夏季オリンピックの東京以後の開催地がパリ(2014)とロサンゼルス(2028)に決まった。なぜ先走って2ヶ所を決めたかというと、カネがかかりすぎるということで、立候補する都市が減っているかららしい。委員会としては、立候補する都市がなくなって面子丸つぶれになることを恐れたのではないか。
それだったら、カネがかからぬ方法を考えるのが筋ではないのか。カネがかかるようになった理由はいろいろあるだろうが、素人考えでもわかることは、競技種目が増えたこと。種目が増えて、整備する必要がある競技施設・練習施設が増えた。そして、選手の宿泊施設を増設しなくてはならなくなった。これらがカネがかかる大きな理由だろう。
際限なく種目を増やした結果、ガキの遊びのような競技もオリンピック種目に加えられた。具体的には、サーフィン・スケートボード・スポーツクライミング・トランポリンなどである。
ゴルフはガキの遊びではないが、オリンピックに勝つことがゴルファーの最高の栄誉ではないことから、やめるべきである(最高栄誉はマスターズかUSオープンか)。同じ観点から、サッカーもやめたらどうか。World Cupがあれば十分だ。
経費削減という観点からいえば、団体競技はやめたらどうか。具体的には野球・バスケットボール・バレーボール・ビーチバレー・サッカー・ラグビーなど。
種目削減には猛烈な反対論があるだろうが、オリンピックが開催されないよりはましだ。パリ大会あたりから、規模縮小を始めるべきである。