黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

お昼山のふもとの物語(沼田歴史資料館企画展「根利山」)

2021-04-08 19:39:25 | 北毛紀行

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出てお散歩してきました。

ひめちゃん、臨戦態勢です。

何かいたのかな?

 

あれ、もうダッチアイリスが咲いてる

ひめちゃんちにもあるはずだけど、まだ咲いていないよね。

たぶん、生き延びているはずですけど。

 

葛塚の桜は、ますます葉桜になってます。

りりしいひめちゃんです。

毛並みもいいし、体調いいみたいです。

アブラナをいっぱい食べている効果かも

 

 

 

我ふるさと・新田(新田郡)の老人達が「お昼山」と呼んでいる山があります。

正式名称はわからないそうです。

とがった二つの峯の間に縦に筋が出て、お昼がわかったそうです。

時計を持たずに畑に行っても、「お昼山に筋が出たからお昼だ」と、帰ったそうです。

地図を眺めたり、写真を見当したりすると、たぶん足尾山地の皇海山(すかいざん)だと思われます

 

その皇海山の麓に、40年間だけ存在した村「根利山」の企画展(沼田市立歴史資料館)がありました。

 

お昼山の画像はいっぱいあるはずですけど、いざとなるとなかなか見つかりません

昨日、白井宿に行く途中、国道17号線(白井付近)からのお昼山です。

新田から見るのと、そんなに形は変わりません。

白井宿からのお昼山です。

 

 

3月29日、初めて沼田市内の街中に駐車です。

立体駐車場隣の平面駐車場に入りました。

立体駐車場からは、資料館に連絡通路があるのですね。

 

平面から出て、平面を歩きます。

信号の角に、天王石(てんのうせき)があります。

天正18年、市場開設にあたり、午頭天王(ごずてんのう)を祀った所なのですね。

そのうち、遷座先の須賀神社にもお参りしましょう。

 

信号右手の建物に、沼田歴史資料館がありました。

同行したおじさんは、資料としてでていたこの本を手に取って見入ってしまいました。

今回の図録ではなく、平成15年に、水資源開発公団栗原川ダム調査所&利根村教育委員会が発行した冊子です。

 

『利根村誌』によると、群馬県と栃木県の県境をなす皇海山の南西麓の山中に、「根利山」と呼ばれる集落が開かれたのは明治31年(1898)である。近県近郷はもとより、遠く富山や山梨、岩手辺りからも多くの人びとがやって来て、大原生林におおわれた人跡未踏の地に分け入った。もちろんあてもなく山に入ったわけではない。この年、この山中に古河鉱業の「根利林業所」が開設されることになったからである。

 

足尾銅山に木材の供給地だったのです。

 

昭和14年(1919)、古河鉱業根利林業所は閉鎖された。理由は明快で、根利山の森林を伐採しつくしたからである。

たくさんの写真が当寺の「根利山」の様子を語ってます。

子供たちも大勢暮らしていたのです。

 

 

館内は写真撮影禁止でしたけど、貴重な冊子を手に入れました

あのお昼山の麓に、そんなすごい物語があったのです

そのうちに、皇海山の近くも訪問したいものです

 

 

コメント
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