先日、教え子のみぃ♪ちゃんが結婚式を挙げた。
お相手である新郎のタケちゃんは、うちの夫と同じ誕生日である。しかも、結婚式場も私と同じ。赤い糸ではなく、群青色かうぐいす色あたりで結ばれたお嬢さんの晴れ姿を楽しみに、身支度をした。
「さ、寒い!」
式場は暖かいとはいえ、そこにたどり着く前に凍死しそうな寒さだった。チャイナドレスをあきらめ、長袖のスーツに変更して家を出る。「根性なし」という言葉が浮かんできた。
「こんにちは~! お久しぶりですっ」
みぃ♪ちゃんの友達も教え子なので、いろいろな子たちが私に声をかけてくれた。昔に戻ったようで楽しい。
まずは、チャペルでの結婚式からだ。
キリスト教式のプログラムはこのようになっている。
純白のウエディングドレスに身を包んだみぃ♪ちゃんは、まぶしいほど美しかった。
次に披露宴。
高砂の座には、新郎新婦しかいない。私の時代には仲人がいて、4人で並ぶのが当然だったから、時代の移り変わりを実感する。仲人の代わりに、新郎が自ら挨拶して宴が始まった。
この式場の厨房では、夫となるタケちゃんの親戚が働いているそうだ。豪華な中華料理が続々と出てきて驚いた。
特製フカヒレ姿煮オイスターソース煮込みと鮑の柔らか煮 温野菜添え
鮃(ひらめ)と海鮮二種盛り中華風サラダ造り特製ソース
広東風牛フィレ肉のステーキと海鮮多種合わせ焼き温野菜添え
海老の塩味炒めとタラバ蟹のウニ衣フリッター添え
カニ玉子入りフカヒレあんかけの特製チャーハン ウニ添え
うま~ッ!!
デザート
私のときも、式場の食事は美味しかったし、今回も花丸である。両家からのもてなしの気持ちが伝わってきて、ありがたいと感じた。
ちなみに、ウエディングケーキも凝っている。野球命のタケちゃんに、フルート奏者のみぃ♪ちゃんだから、こんなに微笑ましいデザインとなっていた。
「笹木様、新郎新婦様お色直しのあとスピーチとなりますので、ご用意をお願いいたします」
「は、はいっ」
司会の女性に予告され、心の準備に取りかかった。食べてばかりではいけない。私も2人に、お祝いの言葉を考えてきたのだ。練習する時間がなかったので、上手に言える自信はないが、きっと気持ちは伝わる。
深紅のドレスに着替えたみぃ♪ちゃんが、タケちゃんと仲よく入場してきた。あでやか、のひと言に尽きる。各テーブルで記念撮影をしたあと着席すると、いよいよ私の出番だ。
「ただいまご紹介にあずかりました、笹木と申します」
「ザワザワザワ~」
「…………」
中盤でのスピーチは騒がしい。お酒が回り、会話も弾む頃合いだから、これが普通であろう。かえって、シーンとされていたほうが緊張するものだ。新郎新婦とご親族は聞いてくれるだろうと思いながら、短いスピーチを終えた。
それにしても、盛り上がった披露宴だった。新郎の両親にインタビューしたDVDは笑えたし、新婦と仲間のフルート演奏は素晴らしかった。あっという間に2時間半の披露宴がお開きとなり、式場をあとにした。
余談だが、久しぶりに祝儀袋を買いに行ったら、カラフルなものが多くてビックリした。チェック柄やレース仕立ての袋もあったが、私が選んだのはこれである。
富士山~!
老後は富士山のふもとに引っ越したいくらい、私はこの山が好きだ。
若い2人には、山あり谷ありの毎日が待っていることだろう。
でも、その山はきっと富士山である。試練を乗り越えたあとは、その雄姿を現して、勇気やパワーを与えてくれるに違いない。つらいこと、厳しいことがあっても、逃げずに立ち向かっていってほしい。
どうか、お幸せに。
読者のみなさまへ。
今回は、600回目の記念更新となります。
足かけ5年半、おつきあいくださり、ありがとうございました。
また、記念更新に相応しい大ネタを提供してくださった、みぃ♪ちゃん、タケちゃんご夫婦にも御礼申し上げます。
これからもよろしくお願いいたします。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
お相手である新郎のタケちゃんは、うちの夫と同じ誕生日である。しかも、結婚式場も私と同じ。赤い糸ではなく、群青色かうぐいす色あたりで結ばれたお嬢さんの晴れ姿を楽しみに、身支度をした。
「さ、寒い!」
式場は暖かいとはいえ、そこにたどり着く前に凍死しそうな寒さだった。チャイナドレスをあきらめ、長袖のスーツに変更して家を出る。「根性なし」という言葉が浮かんできた。
「こんにちは~! お久しぶりですっ」
みぃ♪ちゃんの友達も教え子なので、いろいろな子たちが私に声をかけてくれた。昔に戻ったようで楽しい。
まずは、チャペルでの結婚式からだ。
キリスト教式のプログラムはこのようになっている。
純白のウエディングドレスに身を包んだみぃ♪ちゃんは、まぶしいほど美しかった。
次に披露宴。
高砂の座には、新郎新婦しかいない。私の時代には仲人がいて、4人で並ぶのが当然だったから、時代の移り変わりを実感する。仲人の代わりに、新郎が自ら挨拶して宴が始まった。
この式場の厨房では、夫となるタケちゃんの親戚が働いているそうだ。豪華な中華料理が続々と出てきて驚いた。
特製フカヒレ姿煮オイスターソース煮込みと鮑の柔らか煮 温野菜添え
鮃(ひらめ)と海鮮二種盛り中華風サラダ造り特製ソース
広東風牛フィレ肉のステーキと海鮮多種合わせ焼き温野菜添え
海老の塩味炒めとタラバ蟹のウニ衣フリッター添え
カニ玉子入りフカヒレあんかけの特製チャーハン ウニ添え
うま~ッ!!
デザート
私のときも、式場の食事は美味しかったし、今回も花丸である。両家からのもてなしの気持ちが伝わってきて、ありがたいと感じた。
ちなみに、ウエディングケーキも凝っている。野球命のタケちゃんに、フルート奏者のみぃ♪ちゃんだから、こんなに微笑ましいデザインとなっていた。
「笹木様、新郎新婦様お色直しのあとスピーチとなりますので、ご用意をお願いいたします」
「は、はいっ」
司会の女性に予告され、心の準備に取りかかった。食べてばかりではいけない。私も2人に、お祝いの言葉を考えてきたのだ。練習する時間がなかったので、上手に言える自信はないが、きっと気持ちは伝わる。
深紅のドレスに着替えたみぃ♪ちゃんが、タケちゃんと仲よく入場してきた。あでやか、のひと言に尽きる。各テーブルで記念撮影をしたあと着席すると、いよいよ私の出番だ。
「ただいまご紹介にあずかりました、笹木と申します」
「ザワザワザワ~」
「…………」
中盤でのスピーチは騒がしい。お酒が回り、会話も弾む頃合いだから、これが普通であろう。かえって、シーンとされていたほうが緊張するものだ。新郎新婦とご親族は聞いてくれるだろうと思いながら、短いスピーチを終えた。
それにしても、盛り上がった披露宴だった。新郎の両親にインタビューしたDVDは笑えたし、新婦と仲間のフルート演奏は素晴らしかった。あっという間に2時間半の披露宴がお開きとなり、式場をあとにした。
余談だが、久しぶりに祝儀袋を買いに行ったら、カラフルなものが多くてビックリした。チェック柄やレース仕立ての袋もあったが、私が選んだのはこれである。
富士山~!
老後は富士山のふもとに引っ越したいくらい、私はこの山が好きだ。
若い2人には、山あり谷ありの毎日が待っていることだろう。
でも、その山はきっと富士山である。試練を乗り越えたあとは、その雄姿を現して、勇気やパワーを与えてくれるに違いない。つらいこと、厳しいことがあっても、逃げずに立ち向かっていってほしい。
どうか、お幸せに。
読者のみなさまへ。
今回は、600回目の記念更新となります。
足かけ5年半、おつきあいくださり、ありがとうございました。
また、記念更新に相応しい大ネタを提供してくださった、みぃ♪ちゃん、タケちゃんご夫婦にも御礼申し上げます。
これからもよろしくお願いいたします。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)