いわしの鈍刀煮
今年も鈍刀煮を作ってみました。昔、旅をする武士の為に旅篭で焚き上げた鰯が、錆びた刀に似ていたことから鈍刀煮と呼ばれた。 作り方は、新鮮ないわしの頭と内臓、皮を取り除き醤油で、煮て、天日干しや乾燥機で3日間、黒くカタマリになったいわしを細かくほぐしてお茶漬けにすると大変美味しい。
① イワシ40gぐらい(20尾)を頭・腸を除いて洗い、生姜60gすりおろし・醤油200mℓ・酒300mℓ・梅干2~3個を加え火にかける。(圧力鍋なら20分)
② 煮たってからアクを取り除き、煮汁が少なくなるまで15分煮る。
③ ②を石油ストーブの前で1~2日、カリンカリンになるまで乾燥して出来上がり。
鈍刀煮は京都の老舗 『京の六味』で売っている。5本で1950円
イワシは栄養豊富で、ビタミンD・B2・DHA・EPAが含まれ生活習慣の予防に効果があるとか。イワシの種類と料理方法は下記のようなものがある。
*うるめいわし・・うるんだ大きい目・・まるぼ干し・みりん干・ぬた
*かた口いわし・・下顎が極端に短い・・ごまめ・だしじゃこ・アンチョビ
*まいわし・・体に7つの星の斑点がある・・体長により、小羽・中羽(めざし用)・大羽・・つみれ用・刺身・きすし・塩焼き
*へしこは、イワシを一旦塩漬けにしてから、糠で漬ける。
*保存はクッキングシートで包みラップをしておくと良い。
慶応年間、旅する武士の為に、旅篭で焚き上げた鰯が錆びた刀に似ていたことか「鈍刀煮」(いわし煮)と呼ばれるようになり、武士は,ほぐした鈍刀煮を印籠に入れて、携えたことから「印籠煮」とも言われるようになりました。
昨年の昨日のブログ
*銀杏の煮付け
先日、茶碗蒸し用に保存しておいた銀杏の中身が乾燥してしわしわになり、使えないので、水でふやかし煮付けました。銀杏の風味は充分あり美味しく食べられました。
① 銀杏の殻を取り除き、水に1夜浸けておく。
②鍋に①を入れ醤油・みりんで味付け煮て出来上あがり。