Nikon D2Xを購入時に付属していたリチウムイオン電池(EN-EL4a)は劣化していて充電できない状態だった。殻割して保護回路をパスしての強制充電でも組電池3本のうちの1本が回復せず。このリチウムイオン電池は買うと意外に高くメーカー純製品の定価は19,800円もする。ロアジャパンなどのサード品でも底値で3,000円ほど。デジカメはバッテリーがないと話にならないので1個は新品を購入。手元にある劣化品をこのまま捨てるのはしのびない。そこで監視基板の活用を考えセル単体を裸で3本購入した。ものはサンヨー製。劣化した電池に溶接されたタブは丁寧に剥がして再利用。購入した電池の端子部に半田で移植する。長時間の高温半田作業はバッテリーの破壊につながる。130Wのコテで短時間勝負をかける。このとき半田を盛りすぎるとケースに収まらなくなるので注意。監視基板は電池のシリース接続以外にも個別の電池の状態監視や充電からかパラレル配線も必要となる。オリジナル通りに配線し組電池と基板を殻に戻す。先ずはメーカー純正の充電器(MH-21)にセットし電池との通信が正常に行われているを確認。次にカメラにセットしカメラ本体の起動を確認する。念のためカメラメニューからバッテリーチェックを呼び出す。充電は100%、劣化度0の表示に安堵する。暫くはフィールドテストで持ちをチェックするとしよう。と、ここまで得意げにバッテリーの改造加工の記事を書いてはみたがリチウムイオン電池は容量も大きい。扱いを誤ると火炎放射器になる恐れもある。決して真似はしないでください。良い子のお約束なのだ。
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