年末に宣言した通り、東京国立博物館(以下トーハク)に行ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f0/f673f3a8c296f1a2af0f382a7e34fa7b.jpg)
「博物館に初もうで」の企画は1月2日から12日まで開催されているが、和太鼓や獅子舞などの新春イベントがあるのは2日、3日だけ。どうせなら、そこを狙いたい。ホームページをチェックしていたら、高3の娘がのぞきこんできた。
「3日ならミキも暇だから、一緒に行かれるよ」
「じゃあ3日ね」
トーハクに行くときは特別展開催時ばかりだ。今回は総合文化展なので新たな発見があった。
「え? 高校生以下無料?」
まず、料金が全然違う。一般は620円だが、「子どもといっしょ割引」なるものがあり、私も520円で入館できた。これはお得だ。
それから、写真撮影ができることにも驚いた。中には撮影禁止の展示物もあるが、特別展では一切できないことを考えると感動ものである。
早速、気に入った展示物を撮ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/6c/77b81a3826c900676b05d60d73c811f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/cd/83149add16d6e6ca91ba6b114059a168.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/75/1f76a61ab800f104a99493f859df9e61.jpg)
「お母さん、そろそろ獅子舞だよ」
「あっ、本当だ」
展示物もいいけれど、本日のメインは獅子舞なのだ。早めに、本館前のステージに行かねば。
この日、見事な舞で観客を楽しませてくれたのは、東都葛西囃子睦会というところらしい。獅子のお面をかぶっていたのは、意外にも女性であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/28/1937504de5b5508f8765753084f70498.jpg)
みかんを食べ、皮をペッと吐き出したところでおしまいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/01/3b9188b052574dec164ce78831b02b0f.jpg)
続いて、恵比須さまの舞と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/64/bbd705cc1b0414b20da467afc99d132c.jpg)
大黒さまの舞も見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4d/165bc71ce59fca5255612cf164502c03.jpg)
その後、獅子舞が2体に増えて、観客席まで下りてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8c/c48828ba0dd952c9069b14e15dd0c044.jpg)
獅子舞に噛んでもらうと、その年は無病息災で過ごせると言われているので、ギャラリーは大喜びだ。たちまち人垣ができる。
「わあ~っ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f4/e260d9669b75c10f12436185e5868f6a.jpg)
私たち親子も獅子舞の近くに行き、頭を下げる。「パックン」という木の音が聞こえ、かすかな風を感じた。これで、今年は病気をせず頑張れるに違いない。
ほのぼのとした雰囲気の中、男児の泣き声が聞こえてきた。
「ほら、〇〇くん、獅子舞に噛んでもらおうね」
「イヤだっ、怖い、怖い~!」
若い母親が、未就学の男児を抱いて獅子舞に突進する。子どもは逃げたくて仕方ないのに、自分の力ではどうすることもできない。目を剥き、手足をバタバタさせて抵抗する様子に、観客から笑いが起きた。
ついに、獅子舞の近くまで来てしまったとき、ひときわ大きな叫び声をあげる。
「わああああーーーー」
「あはははは」
必死な子どもに、笑う大人。のどかな新年である。
獅子舞のあとは昼食だ。だが、レストランには長蛇の列ができている。名前と人数を書いたあと、待ち時間を利用して本館の1階に行った。そこには、私の大好きな仏像がたくさん並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ca/2beae16c34f330c3ed80ad412ad7be86.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/7b/bf9a7be9e5809bed007d721a14e60607.jpg)
日本刀も美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bd/ea95f8ed03868f7e52b5a9e6a0cc12ca.jpg)
「お母さん、20分経ったよ。もう呼ばれちゃったかも」
「そうだね、そろそろ戻ろう」
レストランに戻ると、「お名前をお呼びしたときご不在の場合は、キャンセルとさせていただきます」との文字が見えた。おやおやと焦ったとき、ウエイターの声が響いた。
「ササキサキさま2名様、いらっしゃいますか?」
「はいはいっ!」
なんと、ジャストミート!
2015年が、実に気分よくスタートした。
上野公園も、水が躍っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/b1/5a0b804a5546dc62adbd748ddb6d43ff.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/18/b2b19eb2db2595e3407c99e2498c999f.png)
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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「博物館に初もうで」の企画は1月2日から12日まで開催されているが、和太鼓や獅子舞などの新春イベントがあるのは2日、3日だけ。どうせなら、そこを狙いたい。ホームページをチェックしていたら、高3の娘がのぞきこんできた。
「3日ならミキも暇だから、一緒に行かれるよ」
「じゃあ3日ね」
トーハクに行くときは特別展開催時ばかりだ。今回は総合文化展なので新たな発見があった。
「え? 高校生以下無料?」
まず、料金が全然違う。一般は620円だが、「子どもといっしょ割引」なるものがあり、私も520円で入館できた。これはお得だ。
それから、写真撮影ができることにも驚いた。中には撮影禁止の展示物もあるが、特別展では一切できないことを考えると感動ものである。
早速、気に入った展示物を撮ってみた。
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「お母さん、そろそろ獅子舞だよ」
「あっ、本当だ」
展示物もいいけれど、本日のメインは獅子舞なのだ。早めに、本館前のステージに行かねば。
この日、見事な舞で観客を楽しませてくれたのは、東都葛西囃子睦会というところらしい。獅子のお面をかぶっていたのは、意外にも女性であった。
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みかんを食べ、皮をペッと吐き出したところでおしまいだ。
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続いて、恵比須さまの舞と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/64/bbd705cc1b0414b20da467afc99d132c.jpg)
大黒さまの舞も見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4d/165bc71ce59fca5255612cf164502c03.jpg)
その後、獅子舞が2体に増えて、観客席まで下りてきた。
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獅子舞に噛んでもらうと、その年は無病息災で過ごせると言われているので、ギャラリーは大喜びだ。たちまち人垣ができる。
「わあ~っ」
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私たち親子も獅子舞の近くに行き、頭を下げる。「パックン」という木の音が聞こえ、かすかな風を感じた。これで、今年は病気をせず頑張れるに違いない。
ほのぼのとした雰囲気の中、男児の泣き声が聞こえてきた。
「ほら、〇〇くん、獅子舞に噛んでもらおうね」
「イヤだっ、怖い、怖い~!」
若い母親が、未就学の男児を抱いて獅子舞に突進する。子どもは逃げたくて仕方ないのに、自分の力ではどうすることもできない。目を剥き、手足をバタバタさせて抵抗する様子に、観客から笑いが起きた。
ついに、獅子舞の近くまで来てしまったとき、ひときわ大きな叫び声をあげる。
「わああああーーーー」
「あはははは」
必死な子どもに、笑う大人。のどかな新年である。
獅子舞のあとは昼食だ。だが、レストランには長蛇の列ができている。名前と人数を書いたあと、待ち時間を利用して本館の1階に行った。そこには、私の大好きな仏像がたくさん並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ca/2beae16c34f330c3ed80ad412ad7be86.jpg)
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日本刀も美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bd/ea95f8ed03868f7e52b5a9e6a0cc12ca.jpg)
「お母さん、20分経ったよ。もう呼ばれちゃったかも」
「そうだね、そろそろ戻ろう」
レストランに戻ると、「お名前をお呼びしたときご不在の場合は、キャンセルとさせていただきます」との文字が見えた。おやおやと焦ったとき、ウエイターの声が響いた。
「ササキサキさま2名様、いらっしゃいますか?」
「はいはいっ!」
なんと、ジャストミート!
2015年が、実に気分よくスタートした。
上野公園も、水が躍っている。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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