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昼休みに古書市を覘く。日頃はブックオフの100円コーナーばかり見ているので少し割高感がある。古い映画のパンフや戦後すぐの少年誌、科学雑誌などもあるがどれも値段が高い。好きなカラーブックスも見つけるが子供の頃所有していたものは隅から隅まで読んで覚えているので今更買ってもなあと思う。横浜の飲食店情報「横浜の味」も見つけるも既に44年前の情報だ。昔はインターネットも無く、こういうカラーブックスなどが貴重な情報源だった。なんとも大らかでゆったりとした時間の流れ。そんななか筑摩書房の「超芸術トマソン」赤瀬川原平 著を見つけ購入。この本が出版された大学時代は商業誌に漫画を描き、同人誌をこさえてはコミケに特撮大会、ダイコンにアジコン、ロリコンにマイコン。ナム・ジュン・パイクにサイバーパンク。ガイア仮説にトマソンとワクワクする日々を送っていた。その狂騒のまま今に至っている。気分は未だに当時のまま。なんだか夢現(ゆめうつつ)で一生が過ぎていく。随分と遊ばせてもらった。もう何時くたばっても悔いはない。
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