14年にわたって都知事をしてきた石原慎太郎氏が
新党を結成して、衆議院出馬を表明した。
<都知事の辞表も提出>
号外がでるぐらいの “実績ある名の知れた人” だけに、
今後の活動と舵取りには興味があるが・・・
御年 「80歳」 という年齢を考えると、すごい衝撃だ。
山中教授の研究が実用化されれば、人の平均寿命は
130歳ぐらいになる可能性を秘めているとはいえ、
まだ現在の状況では「驚くべき事実」である。
新しい門出にしては、高齢すぎるからだ。
「政治界らしい」と言えば、そのとおりなのだけれど、
新党結成となれば仕事のあり方も違う。
しかし、実際・・・
国民は、現在の政治に 辟易している。
期待していないし、詭弁とご都合主義には、もう
ニュースを観るのも嫌になるぐらいの現状だ。
二大政党と言われていても、その二つともに、
信頼が抱けない「現実」は、御年80歳の政治家を
ついに動かした。
中央集権の批判などを中心に、いろいろと持論を
展開したらしい。
「なんで俺がこんなことをしなくちゃいけないんだ。
若いやつ、しっかりしろよ!」
年齢を指摘したジャーナリストに向かって、
記者会見で語った言葉だが・・・
求心力のある政治家は、ほとんど浮かばないし、
官僚主義の流れを断ち切れる勇士もいない。
違憲だと分かっていても、変えられないことを、
国民はどのような想いで見守っていけばよいのか!
いらいらするだけなら、情報なんていらないと
思うのが、健康的な生き方だったりする。
政治は、大切なことなのに・・・
日本の中枢なのに・・・
「国」は信頼ができない。
国民の政治離れは、よくないことだけれど、
小泉劇場のようなブームも、振り返れば反省点が多い。
石原氏は、過激発言が多かったりした過去があり、
実行力と発想力の裏側に、潜んでいるかもしれない・・・
リスキーな「何か」を感じる。
今後の動向が、気になるところだ。
しかし、魅力がなく、実像が見えない現在の政治界には、
少なくとも影響をあたえてくれそうだ。
個人としては、やらないよりは、やるべきだと思うので、
後悔するよりも、実行してみるのがベターなのだろう。
そういう意味では、石原氏の気概を感じた。
応援できるか、意見に共感できるかは、あくまでも
別問題だけれど・・・。
くしくも、今日は、ドラフト会議の日。
新しい出発を踏み出すことになった若き獅子たちの人生が
決まった日・・・。
私も、少しだけ前進した日。
悪くはない日だったと思う・・・。