「 晴好雨奇 」

2012年10月28日 | 言葉 -

 
 「 雨 奇 晴 好 」 

  晴れても、雨でも、それなりに趣があるということ。

              <by 蘇軾 (そしょく;中国・宋の政治家&文学者)>


    「飲湖上初晴後雨」の「水光瀲灔(れんえん)として晴れて方(まさ)に好し、
     山色空濛(くうもう)として雨も亦(また)奇なり」 から





  蘇軾は、四川省の人で、唐宋八大家の一人である。
  詩や画や書にも、すぐれた人だったという。
  そういう文化的に素晴しい才能を発揮する人は、“達観している人”が多い。
  自分だけの都合で、物事を判断せず、自然の都合や地球の都合、はたまた、
  周囲の都合を加味して判断できる人だったのではないかと 想像する。

    

  蘇軾の出身地は、眉山(びざん)(四川省)らしいが、くしくも我が故郷・徳島にも
  眉山(びざん)という有名な小高い山がある。