↑お正月のアレンジメント:アメリカ人の母と14才の娘さんの2人の作品
あるご縁をいただいて、今日は朝から
息子Tatsuroと一緒に麻布十番に住む
アメリカ人のお宅へ花をかかえて向かった。
六本木や赤坂、麻布十番界隈は
学校を卒業したばかりの20代の始め、
お花の学校に通う学費をかせぐために
アルバイトをしていた六本木交差点近くの花屋時代、
よく歩いて回った地域である。
当時はバブル真っ最中。
外国人のおうちに配達でお花を届けたり
生け込みをすることも多く、よく室内に通された。
20代そこそこの私が目にしたのは、
見たこともない部屋の数々だった。
都会のど真ん中、超高級住宅地なのに
外国さながらの広々とした間取り。
日本やアジアの調度品と、欧米のテクスチャーを
センスよく配置して上手にミックスさせた異空間。
そこはもはや、日本でも外国でもない独自の世界が
広がっていた。
それは、どこのお宅にいっても同じ雰囲気で
とても刺激的だった。
あれから25年ぶりの麻布在住外国人のお宅訪問。
(25年って四半世紀~>O<;(汗)ヤバぁー!
時の流れが速すぎる~!!!)
経済事情もすっかり変わり、
今ドキ事情はどうなっているんだろう?と
思って昨日の夜は超楽しみだった。
息子(Tatsuro):オレは超緊張してるよ~!
母(KAORU♪):えっ?なんで?
息子:だってちゃんと通訳できるか不安だよ~。
母:大丈夫、なんとかなるよ~♪(超能天気!)
そして、すこし迷いながらもようやくたどり着いた
広尾の有栖川公園と麻布十番の
中間地点のとあるマンション。
ピンポ~ン!とドアをあけると
そこには25年前と変わらない異空間が広がっていた。
**************************
なごやかな雰囲気の中、無事にお仕事を終えて
麻布十番駅に向かう途中歩きながらの親子の会話。
息子:いや~!今日は良かった!すごく勉強になったよ♪
母:え?どんなコトが?
息子:夫婦ふたりとも仕事も収入もすごいのに、
(ご主人から)電話あったとき、
最後に「愛してる」って言ってたんだよ。
母:わ~、そうだったの?知らなかったよ。
(っていうか早すぎて聞きとれてないだけ)
息子:英語だとそうなんだよな。
オレも向こう(オーストラリア)ではそうだった。
軽いんだよね、気持ちを伝えるのが。
なのに日本に帰ってくると、すぐもとに戻っちゃった。
オレも、もっと(愛を)軽く伝えよう!
母:そうだよね、日本だと“愛”っていうとどうしても重く
カンジちゃうのはなんでだろうね?
そんなつもりじゃないのに重く受け取っちゃたりね。
不思議だね。
**************************
家に戻ってからはこんなことも話していた。
息子:あのお母さん、お花を生け始める前にね、娘に
あなたはアーティストなんだから自由に作っていいのよ。
って言ってたんだ。
それってすごいよね!
(もちろん私は同じ空間にいたけど聞こえてません^^;b)
多感なTatsuroは、
本当にいい刺激をたくさん受けたようである。
**************************
暗闇坂を降りて、麻布十番商店街に着いたのは
遅いお昼を過ぎたころ。
母:なんか食べていく?
息子:ん~、でもバイトのテストがあるから勉強したいし時間ない。
母:あそ、せっかくの麻布十番でおいしいもの食べたいのに残念だけど、
じゃあ、しょうがないね。あれ?でもここは?
ランチメニューの看板を指差してはとりあえず聞いてみる。
あれこれ却下になったあと、もう少しで駅に着くから
やっぱりランチはいいね。とあきらめかけた時、
古そうな歴史のありそうなお店の前を通りすぎた。
息子:天丼、いいな。やっぱ食べたい。さっと食べてから行こうかな?
母:いいよ、そうする?うなぎもあるし、ココにしよう!
のれんをくぐって、店内に入ると
和食の料理人らしい白髪の職人さんぽいご主人が
カウンターに立っていた。
こんにちは。と声をかけたが、返事がない。
聞こえてなかったかな?
メニューを選んでおかみさんらしき人にオーダーして
それをおかみさんが店主に伝えると、
またまた返事がない。
あれ?もしかしたら声がでないのかもしれない。
あくまでもいいほうに考えたいタイプの私。
しばらくしたら、お得意さんらしきお客さんに
とても愛想のよい声で、ありがとうございました~!と
言っているので、あ、なんだ。声でるのね。と内心で思っていた。
残念ながらうなぎは売り切れ。
店内のテレビではワイドショーが流れていて、
天丼を食べながら、TATSUROとたわいもない話をして
ごちそうさまを言い、店をでた。
息子:う~ん、イマイチだったね。
母:ホントね!お店出たら私も言おうと思ってた。
「てんや」のほうがおいしいよね。
息子:うん、「てんや」のほうが安くて確実にうまい。
なんかちょっと残念だったよね。
母:ん~、もう少し甘みがほしいよね。
なにが足りないんだろ?しょうゆ?みりん?お酒?
そういう問題じゃないのかな?
「てんや」だってファーストフードだってコンビニだって
生き残りをかけて企業努力をしているよね。
そこには確実に「チカラ」が入っているもんね。
「チカラ」が足りないのかな~?
それとも「愛」が足りないのかも?
だってお母さんが作った方がおいしくない?
息子:おいしい!
母;おいしいもの食べたい!っていう「チカラ」が入っているからかな?
息子:それって「愛」でしょ!
母:そっかぁ~、「愛」か~。
**************************
「愛」にはいろんなカタチがあって
表現方法があって、さまざまな意味がある。
それをどうとらえて、感じ取って
自分のチカラに変換して生きていくのかは自分しだい。
人生を生きていく上で、誰でもがこのテーマを
追求し、探求し、真実を求め続けているのだと思う。
その奥深くて、とてつもない大きいテーマに
過去からずっと、そして今日も明日も向かっていくのだろう。
親子で「愛」について語ったり、考えたりした今日一日。
とてもよい時間を過ごせたことに、やっぱり感謝♪
あるご縁をいただいて、今日は朝から
息子Tatsuroと一緒に麻布十番に住む
アメリカ人のお宅へ花をかかえて向かった。
六本木や赤坂、麻布十番界隈は
学校を卒業したばかりの20代の始め、
お花の学校に通う学費をかせぐために
アルバイトをしていた六本木交差点近くの花屋時代、
よく歩いて回った地域である。
当時はバブル真っ最中。
外国人のおうちに配達でお花を届けたり
生け込みをすることも多く、よく室内に通された。
20代そこそこの私が目にしたのは、
見たこともない部屋の数々だった。
都会のど真ん中、超高級住宅地なのに
外国さながらの広々とした間取り。
日本やアジアの調度品と、欧米のテクスチャーを
センスよく配置して上手にミックスさせた異空間。
そこはもはや、日本でも外国でもない独自の世界が
広がっていた。
それは、どこのお宅にいっても同じ雰囲気で
とても刺激的だった。
あれから25年ぶりの麻布在住外国人のお宅訪問。
(25年って四半世紀~>O<;(汗)ヤバぁー!
時の流れが速すぎる~!!!)
経済事情もすっかり変わり、
今ドキ事情はどうなっているんだろう?と
思って昨日の夜は超楽しみだった。
息子(Tatsuro):オレは超緊張してるよ~!
母(KAORU♪):えっ?なんで?
息子:だってちゃんと通訳できるか不安だよ~。
母:大丈夫、なんとかなるよ~♪(超能天気!)
そして、すこし迷いながらもようやくたどり着いた
広尾の有栖川公園と麻布十番の
中間地点のとあるマンション。
ピンポ~ン!とドアをあけると
そこには25年前と変わらない異空間が広がっていた。
**************************
なごやかな雰囲気の中、無事にお仕事を終えて
麻布十番駅に向かう途中歩きながらの親子の会話。
息子:いや~!今日は良かった!すごく勉強になったよ♪
母:え?どんなコトが?
息子:夫婦ふたりとも仕事も収入もすごいのに、
(ご主人から)電話あったとき、
最後に「愛してる」って言ってたんだよ。
母:わ~、そうだったの?知らなかったよ。
(っていうか早すぎて聞きとれてないだけ)
息子:英語だとそうなんだよな。
オレも向こう(オーストラリア)ではそうだった。
軽いんだよね、気持ちを伝えるのが。
なのに日本に帰ってくると、すぐもとに戻っちゃった。
オレも、もっと(愛を)軽く伝えよう!
母:そうだよね、日本だと“愛”っていうとどうしても重く
カンジちゃうのはなんでだろうね?
そんなつもりじゃないのに重く受け取っちゃたりね。
不思議だね。
**************************
家に戻ってからはこんなことも話していた。
息子:あのお母さん、お花を生け始める前にね、娘に
あなたはアーティストなんだから自由に作っていいのよ。
って言ってたんだ。
それってすごいよね!
(もちろん私は同じ空間にいたけど聞こえてません^^;b)
多感なTatsuroは、
本当にいい刺激をたくさん受けたようである。
**************************
暗闇坂を降りて、麻布十番商店街に着いたのは
遅いお昼を過ぎたころ。
母:なんか食べていく?
息子:ん~、でもバイトのテストがあるから勉強したいし時間ない。
母:あそ、せっかくの麻布十番でおいしいもの食べたいのに残念だけど、
じゃあ、しょうがないね。あれ?でもここは?
ランチメニューの看板を指差してはとりあえず聞いてみる。
あれこれ却下になったあと、もう少しで駅に着くから
やっぱりランチはいいね。とあきらめかけた時、
古そうな歴史のありそうなお店の前を通りすぎた。
息子:天丼、いいな。やっぱ食べたい。さっと食べてから行こうかな?
母:いいよ、そうする?うなぎもあるし、ココにしよう!
のれんをくぐって、店内に入ると
和食の料理人らしい白髪の職人さんぽいご主人が
カウンターに立っていた。
こんにちは。と声をかけたが、返事がない。
聞こえてなかったかな?
メニューを選んでおかみさんらしき人にオーダーして
それをおかみさんが店主に伝えると、
またまた返事がない。
あれ?もしかしたら声がでないのかもしれない。
あくまでもいいほうに考えたいタイプの私。
しばらくしたら、お得意さんらしきお客さんに
とても愛想のよい声で、ありがとうございました~!と
言っているので、あ、なんだ。声でるのね。と内心で思っていた。
残念ながらうなぎは売り切れ。
店内のテレビではワイドショーが流れていて、
天丼を食べながら、TATSUROとたわいもない話をして
ごちそうさまを言い、店をでた。
息子:う~ん、イマイチだったね。
母:ホントね!お店出たら私も言おうと思ってた。
「てんや」のほうがおいしいよね。
息子:うん、「てんや」のほうが安くて確実にうまい。
なんかちょっと残念だったよね。
母:ん~、もう少し甘みがほしいよね。
なにが足りないんだろ?しょうゆ?みりん?お酒?
そういう問題じゃないのかな?
「てんや」だってファーストフードだってコンビニだって
生き残りをかけて企業努力をしているよね。
そこには確実に「チカラ」が入っているもんね。
「チカラ」が足りないのかな~?
それとも「愛」が足りないのかも?
だってお母さんが作った方がおいしくない?
息子:おいしい!
母;おいしいもの食べたい!っていう「チカラ」が入っているからかな?
息子:それって「愛」でしょ!
母:そっかぁ~、「愛」か~。
**************************
「愛」にはいろんなカタチがあって
表現方法があって、さまざまな意味がある。
それをどうとらえて、感じ取って
自分のチカラに変換して生きていくのかは自分しだい。
人生を生きていく上で、誰でもがこのテーマを
追求し、探求し、真実を求め続けているのだと思う。
その奥深くて、とてつもない大きいテーマに
過去からずっと、そして今日も明日も向かっていくのだろう。
親子で「愛」について語ったり、考えたりした今日一日。
とてもよい時間を過ごせたことに、やっぱり感謝♪