「 雨 奇 晴 好 」
晴れても、雨でも、それなりに趣があるということ。
<by 蘇軾 (そしょく;中国・宋の政治家&文学者)>
「飲湖上初晴後雨」の「水光瀲灔(れんえん)として晴れて方(まさ)に好し、
山色空濛(くうもう)として雨も亦(また)奇なり」 から
蘇軾は、四川省の人で、唐宋八大家の一人である。
詩や画や書にも、すぐれた人だったという。
そういう文化的に素晴しい才能を発揮する人は、“達観している人”が多い。
自分だけの都合で、物事を判断せず、自然の都合や地球の都合、はたまた、
周囲の都合を加味して判断できる人だったのではないかと 想像する。
蘇軾の出身地は、眉山(びざん)(四川省)らしいが、くしくも我が故郷・徳島にも
眉山(びざん)という有名な小高い山がある。