このところ重い話題が続いたし、週末ということもあり、本日は軽めの話題を取り上げたい。
7月中旬、熱海伊豆山の空き家で、大麻(マリファナ)を栽培していたグループが逮捕された。容疑者は真鶴町在住の男性1名(32歳)、湯河原町在住の男性1名(24歳)、ほか1名(27歳)。
熱海伊豆山は、爺が住む湯河原から川を隔てた隣町であり、真鶴は東隣の町。日本有数の景勝地で起きたこの事件は地方新聞で報道され、のどかな田舎町がひっくり返るようなビッグニュースになった。
そもそも、大麻は繊維製品や医薬品の原料になるが、幻覚症状などの精神障害を引き起こすので、大麻規制法によって、無許可の栽培や所有が禁止されている。ちなみに、認可された大麻の主産地は栃木県。
疑問点は、なぜ容疑者が大麻の製造に手を染めるにいたったかである。もちろん、莫大な利益が見込めたからだろうが、商品をどのようにして売り捌くつもりだったのか。
一般的に麻薬は暴力団の資金源であり、その販売網は表社会に出てくることがない地下組織である。ところが、湯河原在住の容疑者の祖父は、爺も面識がある地域の名士であり、容疑者自身も正業についているから、地下組織とは縁がない(はずである)。真鶴在住の容疑者の父親も、噂では町の要職についているらしいから、同様である。
さて、厚生省の資料(下記)によれば、大麻所持で逮捕される人物の4割は20歳以下。となれば、20歳台前半の年代層も少なくとも4割程度であるはずで、残り2割弱が20歳台後半以上という推測が成り立つ。大麻に関するかぎり、圧倒的に若者の使用者が多い。一方、芸能人の大麻所持による逮捕が、しばしばマスコミの話題となる。
こうした事情から導かれる爺の推論は、大麻使用が人気芸能人の証(アカシ)であるかのごとく思い違いをした、いささかオツムの弱い若者が、容疑者たちのターゲットだった、ということである。それなら、大麻の流通ネットワークは暴力団には無関係で、ライブハウスとかディスコクラブなど若者が集まる場所が流通拠点だろう。
今回の検挙は氷山の一角であり、全国的に両親や祖父母の知らない世界があるのではないだろうか。その世界のアホな住民たちが、一刻も早く大麻の害に気づいてほしいが、それまではせめて3密にならないようにして、大麻を楽しむことを願う。(笑)
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