冠雪した富士山を近場で眺めようと、河口湖に行くことにした。そして、湖面越しの富士山を愛でようと、地図とネットで念入りに調べて選んだのがKukunaホテル。現地に着いてみると、想像していた通りの壮大な景観で感動した。言葉で説明するより、写真をご覧いただきたい。
白雪が逆さに煌めく河口湖
太陽が沈むとき、中腹に光線の筋ができた。
朝6時半ごろ、にわかに水面に湯気が立ち始め、見る見る湖面を覆った。
陽光に輝く山頂
ところで、富士山周辺は海外からの観光客が多いとは聞いていたが、実際に訪れてみてアジア観光客が多いことに驚いた。河口湖駅から出発する観光バスに乗ったら、日本人は家内と私だけ。最初のバスには座席がなく次のバスに乗ったが、このバスもやはり満員になり、十人ぐらいは吊革につかまっていた。こんなに多くの外国人が富士山を目的にやってくるのは日本人として誇らしく、かれらが旅をエンジョイしてくれることを願う。
河口湖駅バス発着場の賑わい
さて、ホテルの大浴場での出来事を記しておきたい。午後4時ごろ、誰もいない大浴場の浴槽から壮大な富士山の景観をたっぷりと楽しみ、洗い場で体を洗ったあと浴漕に戻ったら、数人が浴槽に入っていた。洗い場と浴槽は分かれており、私が洗い場にいた間にはだれも洗い場に入ってこなかったから、この人たちはドアから浴槽に直行したことになる。
日本人ならまず洗い場で体を清めてから浴槽に入るから、この人たちは外国人に違いない。日本式マナーを知らないのはやむをえないが、こういう事態は当然予測できるはずで、ホテル側がチェックインの時に説明しておくべきである。こうした簡単なことを怠っていると、日本人客を失う結果になる。ホテルのためにも善処を期待する。