気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

アオサギ、巣作りを開始

2016年01月11日 | アオサギ
公園のアオサギたちが早くも繁殖行動を始めました。
年末年始には3月下旬から4月上旬並みの暖かさが観測された影響もあるのでしょうか。


昨年12月20日頃から、高い樹上に止まるアオサギたちの姿に気づきました。
オスが巣作りに適した条件の良い場所に陣取りを始めたようです。
(冒頭の画像のアオサギはまだ若鳥のようです。松の木に陣取ってみたものの、
巣作りに適さないと気づいたのか、数日後にはいなくなっていました)



クリスマス頃には、さかんに追いかけっこをするように飛び交う姿も。
つがい形成の初期に見られる求愛行動の一環だそうです。

5~6階建のビルほどの高さの大木の周りを大きなアオサギが何羽も飛び交う様は見応えがあります。
まるで恐竜映画で翼竜が登場するシーンのような迫力。
どれも不鮮明な写真ですが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか^^;




12月30日には、木の枝など巣材を運ぶ場面も。
アオサギほどの大きさになると一度に複数の巣材を運べるのですね。
巣作りに熟練したアオサギなのでしょうか。


鳴き声を頼りに樹上を探してみると、近い枝に2羽。カップル誕生でしょうか。
なんだか覗き見を咎められているような気分です・・・^^;


年が明けて10日経った最近の様子です。

遠くから見るとアオサギたちは木に止まっているだけにみえますが、
木の根元から覗いてみると、巣が形作られています。


下から見える巣をざっと数えても既に10以上は確認できました。
1羽でお留守番。


こちらは夫婦そろって。
クチバシが赤っぽく繁殖期の色に変わっているのがわかります。


こちらも2羽。胸元の飾り羽が見事です。



餌を探しに行く間、場所取りはどうするのだろう?と思っていましたが、
家主のいない小さな巣の土台が幾つも出来ていたので、それが目印になるのかもしれません。


似たような木が何本もあるのに、人気のある数本の木に集中しています。
その場所には、何か利点があるのでしょうね。
左の枝にカワウの姿も。ここはカワウたちのコロニーでもあります。


野鳥撮影を始めるきっかけになったのが、この公園のアオサギたちです。
ブログ開設時から、通年の観察を楽しみにしていました。

今週には氷点下の冷え込みがあるとの予報です。
アオサギたちの真冬の繁殖行動がどう進んでいくのか興味深いです。


アオサギ(青鷺)

アオサギの生態については、
アオサギを議論するページ」の記事を参考にさせて頂いています。
http://www.grey-heron.net/
札幌在住のまつさんが主宰するアオサギへの愛と知識が満載のHPです。

お正月企画・アオサギクイズやアオサギ属全11種の可愛らしいイラストカレンダーのダウンロードも楽しめます。
管理人のまつさん、いつもありがとうございます。







コメント (6)
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