頑固爺の言いたい放題

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国会劇場を盛り上げる大スター

2020-03-03 17:23:02 | メモ帳

昨日(3月2日)、予算委員会の中継放送を見たら、立憲民主党の蓮舫議員が質問していた。

笑ったのは、彼女が「首相は(2月28日の談話で)国民の不安が解消されたと思いますか」と質問したこと。昨日、このブログの「新聞の役割」に書いたように、朝日新聞は「対応後手、不安ぬぐえず」と書いており、蓮舫氏の質問はこの朝日新聞の記事を下敷きにしていることが明らかだからである。

野党は朝日新聞や週刊文春の記事を主な材料として質問する。まるで、師匠の振り付け通りに踊る踊り子のようだ(笑)。

そもそも、この新型ウィルスは一見健康体に見える人から病原菌をうつされる可能性があり、誰が何と言おうが不安を払拭できるものではない。もし、不安を払拭できる人がいるとすれば、それは新興宗教の教祖ぐらいなものだろう(笑)。

首相はこれに対して、「むにゃむにゃ」と意味不明の返事をして切り抜けたが、なんとも後味が悪い場面だった。なお、この応答は今日の読売新聞の「国会論戦の詳報」では報じられていない。

無理難題の質問であることは、蓮舫氏は百も承知だろう。逆に、蓮舫氏に「国民の不安をぬぐいさるには、首相はどう言えばよかったのでしょうか」と聞いたら、答えられまい。

そのあと、蓮舫氏は「談話終了後の質疑応答の際、質問を中途で閉会にしたのは怪しからん。そのために、江川紹子さんは質問できなくなりました。首相はなぜそんなに早く帰りたかったのですか」と般若のような形相で首相を責め立てた。

だが、質問者はあらかじめ幹事の新聞社が割り振っているはずで、質疑応答はあらかじめ台本が出来ており、台本通りに進行することは蓮舫氏も知っているはずだ。質疑を打ち切ったのは司会役(新聞社の幹事)であり、首相が勝手に打ち切ったわけではない。さらに、質疑応答には時間制限があって当然だし、当日の質疑応答の時間は長くはなかったが、短かったわけでもない。したがって、蓮舫氏の非難は首相を貶めるためだったとしか思えない。

また、蓮舫氏は安倍政権がこの問題の対応が後手に回ったことも非難したが、つい1週間ほど前、蓮舫氏は新型ウィルスには触れず、質問時間の大部分を「桜」問題に費やした。彼女こそ「後手」に回ったのだが、それには気づいていないのか、それともとぼけているのか。

まったく嫌味な女性だが、いい仕事もした。それは、新型ウィルス感染症対策会議を欠席し、それぞれ別の会合に出席した小泉環境大臣、森法務大臣、荻生田文科大臣を謝罪させたこと。ご三方は、テレビ画面に向かって謝罪した屈辱を忘れず、今後の糧にしてもらいたい。

考えてみれば、蓮舫氏のような悪役がいるからこそ、国会中継が盛り上がり、面白くなる。頑固爺が国会中継を見るのも、彼女などの大スターが出演するからである(笑)。そういう観点では、得難い人材だと評価する。

 

 

 

 


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1 コメント

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同感です。 (cotton85)
2020-03-09 21:10:22
国民が不安かどうかは国民に聞くことで聞く相手が間違っているのでは。
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