これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ますのおすし

2011年06月19日 20時04分06秒 | エッセイ
「いかのおすし」という防犯標語がある。
 これは、子どもへの犯罪を、少しでも未然に防ごうとして、警視庁が考えたものだという。

「いか」行かない。
「の」乗らない。
「お」大声で叫ぶ。
「す」すぐ逃げる。
「し」知らせる。

 小学校などで、児童に繰り返し言い聞かせることによって、してはいけないこと、しなければいけないことの判断力が期待できそうだ。社会的弱者としての、子どもを守るために、役立ちそうな標語だと思う。

 一方、こちらは富山の友人から、「ますのおすし」をちょうだいした。
 地元でも評判の「さくら」ます寿しと、



 「花ます」である。



 わが家は、全員、ます寿しが好きなので、さっそく夕飯にいただいた。
 イチ押しは「さくら」だというので、まずはこちらから取り出す。



 美味しいものはあとで、という人もいるだろうが、私は逆だ。お腹が空いているときのほうが、より美味に感じられるのだから、何が何でも一番に食べたい。
 フタを開けて笹をめくると、サーモンピンクの色っぽい姿があらわれる。



「おおっ」と、家族からどよめきが上がる。
 八つ切りにすると、スイーツのようだ……。



「待て」ができない犬のように、私たちはます寿しに食らいついた。
 鱒に、ほどよく脂がのっており、身の味も濃い。すし飯との相性もよく、これが嫌いな人などいないだろういう、絶妙の味わいである。
「マジおいし~」と歓声が飛び交う。高齢で食の細い義母も、大喜びで食べていた。
 こうして「さくら」は、またたく間になくなった。
 次は「花ます」だ。



 こちらの鱒は、あっさりしていて大衆的だというが、これはこれで美味しい。
 昔、食べたます寿司を思い出し、懐かしい気持ちになった。

「ま」まあるい
「す」すがた
「の」のどから手が出る
「お」おいしさ
「す」好きなものを食べられる
「し」しあわせ
 
 ごちそうさまでした♪




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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (12)
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