六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

全部見たJR6社の社会人野球選手権(その2)

2024-11-10 | スポーツ

 連日の社会人野球日本選手権の観戦も中盤戦に入り、JR各社も毎日出場が続きますが、現地3日目は同じ日の第1試合と第2試合にそれぞれJR九州とJR北海道が出るので必見です。
 そして翌11/2は第1試合でJR東海が出るのですが、その日の夕方から当直勤務があるので、一旦家に帰って出勤し、翌11/3の第3試合にJR西日本が出ることから、当直明けで一旦家に帰って、また準備して大阪にやってくることになります。

 そのため11/1~3の3日間で愛知ー大阪間を1往復半することから、丁度週末の金~日の曜日となっているので、この近鉄週末フリーきっぷを購入しました。5,000円で名古屋ー大阪間に3回乗るので、2千円程度安く乗れます。

 JR九州 (11/1 第1試合 対バイタルネット)

 開門時刻の9時ちょうどに到着
 やっぱり朝の試合は人がいませんね。

 JR九州の横断幕は新幹線つばめをあしらったデザイン。
 〇〇市代表の文字が入ってないので都市対抗用の幕ではなく、選手権用に作ってるのかな?

 昨日のJR東日本同様に平日の朝の試合とあって、お客さんも少なく、取引先企業の来賓もないので、座席の囲い込みもなく、応援団のすぐ近くの席に座れました。ただ1席置いて右隣に何と元応援団長のOBが座られて、現役の応援団員が次々挨拶に来るまさかの展開に。
 試合中も私は拍手はするも声を出すと録画の音声に入るので、じっと黙ってカメラを回してたのですが、どこぞのプロ野球の私設応援団みたいに「声出せぇ!」なんて言われることなく、実に大人のたしなみです。これは他の企業の応援席でも同じで、迂闊に変な対応をしてそれが万一取引先企業の人だったりすると面倒な事になるので、お客さんに対しては絶対に応援の強要などはしません。ここが社会人らしいところです。
 これだけガラガラだと、応援団間近で終始カメラを構えてると目立ってしまうので度胸が要ります。

 こちらが配布された応援グッズ。
 JR6社の中で唯一マフラータオルを作ってないのが九州で、折るとハリセンになる赤い紙を掲げてマフラータオルの代わりにするようです。

 さて試合が始まり、男女の応援リーダー&チアがステージ上で交互に踊ります。
 チアの子は7人いましたが、常時踊ってるのは4人で、写真の一番右の子が博多車掌区代表として挨拶もしていました。

 そして得点圏にランナーが出るとチャンテの演奏と共にJR九州の旗を持っての応援に変わります。
 チャンテがなんとアフリカンシンフォニーという高校野球感満載でしたが、旗を持って歩く姿がまた可愛いのでおじさん歓喜。

 またバンドで特徴的なのが、キーボードを持ち込んいるところ。
 写真の一番左で座って演奏しているのがキーボードで、エレキベースはJR東海も持ち込んでいますが、キーボードを持ち込んでるのはJR6社では九州が唯一です。JR以外では西濃運輸やTDKなどもキーボードを持ち込んで演奏しています。

 そしてランナーが本塁に帰って得点が入ると、鉄道唱歌タイム。
 交互にステージに上がっていた男女両方のリーダーが上がって、鉄道唱歌に合わせてラインダンスを踊ります。この試合では大量10得点でしたので、応援団は大盛り上がりでした。

 お楽しみのイニング間の余興タイムですが、ロカビリー風だったりロックだったりと洋楽系の歌を多く出していました。
 相手の攻撃が3アウトチェンジになると、インスツルメントで社歌の浪漫鉄道が演奏されます。
 7回攻撃時には勿論全員起立で社歌斉唱。初めてですが、JR九州の社歌は鉄道ファンなら誰でも知ってるので私でも歌えます。

 9回表にダメ押しの4点を取って大量リードで試合終了。
 相手のバイタルネットにはちょっと可哀想な感じでした。新潟から大阪へ来るのは不便になったのでお客さんも少なめ。

 試合後には社長も出てきて口上。
 応援団員全員でお客さんにお礼の挨拶で閉場となりました。


 JR北海道 (11/1 第2試合 対JFE西日本)
 四国や北信越とともに出場枠が1つしかない北海道ですが、北ガス・千歳自衛隊など4チームの力が拮抗しているのか、割と代わりばんこでJR北海道も出てこれます。
 他のJR5社は給与も出る企業チームなのですが、北海道だけは給与が出ない有志によるクラブチームで運営されており、苦しい台所事情が伺えます。

 JR九州の試合を終えて外に出てきたら雨が降っていました。しかも結構列ができています。
 球場の屋根に沿ってレフト側まで列ができているので、昼食は買いに行けずに、そのまま列に並びます。

 13:20に開門となり、応援グッズを受取って中に入ります。
 JR北海道は有志が運営するクラブチームなのですが、しっかりマフラータオルの配布があります。どこぞの赤色の企業チームさん、見習ってほしいですね。無料とは言わないので有料でいいからJR全社揃って応援タオル出してほしいです。

 こういう時に限って、駅弁屋さんは閉まっていたので弁当が買えず、お昼に買ったのがこちら。
 JR北海道の緑色に合わせてコーディネートしてます。球場内は特別料金で、このセットで1,200円もします。

 こちらはJR北海道の横断幕
 これも「札幌市」と名前が無く色付きなので、都市対抗では使わない用ってところでしょうか。

 社歌斉唱 みんなで黄緑色のタオルを振ります。
 JR北海道の社歌を始めて聞いたのですが、楽曲のアレンジが丸々歌謡曲風で異色。この風景は必見です。
 遠く札幌から、しかも企業チームでないのでブラバン・チアの帯同もありません。

 待機中の応援リーダーですが、ぜひ背中にご注目。
 全体が北海道新幹線を彷彿させるこのデザインにH5系のシンボルマークが描かれています。格好いいですね。

 チア・ブラバン生演奏ともにないので、応援は録音音源に合わせて男性のリーダー4人が壇上で踊ります。
 それとお立ち台の前で司会の人のマイクパフォーマンスがありますが、これが結構名調子でした。

 そしてランナーが得点圏に進むと、リーダーが1人追加で壇上に上がって、J・R・北・海・道のプラカードを掲げてファンファーレに合わせます。チャンテは狙い撃ちで、得点時は社歌のサビアレンジ?な感じの曲でした。

 イニング間の余興タイムではジンギスカンの曲に合わせたタンバリン踊りを披露。
 北海道らしいですね。

 試合は意外とJR北海道が2点リードする形になり、もしかしたら、このまま勝っちゃうかな?と3塁側はかなり盛り上がったのですが、世の中そんなに甘くはありませんね。この後強豪のJFE西日本(今回は4強に残る)が終盤になって一気に逆転して、そのまま2-6で負けました。

 選手とスタンドが黄緑色で一体となった3時間でした。
 内地の強豪と当たるとお通夜モードになるかと思ってたのですが、全然盛り上がって楽しい応援席でした。

 残るはJR東海と西日本の2チーム。次の記事で書きます。
コメント
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