのですが、テレビ自体を見なくなってからはアニメーション映画すら見なくなりました。
この映画のトレーラーで横田滋さん役に原田大二郎が演じるシーンを予告で見た時は「大丈夫かなぁ?」と思っていたのですが、長年の舞台からの演技の続きで違和感なく見られました。そしてこの作品が映画としての遺作となった小松政夫演じる町工場の社長の哀愁ある雰囲気も全然違和感がない。
そして最も迫真の演技をしていたのが大鶴義丹演じる工作員。非常に説得力のある表現でした。
普段はどうせ日本の役者が演じる映画なんてはどうかなぁ?と思っていましたが、マスゴミなどによる大大的な前宣伝をされる事もないことで、逆に先入観もなく観れるからなのか、非常にストレートに受け入れられます。
なお後半に夢の中のシーンとして火事と殺りくの場面や、教会のシーンなど、ちょっと?な設定もありますが、ここだけ-10点ですかね。
.怒りがこみ上げる
この映画の終わりにはお決まりのエンドがなく、今日も署名の協力を訴えている家族会の様子のシーンで終わります。
やるせなさへの思いからか、後方の席ではすすり泣く観客も。
逆に私は ①北朝鮮への怒りと、②何もできない政府への怒り、③そしてその政府の邪魔をして北朝鮮を助けるゴミクズ野党どもへの怒り、④そして嘘の歴史を教えて日本人を騙す捏造マスゴミと左翼教師どもへの怒りが湧いて映画館を出ました。怒り耐性に弱い人が見るとちょっと刺激がきついかも。
但し、映画の中では政治色は一切排除されています。
これは変に政治的に訴えるよりも、逆に淡々と拉致事件と日本の置かれた状況を見せることで、見た人ひとりひとりに考えてもらおうという狙いかと思われます。
なので、それが故にこの映画に対する間違った解釈がされるリスクも負っています。
それは、日本と朝鮮半島との間の歴史の認識の違いです。いまだに朝鮮半島を日本が侵略して植民地にしたと刷り込まれている人が多いため、こういう人が見ると誤解しないかとも思いますが、誰にでもあろう、わが子が他人に奪われて帰ってこない状況はどういう思想の人であっても伝わるのではないでしょうか? これが理解できなければ人としてどうかということですね。
あまりネタバレな事は書くと営業妨害?になってしまうので、各シーンついては割愛しますが、
① ある程度の予備知識が無いと分からない所があります。特に短波放送「しおかぜ」のくだり。
② 戯曲を元に作られているので、シーンの中では若干?マークの付く箇所があります。
③ 政治的に「こうしろ!」という台詞がないので、各々で結論を考える必要があります。
これらの長短を差し引いても、純粋な家族の絆に訴えかける映画としては、非常に評価も高く、是非とも多くの人に観に行ってほしい映画ということで、記事にしました。
パンフレット(左)とチラシ(右)より
子役の坂上梨々愛ちゃんもドンピシャ(?)の年齢で、本当に愛らしい。彼女いや、彼女演じるめぐみちゃんを抱きしめたくなれば、あなたも日本人として合格です。
怒りがこみ上げた後は、その怒りをtwitterなどにぶつけて、メッセージとして発信しましょう。「この映画 絶対に観て!」と。
非常に重たい映画なのですが、野伏監督が「楽しんで観てください」と発しています。
公開は2/19~全国順次ということで、公開が5月頃になる県もあれば、京都など既に終了した所もあるので、公開情報を調べてお出掛けください。
.約40年ぶりに映画館へ
私は「だいたい映画なんてもんは、金払って見んでも、どーせ半年もすればテレビで流れるさ」という質なので、いわゆる人気映画というものをお金払ってざわざわ映画館へ観に行くような事はしていませんでした。最後に映画館で映画を観たのは高校2年の時で、これも学校からの団体鑑賞です。もう何の映画を観たのかさえ覚えていません。その1年前に同じく学校からの団体鑑賞で今は無き阪急三宮駅にあった(95年の震災で崩壊)阪急シネマで、「典子は今」が題名として覚えている作品になるので、それから数えると実に40年ぶりということになります。
1985年開催のつくば万博で3D映像やIMAXなどを観てからは、博覧会や展示会などで上映される類の先進技術の映像には興味があって、そういった出し物のような映像は観に行ったりしていましたが、一般の興行としての映画には興味はなかったので、映画館に足を運ぶことも無かったわけです。
若松監督が立ち上げた、51席しかない小さな映画館 紙の入場券類はなく、窓口で料金を払うと番号札を渡されて、番号順に館内に入る。
.動画サイトからの勧めで
この映画は大きなスポンサーが付いていないので、シネコンなどでの上映ができず、街の小さな映画館でしか上映されません。
内容はもちろん、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心として、拉致被害者3名の様子を証言や情報などを元に描いたもので、元々は舞台演劇として10年近く前から行われていたのですが、それを映画化することになり、2020年早春に秋田県を中心に撮影が行われていました。
私がよく見る香港華僑の許平和氏(音楽担当)の動画CHでそれを知り、クラファンなども受け付けていたのですが、本名は出したくないなぁと思って、どうしようかと思っているうちに気付いたら締切日を過ぎていて申し込みそびれてしまったのですが、実際に映画を見終わると、最後のエンドロールで、HNが何列か出ていたので、あーHNで良かったんや!と気付いても後の祭りでした。
.迫真の演技に納得
私があまり映画を観に行かないもう一つの要因として役者さんの撮影場の雰囲気や私生活などが頭に入ってしまうため、役に入り込むことができず、むしろ役者が演じないアニメーションなどの方が感情を移入できて感動するので、テレビで放映される時にはアニメーション映画を見たりしていたのですが、テレビ自体を見なくなってからはアニメーション映画すら見なくなりました。
この映画のトレーラーで横田滋さん役に原田大二郎が演じるシーンを予告で見た時は「大丈夫かなぁ?」と思っていたのですが、長年の舞台からの演技の続きで違和感なく見られました。そしてこの作品が映画としての遺作となった小松政夫演じる町工場の社長の哀愁ある雰囲気も全然違和感がない。
そして最も迫真の演技をしていたのが大鶴義丹演じる工作員。非常に説得力のある表現でした。
普段はどうせ日本の役者が演じる映画なんてはどうかなぁ?と思っていましたが、マスゴミなどによる大大的な前宣伝をされる事もないことで、逆に先入観もなく観れるからなのか、非常にストレートに受け入れられます。
なお後半に夢の中のシーンとして火事と殺りくの場面や、教会のシーンなど、ちょっと?な設定もありますが、ここだけ-10点ですかね。
.怒りがこみ上げる
この映画の終わりにはお決まりのエンドがなく、今日も署名の協力を訴えている家族会の様子のシーンで終わります。
やるせなさへの思いからか、後方の席ではすすり泣く観客も。
逆に私は ①北朝鮮への怒りと、②何もできない政府への怒り、③そしてその政府の邪魔をして北朝鮮を助けるゴミクズ野党どもへの怒り、④そして嘘の歴史を教えて日本人を騙す捏造マスゴミと左翼教師どもへの怒りが湧いて映画館を出ました。怒り耐性に弱い人が見るとちょっと刺激がきついかも。
但し、映画の中では政治色は一切排除されています。
これは変に政治的に訴えるよりも、逆に淡々と拉致事件と日本の置かれた状況を見せることで、見た人ひとりひとりに考えてもらおうという狙いかと思われます。
なので、それが故にこの映画に対する間違った解釈がされるリスクも負っています。
それは、日本と朝鮮半島との間の歴史の認識の違いです。いまだに朝鮮半島を日本が侵略して植民地にしたと刷り込まれている人が多いため、こういう人が見ると誤解しないかとも思いますが、誰にでもあろう、わが子が他人に奪われて帰ってこない状況はどういう思想の人であっても伝わるのではないでしょうか? これが理解できなければ人としてどうかということですね。
あまりネタバレな事は書くと営業妨害?になってしまうので、各シーンついては割愛しますが、
① ある程度の予備知識が無いと分からない所があります。特に短波放送「しおかぜ」のくだり。
② 戯曲を元に作られているので、シーンの中では若干?マークの付く箇所があります。
③ 政治的に「こうしろ!」という台詞がないので、各々で結論を考える必要があります。
これらの長短を差し引いても、純粋な家族の絆に訴えかける映画としては、非常に評価も高く、是非とも多くの人に観に行ってほしい映画ということで、記事にしました。
パンフレット(左)とチラシ(右)より
子役の坂上梨々愛ちゃんもドンピシャ(?)の年齢で、本当に愛らしい。彼女いや、彼女演じるめぐみちゃんを抱きしめたくなれば、あなたも日本人として合格です。
怒りがこみ上げた後は、その怒りをtwitterなどにぶつけて、メッセージとして発信しましょう。「この映画 絶対に観て!」と。
非常に重たい映画なのですが、野伏監督が「楽しんで観てください」と発しています。
公開は2/19~全国順次ということで、公開が5月頃になる県もあれば、京都など既に終了した所もあるので、公開情報を調べてお出掛けください。