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気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

蝶に救われた少年

2021年10月08日 | 花や昆虫 2020~

ひらりひらりと舞い飛ぶアサギマダラに たびたび出会うようになりました。

アサギマダラは日本列島を縦断し最長で2000キロメートルもの距離を旅します。

アサギマダラ「浅葱斑」の名は翅の青白い斑紋の色を伝統色で表しているそうです。


色彩図鑑 浅葱色
https://www.i-iro.com/dic/asagi-iro

わずか10cmほどのはかなげな蝶が 日本列島縦断の旅をするとは驚異的です。
どうやって方向を知るのでしょうか? ひとりぼっちで迷うことはないのでしょうか?
ひょっとしたら 人間の目には見えない「蝶の道」があるのでしょうか?
      謎は尽きません。



公園に咲くフジバカマで吸密するアサギマダラ






「蝶の道」と言う言葉で思い出すのは ある昆虫好きな少年の物語です。

日高 敏隆(ひだか としたか)さん 1930年生まれの動物行動学者 
日高さんは、小学生の頃から昆虫学者を志していましたが両親に理解されず、
当時通っていた尋常小学校の軍国主義のスパルタ教育に馴染めず不登校に陥り、
生きる目的を失いかけて一時期は自殺を考えるほど思いつめたことも。
担任教師が両親を説得して日高少年が昆虫学の道に進むことを承諾させるとともに、
自由な校風の国民学校に越境入学させたことで命を救われ 昆虫の研究に邁進していきます。

日高さんの名著『チョウはなぜ飛ぶか』をもとに構成されたNHKのドラマも鮮明に記憶に残っています。



ツマグロヒョウモン ♀


キタキチョウ(キチョウ)


●『チョウはなぜ飛ぶか』 岩波書店 岩波科学の本
https://www.iwanami.co.jp/book/b508147.html
「小学生のころ、ぼくはおもしろいことに気がついた。どうしてアゲハは同じ道を飛ぶんだろう?」
     少年はやがて研究者となりチョウの行動のふしぎを解きあかしていく・・・

●『チョウはなぜ飛ぶか』 本屋さんの推薦文
https://www.asahi.com/and/article/20200713/401546753/


◆驚異の飛翔2500キロ アサギマダラの神秘
 「八ケ岳の東から」八ヶ岳の麓のログハウスで暮らす管理人さんのHP 
  アサギマダラに関しても とても詳しい説明が載っています。
http://home.r07.itscom.net/miyazaki/zakki/asagimadara.html


最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (10)
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