アンチエイジングのカリスマ、ドクター南雲に刺激され、玄米を食べてみようと思った。
真似すれば、同じように若返るとは限らないのに、現金なものだ。
「えーと、無農薬のを選ぶのね」
生協で、それらしい商品を購入する。
外袋の説明を読むと、玄米は8時間ほど水に浸しておくものらしい。急に「さあ、今から玄米を炊こう」という無計画なひらめきがあったとしても我慢せねば。用意周到ではない私も、この日は研いだ玄米をひと晩置いて待った。
翌朝、吸水した玄米を炊飯器に移す。水加減は精白米よりも多め。炊飯器の内釜に、玄米用の目盛があったので助かった。
たしか、平成2年に購入した炊飯器には、こんな目盛はなかったはずだ。「おかゆ」や「麦めし」の表示もあり、食生活の多様性を感じた。
炊飯モードも、「炊き込み」「おこわ」「雑穀」など多種類ある。ここから「玄米」を選べば、あとは炊き上がりを待つだけのお手軽さであった。
炊飯中に、玄米の外袋をあらためて見たら「塩少々を入れて炊く」と書いてあった。完全に手遅れである。見なかったことにしよう。
「ピー、ピー、ピー」
炊飯器のアラームがけたたましく鳴り、「炊いてやったんだぞ」とアピールしてくる。
「はいはい」
フタを開けると、炊き立てご飯のよい香りが、ふわっと広がってきた。さすがは炊飯器くん、やってくれるじゃないか。
これを茶碗によそい、まずは何もかけずに食べてみた。
「美味しーい!」
よく聞く「クセがあって食べにくい」との声はあてはまらない。雑穀米が好きな人には理解できると思うが、一粒一粒にモチモチ感があるし、精白米とは違った甘さがあって、かなりいい感じ。何より、血糖値の上昇がゆるやかになる点が安心だから、バクバク食べてしまい、あっという間になくなった。
「あー、食べた、食べた」
すっかり満足して、のんびりと休日を満喫する。平日は時間に追われていても、週末はダラダラと好きなように過ごせるから心が休まる。夕方ごろだったろうか、時間を浪費し、座布団に寝転んで本を読んでいたら、急にお腹が痛くなった。
「いてててて、何だろう」
トイレに行って何とか回復した。玄米はよく噛まないと、下痢や腹痛の原因になるのだとか。
「がっつき過ぎたかな」
初心者であることを思い出し、反省する。
次は気をつけよう。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
真似すれば、同じように若返るとは限らないのに、現金なものだ。
「えーと、無農薬のを選ぶのね」
生協で、それらしい商品を購入する。
外袋の説明を読むと、玄米は8時間ほど水に浸しておくものらしい。急に「さあ、今から玄米を炊こう」という無計画なひらめきがあったとしても我慢せねば。用意周到ではない私も、この日は研いだ玄米をひと晩置いて待った。
翌朝、吸水した玄米を炊飯器に移す。水加減は精白米よりも多め。炊飯器の内釜に、玄米用の目盛があったので助かった。
たしか、平成2年に購入した炊飯器には、こんな目盛はなかったはずだ。「おかゆ」や「麦めし」の表示もあり、食生活の多様性を感じた。
炊飯モードも、「炊き込み」「おこわ」「雑穀」など多種類ある。ここから「玄米」を選べば、あとは炊き上がりを待つだけのお手軽さであった。
炊飯中に、玄米の外袋をあらためて見たら「塩少々を入れて炊く」と書いてあった。完全に手遅れである。見なかったことにしよう。
「ピー、ピー、ピー」
炊飯器のアラームがけたたましく鳴り、「炊いてやったんだぞ」とアピールしてくる。
「はいはい」
フタを開けると、炊き立てご飯のよい香りが、ふわっと広がってきた。さすがは炊飯器くん、やってくれるじゃないか。
これを茶碗によそい、まずは何もかけずに食べてみた。
「美味しーい!」
よく聞く「クセがあって食べにくい」との声はあてはまらない。雑穀米が好きな人には理解できると思うが、一粒一粒にモチモチ感があるし、精白米とは違った甘さがあって、かなりいい感じ。何より、血糖値の上昇がゆるやかになる点が安心だから、バクバク食べてしまい、あっという間になくなった。
「あー、食べた、食べた」
すっかり満足して、のんびりと休日を満喫する。平日は時間に追われていても、週末はダラダラと好きなように過ごせるから心が休まる。夕方ごろだったろうか、時間を浪費し、座布団に寝転んで本を読んでいたら、急にお腹が痛くなった。
「いてててて、何だろう」
トイレに行って何とか回復した。玄米はよく噛まないと、下痢や腹痛の原因になるのだとか。
「がっつき過ぎたかな」
初心者であることを思い出し、反省する。
次は気をつけよう。
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
年配の方は嫌がるでしょうね。
うちの父も文句を言いそうです。
戦中、戦後の食糧難を経験した方は特に。
古代米は美味だと思います。
現代人の好みにアレンジしているのでしょうね。
古代人こそグルメだったりして。
以前からトライしたかったのですが、
家族が食べたくなくて↓
では麦を混ぜて炊く、もNGで、
時々麦だけ炊いては、1人で食べてます。
古代米、お店で食べたことあります。
色が付いているせいか元々か、
美味しいと思いました。
麦飯だったら、お腹を傷める心配がないのに。
食べ慣れないうちは、玄米とのつき合い方を考えないといけませんね。
まあ、いずれは慣れると思いますが。
古代米というものも好きです。
でも健康にいいから食べてみたいです。
最近の炊飯器は雑穀まで炊けるから便利ですね。
なんと、すでに白米とおさらばしていましたか。
カレーなどに雑穀米は……躊躇しちゃいますねぇ。
とろろをかけて食べたのがいけなかった気がします。
十分噛まないうちに、つるっと食道に流れて行きました。
昆布のおにぎりにしたときは、よく噛み、トラブルなしだったのに。
まったく恋しくもないし、それが普通と思ってしまっている今日この頃です~
慣れるまでお腹は大切に~