KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。
クリスマスイブは
マンハッタンのマリアのお家で
クリスマスパーティ♪
おうちシェフのLeoがイタリアンの
クリスマス料理 Seven kind of fish
(セブン カインド オブ フィッシュ)で、
7種類の魚介類を使ったクリスマスディナーを✨
そしてクリスマスは、
ペンシルバニアのカントリーハウスで♪
マーチェックはポーランド人。
バハールはイランから。
そして、
ニューヨーク生まれのイタリアン、リオと
日本からは私。
4か国それぞれの料理をおしゃべりしながら
キッチンで一緒に作ったクリスマスディナー✨
マーチェックは、ポーリッシュの
サバの燻製 「Mackerel smoked」を。
温めずに冷たいままの方が美味しいんだよ、と
開いて器に乗せて、Leek リーク(太ネギ)を
縦に割いてオリーブオイルをかけて オーブンで焼いたものと
フレッシュのラディッシュを添えたポーランド料理。
バハールは、ケールのサラダを。
ドレッシングがイランの味。
ヨーグルトと塩胡椒、そして
レモンとオリーブオイル。
リオは昨日の残りをもう一度味つけした
クラム(貝)とシュリンプのパスタ。イタリアの家庭の味。
そして、私。スープを作って!
というリクエストだったので、
ひとまず持ってきていた材料で
日本の料理じゃないけど、白菜やダイコン、
人参にエビを入れて、最後に溶き卵で仕上げる
“野菜たっぷり中華風スープ”
鶏ガラペーストとごま油で。
これは、息子が小さい時に
少しでも野菜を食べさせようと
豚汁に続きしょっちゅう作っていた
おうちごはんの味。
この卵はどうやったの?
あー!作り方見ていれば良かったわ!というバハール。
この“むら雲”と呼ばれるふわっと仕上げる卵は、
学生の頃に調理実習で習ったもの。
火加減やタイミングが必要で
テストにも出て来たりして。とはいえ、
日本人には特別な調理法ではないけれど、
こっちでは絶賛!(笑)
錦糸卵、むら雲スープ、だし巻き卵は
見なれなくて、とても興味深いらしい。
それぞれの国の料理を持ち寄って
クリスマスの思い出で盛り上がる。
マーチェックは、子どもの頃の
ポーランドでのクリスマス料理の話を聞かせてくれた。
クリスマスイブの5日前になると
生きたカープ(鯉)を親が市場から買ってきて、
バスタブに水を張りそのまま泳がせるのだそうだ。
だから、クリスマス前の5日間はお風呂に入れない。
子どもたちは泳ぐ姿が楽しくて
毎日風呂場に入りびたっては鯉を眺める。
そして、クリスマスイブの日、
親がハンマーを持って来てその鯉の頭を叩く。
それが子ども心に衝撃的でショックなんだそうだ。
そして、それをフライにするのが
メインディッシュ。
イタリアが7種類の魚だとすると
ポーランドは12種類の材料を
クリスマスイブに使うのだそうだ。
(12使徒にちなんだ数字なんだとか)
(どちらもカトリックの風習だそうで、地域によっても
また時代によっても異なると思う)
そしてクリスマスイブが明けると
ようやく赤身の肉を食べれるのだそうだ。
だからクリスマスイブはイタリアもポーランドも
(宗教的な慣習で)魚料理なのだ、という。
(ただ、トリノ出身のクラスメイトは
クリスマスに7種類の魚を食べる話は
知らないと言っていたので
北イタリアの山の方では違うのか、
はたまた宗派の違いか?
でも南イタリアのクラスメイトは、やはり知っていた。)
そして、イランのテヘラン出身の
バハールはアーティスト。
ニューヨークの大学でも教えているのだという。
彼女の作品を見せてもらったり
アートについてや、
イランと日本の風習の
共通点や欧米との違いやら、
さまざまな話で夜遅くまで盛り上がり
楽しい楽しいクリスマスに♪
2人、まるで姉妹みたいだったよ。
キミも(いつもほとんど黙ってるのに…
会話についていけないだけだけど…きのうは)
すっごく英語話しててビックリしたよ、と
今朝になってリオが笑う。
ステキなクリスマスの2日間を過ごし、
あと数日のんびりと
ホリディバケーションを
カントリーハウスで。